『7 Days to Die』おかわり!要望の高かった「あのシチュー」をどうにか作ってみる、オマケに「あのお茶」も―ハードコアゲーミング料理第21回 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『7 Days to Die』おかわり!要望の高かった「あのシチュー」をどうにか作ってみる、オマケに「あのお茶」も―ハードコアゲーミング料理第21回

今回も『7 Days to Die』です。要望の高かった例のシチューを作ります。

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『7 Days to Die』おかわり!要望の高かった「あのシチュー」をどうにか作ってみる、オマケに「あのお茶」も―ハードコアゲーミング料理第21回
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ハードコアなゲーマーの皆さん!ゲームを遊んでいる際、こんなことを思ったことはありませんか?「このアイテムよく見るけど、どんな味しているんだろ?」と。私はしょっちゅうあります。

そこで、本記事ではこの疑問を「解消」すべく、名前だけはよく聞くくせに実際の味はよくわからない筆頭である「例の食べ物」を購入&調理、その実態に迫るべく調理していこうと思います。

以前、ゾンビサバイバルゲーム7 Days to Die』の「ガンボシチュー」を作らせていただきました。その際、記事コメントやSNSでの反応の中で多かったもの、それは

「次は『ホボシチュー』の番ですね!」

というもの。いや…わかるけどさ…

本作を未プレイの方にも説明すると、『7 Days to Die』における「ホボシチュー」というのはジャガイモ・トウモロコシ、水、動物性油脂、そして腐った肉がレシピに入っているヤバいシチューのことです。(編註:ホボシチューには本来、腐肉のシチューという意味はないです)

だからといって「はい!こちらに用意したのが腐肉です!」はあまりにも連載最終回すぎます。

しかも、ゲーム内で腐肉を入手するためには、ゾンビ化した犬やらクマやら死体袋を解体するという、確実にゾンビウィルスに感染してるだろ……な代物。過去のバージョンだと人型ゾンビを倒したあとに解体して入手する直球のパターンもあったりなかったり。

しかし、せっかくコメントをもらったことですし、どうにか再現できないかと考えました。

ということで、こんなものを用意しました。こちらは「かこがわ熟成ランプ肉」です。時間が経過して腐ってしまった肉はどうやっても無理だけど、時間が経過した・じっくり熟成させたお肉なら今の人類、手に入るんですね。140gx3パックで、お値段5500円。

冷凍で届いたので、解凍したのちにゴロゴロっと存在感のあるサイズにカッティング。

あと、どうしても気になったので一部分は切り分けず、フライパンでジュッ。

フライパンで焼く時は、強めに焼き目をつけたい派です。

ある程度火を入れたら、アルミホイルで包んでちょっと休ませます。

スライスして軽く塩を振って完成。ウヒョー!

写真だとめっちゃ生っぽく見えてしまうかもしれませんが、ちゃんと火が入った赤色をしています。

味見をしたところ、普段食べるお肉とは別格。脂は少ない部位ですが、なんだかやたらと旨味が強いのが明確にわかります。これが熟成のちから……?

お肉の強さは確認したので、調理に戻りましょう。「ジャガイモ」はザクザクッとカットしておきます。

鍋に「動物性油脂」を入れて加熱。つまり牛脂ですね。

「腐肉」ではなく「熟成肉」に焼き目をつけていきます。鍋に張り付いてもOK。最終的に水分を入れた時に剥がして旨味に変えてやります。

もうこのまま食べたい。

ある程度表面の色が変わったらジャガイモをイン。

そして、レシピにこそ入っていませんが、このままだとゲーム内で確認できるグラフィックのように赤い色のシチューにはまずならないため、トマトを入れましょう。

さらに、赤色の具材が確認できるので、こちらを追加。豆。

さらに水を薄まりすぎない程度に追加したところ。見た目はかなり近づいているのではないでしょうか。

笑っちゃうくらいボケた写真しか撮れていなかった。

そしてレシピの最後のひとつ「トウモロコシの穂」のためにこちらを追加。これでホボシチューとしての要件は満たしました!

最後に、現代を生きる文明人としては無味だと食べにくいため、塩、コショウ、そしてチリパウダーで味をつけていきます。ガンボシチューの時にも使ったスパイスですね。結局コレがウマいんだ。

ついでに月桂樹の葉も入れて爽やか系の香りもプラスしておきましょう。

そして、今回はコレだけではありません。以前も紹介しましたが、筆者が活動している同人サークルで以前ガンボシチューなどを調理した際に、一緒にこのようなものも作っていました。


これはセイタカアワダチソウを乾燥させたものです。ゲーム中にお茶を制作する場合、そのあたりに生えている黄色い草を刈って作ることが多いのですが、その草は「Goldenrod」という名前で、日本語訳では「アキノキリンソウ」となっています。セイタカアワダチソウは、そのアキノキリンソウの仲間です。薬効のあるハーブとして使われることもあるそうで、お茶にして飲むと腎機能に良いとされているとか。

今回はサークルメンバーの洋ナシ氏が制作した、乾燥させたセイタカアワダチソウの一部をいただきました。

お茶パックに適量詰めて……、

沸騰させないようにじっくり煮出してみます。色の変わり様がわかりやすそうなので、白い鍋で加熱。

5分ほど経過したところ。結構しっかり色が出ましたね。ゲーム中に見るあのお茶の色!という見た目に。

以前パスタソースを買った時のビンがゲーム内のお茶のグラフィックそのままだったのでこちらを使いましょう。

ある程度温度が下がったところで瓶に注ぎ…「7DtDでしょっちゅう作ってたGoldenrodTea」の完成!正確にはGoldenrodTeaじゃないけど!

最後にシチューも器によそって……、

7 Dyas to Die定食」の完成!器はサバイバル中に立ち寄った廃屋で拾ったイメージです。「ホボシチュー」のレシピを使いつつも、多少アレンジが入ったので「ほぼホボシチュー」でしょうか。

ということで味見してみましょう!チリパウダーとトマトの組み合わせは鉄板ですね。味の強いシチューですが、お肉の旨味も負けておらず、しっかり主張してきます。というか本当に肉が旨い。ジャガイモは煮崩れしないメークインを使ったのでしっかり形が残ってくれていて、ゴロゴロと存在感を示しています。時々感じるコーンの甘みもよいアクセントになっています。

そしてお茶も試飲。これは…、まず圧倒的な草臭が鼻を抜けます。草の香りとかではなく、草臭。あまり好ましい感じではないことは伝わると思います。味は苦みが多めですね、ルイボスティーのような、あっち方面の味わいに苦さを強めたイメージ。とにかく鼻に抜ける草感に全てを支配されるので、のどが渇いていてもゴクゴクとはいきづらいです。体に良いらしいと知っているからギリ飲める。そんな感じですね。


ということで、やれるだけのことはやったぞ!要望は果たしたぞ!

それはそれとして、シンプルに牛肉とジャガイモと豆のチリトマト煮込みは美味しいのでオススメです。お肉を普段買うものよりちょっと良いヤツを買うとごちそう感が出ていいですよ。特別な日にどうぞ。特別な日に腐肉のシチューを下敷きにした料理を作るのも意味わかりませんけど。


《KADEN》

三度の飯とゲームが好き KADEN

1986年、横浜に生まれ落ちる。祖父が持っていたPC9800シリーズとFM-TOWNSによって目覚め、Dreamcast版タイピングオブザデッドに教育され、正月に購入したHalf-Life 2とBattlefield 2によって後戻りできなくなる。 最近はゲームにかこつけて料理の記事も上げたりする。

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