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Xbox Game StudiosはObsidian Entertainment開発のサバイバルアドベンチャー『Grounded』にパッチ1.4.5を配信し、Steam版におけるマルチプレイでMicrosoftアカウントとのリンクを非必須としました。
Steamネイティブサポート
公式サイトのパッチノートによるとこの度のパッチを「Steamネイティブサポート」としており、Steam版でマルチプレイをする際に必ずしもMicrosoftアカウントでのログインを必要ではないと変更しました。その場合でもSteamフレンドリストのプレイヤーとの標準ワールドマルチプレイヤーセッションに参加したりホストしたりできるとのことです。
クロスプレイ、共有ワールド、プレイグラウンドのためには引き続きMicrosoftアカウントが必要であるとされています。
またメインメニューから「クロスプレイステイト」か「Steamネイティブステイト」かを切り替えられるようになっており、一緒にプレイしたいフレンドとは同じ「ステイト」でなければいけないとのこと。さらにSteamアカウントのMicrosoftアカウントとのリンク解除はオプションのゲームタブ下部にボタンがあるとも案内されています。
外部アカウントとのリンクは今後どうなっていくか
Steamにおける外部アカウントとのリンクについては、直近ではPC版『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』がPSNアカウント必須であるとして一部ユーザーから批判されました。同じくPSNアカウントについては、『HELLDIVERS 2』では反発が大きいことから必須化される前に撤回となりました。
ほかの事例としてSteam版『地球防衛軍6』ではEpic Gamesアカウントへのサインインを必須とする仕様を変更する計画であると発表されるなど、どのアカウントであればということではなくSteamで購入したのに別のアカウントが要求されるという状況そのものに反発があるようです。そうした状況において『Grounded』はSteamネイティブサポートを実装しましたが、これが主流となっていけばユーザーとしてはより気軽にオンラインマルチプレイが遊びやすくなるかもしれません。
『Grounded』は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ/Windows(Steam、Microsoft Store)向けに販売中で、Game Passにも対応しています。