NetEase GamesとMarvel Gamesが2024年12月6日に配信を予定しているF2P対戦シューター『Marvel Rivals(マーベル・ライバルズ)』。本作は、マーベルマルチバースの世界観を舞台に繰り広げられる、6対6のPvPチームシューティングゲームです。アイアンマン、キャプテンアメリカ、スパイダーマンなどのマーベルおなじみのヒーローのみならず、ヴェノム、ロキ、ヘラなどのヴィランたちも登場する、まさしくマーベルのオールスターゲームとなっています。
本稿では、「渋谷ソラスタコンファレンス」で行われたメディア向け先行体験会と、クリエイティブ・ディレクターの陳光昀(チン・コウイン)氏、アート・ディレクターのDino 馬(ディーノ・マ)氏、コミックアーティストの桃桃子(Peach Momoko)氏による登壇者プレゼンの模様をお届けします。
◆マーベルキャラクターの個性が詰まったロールと戦術にも大きな影響を及ぼす破壊表現が魅力
本作では、自分好みのキャラクターの中から6体一チームを構成していきます。サービス開始当初から使用できるキャラクターは総勢20以上。それぞれのキャラクターには、高いヘルスと味方を保護する能力に長けるヴァンガード、高いダメージと敵陣をかき乱すことが可能なデュエリスト、味方のサポートを担うストラテジストの3つのロール(役割)が割り当てられています。
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それら3つのロールをうまく組み合わせてチームを構成し、ロールごとに連携をとりつつ戦っていくのが基本となります。先行体験会で遊んだ範囲だと、ロールの割合は2・2・2が最も安定して戦えた印象でした。
ゲームに慣れない初心者のうちは、前線で生存しているだけで、味方に貢献できるヴァンガードがおすすめ。一方、デュエリストとストラテジストは、ヴァンガードに比べると体力も低く、求められる技術も多く難易度が高いロールです。
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本作最大の特徴と言えば、やはりマーベルキャラクターたちの存在。その特徴をより魅力的にしているのが、特定のヒーローを同時にチームに組み込むことで獲得できる連携ボーナスでしょう。
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例えば、パニッシャーとロケットを同時にピックすることで、段数が無限となり連射速度も上昇させることができるバフエリアを設置できるようになるなど連携ボーナスは非常に強力。チーム構成を考える際には、単にキャラ性能で選ぶのではなく連携ボーナスを加味することも必要でしょう。
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本作では、破壊表現にも力を入れて制作されているとのこと。本作の建築物は壁から屋根まで、マップ上のあらゆるものを壊すことができ、ヒーローたちのパワフルさをより直感的に感じられました。
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また、破壊表現はゲームプレイでも大きな役割を果たしています。建築物を破壊することで、遮蔽物を破壊し射線を確保できるほか、高所に陣取る敵を地上に引き下ろすということも可能。筆者が、高所からの遠距離攻撃で一方的に攻撃していた場面では、敵に足場を破壊され、そのまま倒されてしまうことも多々ありました。マップにある破壊できるオブジェクトの管理は、ゲームの研究が進めば重要な要素となりそうです。
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プレイした所感としては、コアなシューターというよりもカジュアルなシューターという雰囲気を感じました。遠距離射撃を得意とするパニッシャー、近距離で絶大な火力を誇るソーなど、マーベルというコンテンツを扱っているだけあって、キャラクターの攻撃手法は多種多様。シューティングゲームのエイムが苦手という人も、近距離攻撃を主体のキャラクターを選べば無問題。「マーベル作品は好きだけど、シューティングゲームは苦手…」という人に是非ともオススメしたいタイトルと思った次第です。
◆「マップの破壊表現には今後も力を入れていく」登壇者プレゼンレポート。
ゲーム試遊の後に、クリエイティブ・ディレクターのチン・コウイン氏、アート・ディレクターのディーノ・マ氏、コミックアーティストの桃桃子氏ら3名による登壇者プレゼンが行われました。
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まず初めに、クリエイティブ・ディレクターのチン・コウイン氏が壇上へ上がり、『マーベル・ライバルズ』の魅力を紹介。マーベルヒーロー・ヴィランたちの魅力をしっかりと感じられるように、スパイダーマンのスイングやドクターストレンジのポータルなどをゲームプレイに落とし込むといった試作を施しているとのこと。また、本作の破壊表現には、今後もより力を入れていき、豊富な体験を楽しめるようにしていきたいと述べました。
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次に壇上へ上がったのは、アート・ディレクターのディーノ・マ氏。ゲームのアート部分について説明がされました。『マーベル・ライバルズ』のアートでは、アニメの明るい色彩や表現などを参考に、感情がより強く現れるように製作されたとのこと。
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また、新ヒーロー・サイロックについても言及。サイキック能力を持つベテランアサシンとして、不屈の精神を持つ力強い姿を桃桃子氏と共に形にできたことを嬉しく思うと述べました。
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そして、東京2099マップのアートデザインについても言及。日本の伝統文化とマーベル独自のデザインを組み合わせ、近未来的でエキゾチックなサイバーパンクの世界観を構築していったとのこと。
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最後は、コミックアーティストの桃桃子氏が登壇。新ヒーロー・サイロックについて、デザイン、キャラクターの二つの方面から説明がなされました。
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桃桃子氏がデザインを手掛ける「デーモン・デイズ X-MEN」は幼少期に見たアニメ「まんが日本昔ばなし」からインスピレーションを得て、キャラクターのデザインを製作したとのこと。
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『マーベル・ライバルズ』にサイロックを登場させるうえで、和装をベースに装飾を足していきユニークなデザインを構築。モダンでスタイリッシュな世界観の中でこそ際立つ、少し民族的でミステリアスなデザインとなれたのではないかと語りました。
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また、桃桃子氏が手掛ける新コスチュームをまとったスパイダーマントとペニーパーカーのコンセプトアートが映し出されました。着物の帯などの和風な要素をベースにユニークなものを製作していかれたそうです。
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『マーベルライバルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2024年12月6日より配信予定です。