ゲーム関連のガジェット動画などを扱う海外YouTuberのWulff Den氏は、「ニンテンドースイッチ」と「Steam Deck」の2デバイスの有機ELモデルにおける「画面の焼き付き」などを検証した結果を動画で報告しました。
有機EL版Steam Deckやバッテリーの健康度についても検証!長きにわたるテストの結論は…?
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ニンテンドースイッチとSteam Deck、両デバイスは鮮明な色彩を表現できる「有機ELディスプレイ」搭載版が販売されているものの、同じ画面を表示し続けることで、画面に残像が残ってしまう「焼き付き」が懸念されていました。
これらデバイスにおける画面の焼き付きについて、Wulff Den氏が過去に有機EL版ニンテンドースイッチ(以下、有機EL版スイッチ)を約2年、有機EL版Steam Deckを約2カ月、同じスクリーンショットを表示して電源付けっぱなしにするストレステストを行い検証。焼き付きは起こったものの、有機EL版スイッチは“焼き付きが起こるのは現実的なシナリオではない”とする一方、有機EL版Steam Deckは“HDR対応”なのもあって“画面の明るさの上げ過ぎ”を注意するよう結論付けています。
この時点で十分な結果と言えるかもしれませんが、Wulff Den氏はテストを続行。今回の動画では、有機EL版スイッチを約3年間、有機EL版Steam Deckを約10カ月、引き続き同じスクリーンショットを表示させ続けた結果について語っています。同氏によると、依然と同じスクリーンショットを表示し続けることで起きる焼き付きは「とても非現実的なシナリオである」といいます。
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有機EL版スイッチでは完全に焼き付きが起こり、“ゲームプレイにおいて気が散るかもしれない”といい、有機EL版Steam Deckにおいては“『バイオハザード』のようなゲームで焼き付きは見当たらないが、カラフルなゲームでは目につく”旨を話し、“有機EL版スイッチに比べ、有機EL版Steam Deckの画面の方が明るいために焼き付きが早く起こりやすい”との仮説を補足しました。
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Wulff Den氏のこれらデバイスに起こった焼き付きについて、同じスクリーンショットを何千時間も見つめる“非常に非現実的な環境下のものである”と注記しており、これが現実的に最も起こりうるのは、“同じUIが表示されるゲームを最大輝度で何千時間も遊ぶ”状況とのこと。
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なお、バッテリーの健康度ですが、検証に使った有機EL版スイッチはWulff Den氏が普段使っている同モデルのスイッチとバッテリーの持ちが数分差しかない一方、有機EL版Steam Deckの方は充電器を抜くだけでオフになってしまう状態になっているそうです。
ちなみに、別YouTuberであるCary Golomb氏も有機EL版Steam Deckで画面の焼き付き検証を行っていますが、Steam Deckがデフォルト実装している画面にfpsやGPU使用率などを表示する「MangoHud」を使うケースには注記しているものの、“一般的には心配する必要はない”との結論を出しています。