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【Steam NEXTフェス特集】和風2D侍アクション『The Spirit of the Samurai』体験版レポ―美麗なストップモーションアニメ、“バッサリ感”たっぷりの剣戟戦闘が楽しめる!

危機迫る村を救うため、不死の妖怪や戦士に立ち向かえ。

連載・特集 プレイレポート
【Steam NEXTフェス特集】和風2D侍アクション『The Spirit of the Samurai』体験版レポ―美麗なストップモーションアニメ、“バッサリ感”たっぷりの剣戟戦闘が楽しめる!
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日本時間10月22日午前2時まで開催される「Steam NEXTフェス」。期間中、多種多様な近日登場予定ゲームの体験版が無料で遊べるSteam恒例の祭典です。

本記事では、NEXTフェスの中でも筆者がとりわけ気になったゲームをご紹介。今回は、Digital Mind Gamesが開発する『The Spirit of the Samurai』デモのプレイレポートをお届けいたします。

Steam NEXTフェス特集はこちら!

個性光る和風剣戟アクション

本作は、メトロイドヴァニア形式の和風アクションアドベンチャー。プレイヤーは熟練の侍・タケシとなって、精霊のコダマ、猫の戦士チサイなどユニークな仲間を率い、侵攻してくる悪鬼の軍団と死闘を繰り広げ、危機に瀕した村を救い出します。

特徴的なのは、伝説的な特撮映画監督「レイ・ハリーハウゼン(Ray Harryhausen)」風の美麗かつ高品質なストップモーションアニメーション。実際のプレイやトレイラーを見てもらえば分かりますが、動作のひとつひとつが滑らかで繊細、そして荒々しく表現されており目を瞠るクオリティです。

そんな美しいグラフィックで描かれるのは、日本の神話や伝説に基づいて入念に作られた数々のロケーション。廃墟の村、山の洞窟、荒涼とした墓地などバラエティに富んでいるのも魅力的です。同様に、日本神話から着想を得た天狗や恐るべき女郎蜘蛛、不死の悪鬼軍団がプレイヤーを待ち受けています。

そして、最も注目すべきはやはり本格的な剣戟アクションです。伝説的な刀、万能の槍、遠距離用の弓といった古代日本の武器で武装し、斬撃、防御、受け流しといった「バッサリ感」たっぷりの戦闘が非常に爽快で気持ち良い!

また、各キャラクターごとに固有の強力なスペシャルパワーとコンボが用意されている点も、本作を個性的なメトロイドヴァニア作品にしています。


日本語に対応。コントローラー操作がオススメ

操作は、キーボード&コントローラーに対応。斬撃アクションは、コンボを含めてコマンド入力というより上下左右の十字キーやスティック入力で技が変化するので、コントローラーでのプレイを推奨します。

言語は日本語字幕/インターフェイスに対応。翻訳精度は高く、すんなりとストーリーに没入でき快適にプレイできました。その他のオプションは、グラフィックや音声に関する設定をカスタマイズできます。

不死の悪鬼軍団から村を救い出せ

物語は、刀を背負った少年と妖狐との会話シーンから始まります。どうやらその刀は、彼の先祖のものであり夢で見た場所へと持ってきたようです。そして遠いはるか昔、少年と同じように導かれた侍・武(タケシ)について狐から語られるのでした……。

さて、場面転換しチュートリアルが開始。まず、画面中央には3つの「光玉」がありプレイヤーのライフを表します。その隣右には持久力を表すゲージがあり、攻撃や移動すると消耗します。そして左隣には経験値バーがあり、これが蓄積すると「練度」が上がりレベルアップする仕組み。消費アイテムは、クイック使用を好みに合わせてカスタマイズできます。

インターフェイスはすっきりと各機能が整理されていて、確認しやすかったのがグッド。ただ、ライフとスタミナゲージを偶に見間違えることがあるので注意が必要です。

ステータス画面も充実しています。経験値やレベル、腕力(攻撃力)から弓の威力まで、細かに能力値が表示されていたり、クエスト目標も、アイテムの確認もここで一括して行えます。

基本的な移動アクションは、前進、後退、ダッシュ、ジャンプ、敵の背後に回るローリングなど多彩。その動きのすべてが滑らかで、上手く組み合わせて戦闘を有利にしていきましょう。

次は戦闘の訓練です。斬撃はスティックとXボタンで繰り出し、入力方向によって上方攻撃や下方攻撃に変化します。防御はRTボタンで行いますがスタミナゲージを消費するので、ゼロだと無防備になり危険です。

敵の攻撃を回避するには、ローリングも有効。素早く背後に回れるので反撃のチャンスになります。

戦闘のもう一つのキモは「受け流し」です。攻撃の瞬間に防御を入力すれば、ソウルライクのパリィのように弾き返し、敵がのけぞるので追加攻撃の大きな隙が生まれます

敵を容赦なくブッた斬る感覚はかなりの手応えがあり、バッサバッサと斬っていくテンポの良さと爽快感がありました。

戦闘システムは、強力な連撃コンボが可能になる「剣技」を解放して、プレイヤーの好きなように割り当てることができます。剣技には「速さ」「威力」などそれぞれ能力補正があるので、場面によって使い分けていきます。

訓練が終わると、突然現れた不吉な鬼の軍団に村が襲われます。タケシが目を覚ますと、辺り一面死体だらけ。村は壊滅寸前の無惨な姿へと変わっていました。許せない…!敵を殲滅し、生き残りを助けなければ。

道中には、蜘蛛に化けた妖怪が蔓延っているので、1匹ずつ確実に倒していきます。

また、「神社」では護紋を消費して各ステータスを上昇させたり、「お供え物」を捧げて貴重なアイテムをゲットできます。プレイヤーをサポートする奥深いシステムだと感じました。

亜耶子という生き残った村民を発見。「奴ら」がこちらに侵入しようとしているので、井戸を通り助けに行くことを約束します。

奴らとは、「不死の戦士軍団」で行く手を阻む手強い敵です。ただ、妖怪に比べて攻撃モーションが見切りやすく、受け流しから斬撃で次々となぎ倒していきます。

ステージには隠されたアイテムや「剣技」などが手に入ることがあり、マップは縦横に広がっていて探索しがいがありました。

井戸に通じる鍵を見つけ、亜耶子のいる場所へと急ぎます。隠れ家にいた彼女と再会し、村を脱出することに決めたタケシですが……この先は、製品版の発売を楽しみに待ちましょう。


本作はインディー作品ながら、独特なストップモーションアニメと端麗なグラフィック、緊張感と手応え十分な剣戟アクションとステージ探索が融合した、個性的で本当に素晴らしいメトロイドヴァニアでした。ぜひ一度プレイしてはいかがでしょうか。

『The Spirit of the Samurai』はPC(Steam)向けに、2024年12月13日発売予定です。



《DOOMKID》

心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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