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ベセスダ・ソフトワークスの宇宙RPG『Starfield』は、10月1日に拡張DLC「Shattered Space」を配信したばかりですが、Steam上でのDLCへの評価は「賛否両論」で既存プレイヤーの求めていた水準には届かなかったようです。
ストーリー拡張コンテンツの第一弾「Shattered Space」は、廃墟と化したスターステーションから届いた救難信号に応えて新たな惑星ヴァルーン・カイへと向かい、その本拠地ダズラの街で蠢く謎めいた力や、「グレート・サーペント」と呼ばれる神を信奉する者たちを包んでいた秘密のベールを明かしていくというストーリーで、ユニークな武器、宇宙服、装備なども追加実装されています。
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拡張コンテンツ第一弾ということで久しぶりに戻ってきたプレイヤーのレビューは、筆者が確認した日本語でのレビューでも「普通にStarfield。それ以上でも以下でもなく、可もなく不可もなく待っているのは虚無」「面白いストーリーを期待している方へ、あんましです」とかなり辛口でした。
熱く好意的なレビューも寄せられ、プレイヤーが見せる両極端な反応
一方で「本DLCはベースゲームの弱点だった部分を改善したもので、ストーリーがブラッシュアップされ街を移動し建物を探索しこの世界と関わることがより面白くなった。グラフィックも良くベセスダ作品によくある、楽しいちょっとしたイースターエッグも散りばめられている。登場人物のバックストーリーも興味深く、派閥にも(話が)肉付けされDLCが今後進んで展開し、派閥の在り方に影響するような相互作用をもっと見たい」と長文で熱い英文レビューを寄せるプレイヤーもおり、好みがキッパリ分かれる感触のようです。
2024年2月にはGame*Sparkでも、ピーク時に33万273人を記録した「『Starfield』の同時接続プレイヤー数が“97%減少”」と報じましたが、直近48時間のプレイヤー数は約1万1千人と確かにふるわない数字と言えるでしょう。
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中には『ELDEN RING』のDLC「Shadow of the Erdtree」の発売時、Steamのプレイヤー数が348%増加したことを引き合いに出し「『Starfield』が危うい状況に陥っていることは変わりません」と、辛らつな報じ方をする海外メディアもあります。
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『Starfield: Shattered Space』はPC(Steam, Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに配信中です。