今回は、冒険者酒館が手掛け、PLAYISMから発売されるPC向けタイトル『電気街の喫茶店』をプレイ！本作は、オタクの街・日本橋を舞台に、可愛い女の子たちと一緒にメイド喫茶を経営するスローライフADVです。
駿河屋やスーパーポテト、ソフマップなどの実在企業に加えて『溶鉄のマルフーシャ』や『VA-11 Hall-A』といった実在のインディーゲームとタイアップしており、これらはゲーム中に伏せ字や捩りもなく実名でババーン！と登場します。
ちなみに実在吉田輝和も出てくるらしいぞ！
なお、本記事はPLAYISMから提供されたPC（Steam）版のキーを使って制作しています。
◆さらばブラック企業！こんにちは無職ライフ……
主人公が勤める会社は、サービス残業が当たり前で、事あるごとに給与をカットしてくるブラック企業だ。その日も給与50%減額を言い渡され（しかも減額した分が上司のポッケに入る）、主人公はとうとうブチ切れる。こんな仕事辞めてやらぁ！
退職を告げた途端にやけに景気が良い爽快なBGMが流れ始め、同僚たちから喝采を受けて会社を後にする。
ちなみにここで会社に残る選択をすると、社畜ENDを迎える。本作はマルチエンディングなのか。こりゃ楽しみが増えるな！
会社を辞めたあとには現実が待っていた。バイトは見つからないし、会社の寮で暮らしていたので家も探さなければならない。
ふらりと立ち寄った古いメイド喫茶「ふわふわ」は落ち着ける雰囲気で、ブラック企業でささくれた心を癒やしてくれたのだが、残念ながらオーナーが不在で店は休業状態らしいのだ。せっかく見つけた癒しの空間が……。
しかしメイドの少女シロさんから、店長として住み込みで働いてくれないかと提案され、家と仕事を探していた主人公はこれ幸いと店長として雇われるのだった。
この店の現状は、シロさん以外の従業員がおらず、資金もなく、お客もロクに来ないらしい。せっかく見つけた住み込みの職を失わないためにも、これらを解決せねばならない。
従業員の確保や集客問題を解決するべく、明日はシロさんと一緒に日本橋の街を探索することになった。
翌日、駅でシロさんと待ち合わせだ。こちらに気付かずにイヤホンで音楽を聴きながらノリノリになってるシロさん可愛い。ふと我に返って一人で恥ずかしがるシロさん可愛い。
散策中に立ち寄ったゲームセンターで協力プレイをした少女が、実はシロさんとオンライン友達だったことが判明する。彼女の名前はミユちゃん。
ダメ元でメイドさんとして誘ってみると、意外と好感触！
ミユちゃんにメイド服を着てもらい、なし崩し的に働いてもらえることになった。よし、これで店が開けられるぞ！
◆日本橋中のお客さんを集めろ！あれ、コイツは……
翌日、いよいよ営業再開だ。オープンの前に、ホールとキッチンの担当を割り振る。メイドさんごとにサービス、料理、掃除のスキルが割り振られており、シロさんはサービススキルが高く、ミユちゃんは料理スキルが高い。得意な場所で働いてもらおうかな。
主人公もホールで働くぞ。店にやって来たお客さんは勝手に席につくので、まずは注文を取りに行く。注文を取ったらホール担当が料理を作ってくれるのを待ち、完成した料理をテーブルまで運ぶ。お客さんが食事をし終えたら、またテーブルまで行ってお金を受け取る。これが経営パートの流れだ。
次から次へとお客さんがやってくるんだけど、今はテーブルが三つしかないのでそこまで大変じゃないな。お、また新しいお客さんが……って、このモヒカンメガネアロハは！？
こいつは実在吉田輝和！いつか出会えるだろうと思っていたけど、意外と早く現れたな！
といっても、メインキャラクターではないただの一般人なので、とくに何をするわけでもなく普通に接客対応する。
来客人数に応じて売上が決まり、そこから店の経営資金と店長のお小遣いが分配される。
店の開店前と閉店後は自由に活動できるので、日本橋の街をブラブラと探索しよう。駿河屋やスーパーポテトなどの実在店舗以外にも、飲食店や雑貨屋など様々な店で買物ができるぞ。
「魅斗羅」や「星のキービィ」といった、あのゲームっぽいモノも購入可能だ。
購入したアイテムは部屋に飾れるぞ。『薔薇と椿』のタペストリーが売っていたので思わず買っちゃった。他にも、猫ちゃんのカプセルトイを回しまくったぜ。
買い物要素以外にも、日本橋の街をうろついているモブキャラクターを眺めるのも楽しいぞ。こちらはモブなのに主要キャラクターばりに可愛い鮮魚店のお姉さん！
走り屋やってそうな豆腐屋のお兄さん。
ライバル店のメイド喫茶でニコニコしている吉田輝和や、
メタバースの世界でメイド服の美少女になりたがっている吉田輝和も登場する。
こいつどこにでもいるな！吉田輝和だけじゃなく、他の店の店員さんや通行人として登場しているモブキャラクターたちもお客として店に来てくれる。街を歩いていて「お、この人は常連さんじゃん！」と馴染のお客さんを見つけられるのも楽しいね。
ストーリーを進めていくと、ゴスロリ少女のファフナちゃんや、関西弁の巫女メガネっ娘のほのかさんが店を手伝ってくれるようになった。四人の可愛いメイドさんの力添えもあって、増設したテーブルもお客さんでいっぱいになり、繁盛しているといっても差し支えない状況だろう。
そんな可愛いメイドさんたちと、日本橋の街でデートもできちゃうぞ。自転車に二人乗りして日本橋の街を走る。うーむ、これぞ青春だ。おや、自販機の下にキラリと光るモノがあるぞ。
街の至る場所に小銭が落ちており、見かけるとついつい拾っちゃうんだよね！
吉田輝和がガッツリ登場していましたね！登場することを最初に聞いたときは「ワンカット、ちらっと出るくらいだろ」と思っていたんですが、レギュラーモブ（？）としてそこかしこにいて笑いました。
体験版の範囲内ではシロさん推しでしたが、製品版をプレイした今ではミユちゃん推しに変わりました。もちろんシロさんもファフナちゃんもほのかさんもみんな可愛いです。
作中にオタクの街が登場する場合は大抵が秋葉原なので、大阪の日本橋が舞台なのは新鮮でしたね。大阪府民の僕もニッコリです！
日本橋の情報を取り上げたフリーペーパー「ぽんタブ」に、本作の聖地巡礼マップが掲載されているので、フリーペーパー片手に巡礼するのも楽しそうです。
発売後は、作中で着ていた赤いアロハを着てゆっくり聖地巡礼してこようと思います。
『電気街の喫茶店』はPC（Steam）向けに発売中です。
￥4,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
