以前もレポート絵日記で書きましたが、僕は人の顔を覚えるのがとにかく苦手で、二度目に会う人にも「はじめまして！」なんてやらかしてしまいがちです。そんな物覚えの悪い僕でも、ネットで自身の写真を公開して活動している方や、髪型や髪色が特徴的な方たちには自信を持って「お久しぶりです！」と二回目以降の挨拶が出来るので助かってます！みんなもモヒカンとか、わかりやすい変な髪型にしようぜ！
【吉田輝和の神戸ゲームラビリンス絵日記】自分の死体を操る死ン感覚ホラー『Beautiful Life Show』・大罪を犯した少女の死刑執行ボタンを押すのはプレイヤー！ビジュアルノベル『イツカノヨル』【吉田輝和の神戸ゲームラビリンス絵日記】他人の体を乗っ取る骸骨謎解きパズル『Out of Skull』・2つの民族が争い合うハードなファンタジーローグライクSRPG『Indomitable Blade』◆人類最後の生き残りとして、死にきれない魂を電話越しに救う『シュレディンガーズ・コール』
最初に紹介するのは、アクロバットチリメンジャコが手掛け、集英社ゲームズから発売される『シュレディンガーズ・コール』！本作は、人間が一人残らず消えた世界で、死にきれない者たちとたった一台の電話機を使って交流をする不確定性アドベンチャーだ。
主人公の少女メアリは、見知らぬ部屋で記憶を失ったまま目を覚ます。人語を話す黒猫に促され、眼の前の電話を手に取る。
受話器から流れ込む無数の声。その中から繋がったのは、鹿のような見た目の女性・ルーシーだ。黒猫が言うには、電話の相手のルーシーは、メアリと同じ悲しみを共有しているらしい。
ルーシーが抱えている悲しみは、そんな俗っぽいものではない。
ルーシーは、世間に許されないことをしてしまったらしく、そのせいで母親なのに「彼」と話も出来ずに悲しみに暮れていた。その彼の名前はウィリアムで、ルーシーの大切な人なんだけど……ルーシーの記憶が薄れていっていて、ウィリアムが誰かわからなくなってしまったようだ。
会話の中で重要なポイントは自動で手帳に記される。
ルーシーの「母親なのに」という発言から考えるに、ウィリアムはルーシーの子どもなんだろう。
ルーシーは正体を隠してウィリアムに電話をかけ、メアリはウィリアムの目線でその記憶を追体験する。そしてルーシーとの会話の途中、とある“衝撃的な大惨事”が起きてしまったことを知る。そんな大惨事の中、なぜメアリだけ生き残っているのか。失った記憶の中に答えはあるのだろうか。全ての記憶を取り戻すには、世界最後の話し相手として沢山の魂を救わねばならないようだ。
再びメアリは受話器を持ち上げ、見知らぬ誰かとの通話を始めるのだった。
『シュレディンガーズ・コール』はPC（Steam）向けに2025年に発売予定！
◆飯テロシューティング『ストマックシューター』で揚げ物の海に溺れろ！
次に紹介するのは、HesoGamesが贈る『ストマックシューター』！本作は、胃薬戦士の主人公と、胃もたれの元凶であるディスペプシアンの戦いを描いた胃もたれ解消シューティングだ。
操作キャラクターはマモルとショウカの二人だ。粘膜保護型胃薬戦士のマモルは、自分を守るバリアを張るボムを持っており、消化促進型胃薬戦士のショウカは、周囲の弾薬を消すボムを持っている。とりあえずマモルでプレイしてみよう。
胃薬戦士たちが戦うのは、胃もたれの原因となる脂っこい食べ物、トンカツやアジフライ、エビフライたちだ。油や揚げ衣などの弾幕を掻い潜り、遠距離攻撃のショットや近接攻撃の斬撃で戦っていく。
おっさんになると脂っこい食べ物がキツくなるなんて言われるけど、僕は中年ど真ん中にもかかわらずまだまだ大丈夫だ。むしろ、家で揚げ物をするのは大変なので、その反動で外食ではトンカツや唐揚げなどの揚げ物ばかり食べている。
脂っこい食べ物がムリな人にとって、本作に登場する敵は精神的にもかなり強敵だろう。そんな揚げ物たちの猛攻を掻い潜った先にはボスが待っている。
その名も、揚げ物の化身フライだ。エビフライと骨付きチキンを両手に持ち、揚げ衣で作られた防具を装備している。なんて美味しそうな女の子なんだ……！
受けたダメージに応じて、トンカツ、天ぷら、メンチカツ、チキン南蛮と攻撃方法が多種多様に変化していくんだけど、美味しそう過ぎて回避がついついおろそかになってしまう。
タルタルソースの海を掻い潜り、消化不良怪人フライを撃破！人々の健康な胃袋を取り戻すため、胃薬戦士のマモルたちの戦いは続くのだった。
『ストマックシューター』はこちらで試遊版が配信中！
閉会の時間になり、神戸ゲームラビリンスは大盛況の内に終了を迎えた。東京ゲームショウやBitSummitなどのイベントと比べれば小規模ではあるものの、開発者さんや来場者さんたちの熱は引けを取らないくらいしっかり感じられた。
素晴らしいゲームとの出会いの場を提供してくれた本イベントに感謝しつつも、僕の胸に去来する思いはただひとつ。
「揚げ物食べたい！」だけだ。しかし、行きつけのカレー屋は定休日だったことに気付かず、足早にウッキウキで帰っていくのだった。
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