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米AmazonのCPU売上ランキングにて、AMD製CPUがトップ10を押さえたことが判明しました。
「Ryzen 7 9800X3D」日本国内への安定供給は当面先か?トランプ氏当選で関税関連の影響も
米Amazonのランキングでは1位の「Ryzen 7 5700X」、2位の「Ryzen 5 5600X」、3位に「Ryzen 7 7800X3D」などなどと第11位までAMD製CPUがズラリと並んでいます。
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日本Amazonでは1位が「Core i5-12400」、2位「Ryzen 7 5700X」、3位「Core i7-14700K」となっており日米で異なる様相となっています。
ちなみに海外では11月7日に、日本国内では11月15日に発売された「Ryzen 7 9800X3D」はというと記事執筆時点でランキングに未登場。ただ、日本国内で安定して入手できるようになるのは当面先になるのではという声も寄せられています。
テック系YoutubeチャンネルMoore’s Law is Deadによれば、複数の米国内の小売店が個人単位での消費者需要に加え企業からの大量発注の存在を証言。その背景には次期トランプ政権の包括的な関税政策を受け、その影響を受ける前にCPUなどの部品など事前に確保しようとしているのではないかと推察。既に配送料の値上がりなどの影響も出始めており、まるで2021年の半導体不足の混乱期を彷彿とさせるとしています。
こうした企業による「駆け込み需要」を見越したうえでAMDも米国内への供給を優先しているとのことで、日本国内で安定して購入できるようになるのは当面先となる見込みです。
最近では相応の負荷を誇る超重量級のAAA作品も続々と発表されています。欲しいときにいつでも買える、そんな落ち着いた状況になるのはいつになることでしょうか?