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GSC Game Worldは、『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』にて発生しているパッドのドリフト問題については対応中であることを明らかにしました。また本作の発売後にウクライナのチョルノービリ原子力発電所周辺の立ち入り禁止区域への不法侵入で逮捕者が出ていると、AFP通信が報じています。
売上好調ながら技術的問題も複数報告
本作は11月21日に発売されましたが、11月22日には売上が100万本を突破したと発表されました。一方でSteamレビューでは記事執筆時点(11月23日)で“やや好評”となっており、技術的な問題が不評の主な理由となっていることが確認できます。本作の特徴である「A-life 2.0」に関して、不調であることも報告されていました。
さらに公式XアカウントにはXbox Series Xにてパッドのドリフト(スティックが勝手に入力される現象)が発生しているとの報告が寄せられています。返信として公式Xアカウントは既にその問題には対応中であることを明らかにしています。なおパッドのドリフト問題についてはSteamの掲示板でも報告されており、プラットフォームを問わずパッド使用時にスティックのデッドゾーンがゼロになっていると思われる問題があるようなので、早い解決が望まれます。
現実の立ち入り禁止区域でも問題が発生中
本作はチョルノービリ立ち入り禁止区域をモチーフとした架空の「ゾーン」が舞台となるゲームですが、現実のチョルノービリでも侵入者に関する問題が起こっています。
AFP通信が報じた内容によると、11月21日にウクライナ国境警備隊がチョルノービリ原子力発電所周辺の立ち入り禁止区域に不法侵入しないよう警告したとのこと。既に数十人が逮捕され、その中の相当数がゲーマーであったということであり、タイミングから『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』の影響ではないかと見ているようです。
『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』は、Xbox Series X|S/Windows(Steam、GOG.com、Epic Games Store、Microsoft Store)向けに販売中。Game Passにも対応しています。