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ユービーアイソフトは、Facebookで知られるMeta社との個人情報共有の疑いで集団訴訟を起こされたことが判明しました。
同意なき情報共有は動画プライバシー保護法に抵触、訴訟の結果では影響は広範に
この訴訟は2024年10月3日に米国カリフォルニア州北部地区地方裁判所に提起。原告2人は「自分たちと同じような立場にある他の全員」を代表して訴訟を起こしたとしています。
訴えによると、Ubisoft StoreのユーザーないしUbisoft+の契約者を対象に、顧客追跡ソフト「Pixel」を通じて情報がMeta社に転送され、データを受け取った人が通常の技術スキルを持つ場合、誰でも閲覧可能になってしまうとのこと。事前の同意なしでの購買履歴などの個人情報を他社と共有する行為は米国の法律である1988年制定のビデオプライバシー保護法に抵触するとしています。
同法はTVゲームなども含む広範な製品を対象にレンタルないし購入履歴の不当な開示を禁止するというもので、こうした購入履歴は個人のアイデンティティと強い結びつきがあることから法的に保護される必要があるという考えの下で制定されたという経緯があります。なお、2013年に同法は改正され、あくまで本人の同意を前提としてこういった情報の共有が許可されるようになりました。
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なお現時点では、今回の提訴はまだ集団訴訟の承認を受けていませんが、訴状ではユービーアイソフトからの事前の同意が無かったことを強く問題視しており、ユービーアイソフトに対しサイト上でのPixelの運用の一時停止やユーザーの同意の確認とあわせて、影響下にある全ユーザーを対象とした金銭的補償を求めています。