Valveの運営するSteamはクライアントのアップデートを配信し、全ユーザーが「Steamゲームレコーディング機能」を利用可能になりました。
画面録画やクリップの作成などが簡単に!全ユーザー利用可能
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本機能はSteamオーバーレイを利用し、自動的にゲームプレイの録画やハイライトの作成、クリップの共有などが行えます。今年の6月末よりベータ版でのテストが行われていましたが、今回のクライアントアップデートより正式に実装となり、全ユーザーが利用可能に。
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録画はバックグラウンドで行われ、自動で一定時間の録画を残す設定や、手動での切り替えにも対応しています。自動録画の場合は容量や長さの制限をゲームごとに設けることもできるほか、画面を録画する際のマイク入力やデスクトップ音声など細かな設定も可能です。
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ゲームプレイやパフォーマンスへの影響は「最小限」の設計―さまざまなシェア機能も
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さらに、録画したデータはスクリーンショット同様にSteamのフォルダで管理ができるほか、mp4形式での出力、共有URLの作成、他デバイスへの転送などさまざまな手段でシェアすることが可能。
良いプレイだけでなく面白いバグや状況の確認など、あらゆるニーズで気軽にクリップを共有できます。
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なお、Steamゲームレコーディング機能を紹介するページのQ&Aではゲームプレイパフォーマンスの影響について言及している部分もあり、本機能はGPUを活用することでコンピューターの消費リソースをできるだけ少なく抑えるように設計されていることが明かされています。
さらに、非SteamのゲームであってもSteamオーバーレイ機能が許可されていれば同様に録画やクリップの作成が可能となっているほか、Steam Deckでもレコーディング機能を利用可能です。
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画面録画やキャプチャソフトは現在もさまざまなものがありますが、共有やクリップの作成など機能が充実しているSteamの「ゲームレコーディング機能」も有力な選択肢となるでしょう。詳細はSteamのニュースページなどもあわせてご確認ください。