パブリッシャーSNEGは、Seawolf StudioとGeneral Arcadeが手がけるアクションゲーム『Captain Blood』の体験版をSteamストアページにて公開中です。
2010年にプロジェクトが停止していた海賊ゲー
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本作は、17世紀のカリブ海周辺のスペイン領土(スパニッシュ・メイン)を舞台に、プレイヤーが海賊となって黄金と栄光を掴むハックアンドスラッシュ作品。カスタムした船での冒険や海戦はもちろん、カットラスや銃、投げナイフなどを駆使した白兵戦では華麗なフィニッシュやコンボを大きな特徴としています。入手したお金でスキルや武器などを強化することも可能です。
このゲームの制作が開始されたのは2003年のこと。『Sea Dogs』『パイレーツ・オブ・カリビアン(2003)』などの作品で知られるロシアのAkellaが、ラファエル・サバチニの「Captain Blood」シリーズをゲーム化すると発表し、2004年にはトレイラーも公開されています。当初は『Age of Pirates: Captain Blood』で開発されていた本作、その後の開発は実に多難続きだったようです(海外メディアGame Developerより引用)。
2004年から2008年にかけてゲームは3回作り直されています。また、2007年にはパブリッシャーのPlaylogic(2005年に『Age of Pirates』のパブリッシャーになっていた)がAkellaに対してIP関連の裁判を起こし、その中には『Captain Blood』の権利も含まれていたようです。その結果として開発体制は1C Companyへと移籍しています。
その後も2度のリリース延期を起こしつつゲームの開発は続き、2010年にリリースされる予定でした。Playlogicが今度は1C Companyに対してIP関連の裁判を起こしたことで、2010年からおよそ14年間、プロジェクトに関する続報がほとんど行われていませんでした。
2024年にまさかの復活宣言!体験版配信もスタート
紆余曲折を経て情報が止まっていた『Captain Blood』ですが、2024年に再びその名を轟かせることになります。『Buccaneer』『Close Combat』シリーズなど、クラシックPCタイトルを扱うパブリッシャーSNEGにより、2024年秋にゲームをリリースすることが発表されたのです。Steamストアページも公開され、本作が日本語に対応することも記載されています。
また、日本時間2024年10月15日の「Steam NEXTフェス 2024年10月エディション」にあわせて体験版もリリースされています。ストアページの説明では「オリジナルの素晴らしさに、現代のゲーマーのための様々な改善を加えて再登場する」と記載されています。
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『Captain Blood』は、2024年秋にPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに発売予定です。