大阪・日本橋舞台のメイド喫茶経営ADV『電気街の喫茶店』プレイレポ―自然に組み込まれた日常とイベントのバランスが秀逸!魅力満点のヒロイン達との生活がゆったり楽しめる | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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大阪・日本橋舞台のメイド喫茶経営ADV『電気街の喫茶店』プレイレポ―自然に組み込まれた日常とイベントのバランスが秀逸!魅力満点のヒロイン達との生活がゆったり楽しめる

「ソフマップ」「兎月屋書店」など実在店舗とタイアップ!微細でキュートなドット絵も魅力的。

連載・特集 プレイレポート
大阪・日本橋舞台のメイド喫茶経営ADV『電気街の喫茶店』プレイレポ―自然に組み込まれた日常とイベントのバランスが秀逸!魅力満点のヒロイン達との生活がゆったり楽しめる
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パブリッシャーPLAYISMは、中国の開発スタジオ冒険者酒館が手掛けるメイド喫茶経営アドベンチャー『電気街の喫茶店』をPC(Steam)向けに2024年11月18日リリースしました。

本作は、大阪・日本橋が舞台。プレイヤーは国内屈指の電気街の片隅にあるメイド喫茶「ふわふわ」の店長代理となった主人公となり、個性的なメイドの女の子たちと共に喫茶店を盛り上げていきます。

「ソフマップ」「駿河屋」「スーパーポテト」など多数の実在店舗とタイアップし、ゲーム内では微細なドットで日本橋を再現。見るだけでなく店の中に入って買い物したり、女の子とデートすることも可能です。さらに『VA-11 Hall-A』『グノーシア』『薔薇と椿』など多彩なインディーゲームとも提携するなど、とてもバラエティ豊かに賑やかな世界を作り上げています。

本稿では『電気街の喫茶店』のプレイレポートをお届け。最高のメイド喫茶「ふわふわ」の魅力を紹介していきます!Game*Sparkでは、2023年の東京ゲームショウでプロデューサー・劉博文氏へのインタビューを行い、日本橋やメイド喫茶への「愛」を語ってもらっているので、こちらも合わせてご覧ください。


ブラック企業で疲れ果て行き着く先は……

物語は煌びやかな電気街のメイド喫茶……ではなく、主人公が勤めているブラック企業からスタート。何をするにしても上司に監視され、上司からの罵倒や暴言が浴びせられる環境下で仕事を続け、主人公は身も心も疲れ果てています。会社から出たら外は大雨、強風で傘も吹き飛ばされる生活。なんか全体的に画面が暗いんですが。

転機が訪れたのはゲーム2日目、3分の遅刻で給料半額(減額分は上司に加算)という話についにキレた主人公は「会社を辞める!」と宣言。焦る上司を尻目に怒る主人公に、周囲の同僚からの喝采が送られ、急にノリの良いBGMが。ゲーム開始でまず盛り上がるBGMがこんな場面とは……!

盛り上がる同僚たち。

ともあれ自由になった主人公ですが、寮を引き払うことになり失業状態に。仕事を探している中でメイド喫茶「ふわふわ」にたどり着きますがどうやら現在喫茶店は店長不在で休業中のようです。出会ったメイド少女。シロとのやり取りの中で、ひょんなことから主人公は店長代理を務めることになります。

しかし、今の「ふわふわ」はシロしか従業員がいない状況。店をオープンするには最低でも2人必要ということで、シロと街でスカウトを行うことになります。メイド探しの中で、不思議な少女を見かけたり、ちょっと嬉しいハプニングなども起き、出会ったもう一人の少女・ミユがシロとの奇妙な縁もあり、メイドとして働くことになります。

部屋付きの働き先!

こうして無事に開店までこぎつけた「ふわふわ」ですが、経営や従業員数など、店の状態は決して良いとは言えず前途多難。ここから、主人公とメイドの少女たちの新しい生活がスタートしていくのです。

メイド能力を鍛えてお店を再建!

ゲームの進行は、基本的に午前から夕方までメイド喫茶の経営パートになり、夜は自由時間として街を探索できる形式です。経営パートでは、まず最初に「ホール担当」「キッチン担当」を決定します。開店後は来店したお客さんに「注文」「サーブ」「会計」の3つの工程を行うことでお金を得られます。

営業中は主人公もホール担当として動くことが可能で、3つの作業を手伝えます。しかし、不満を持ったお客さんがいる場合は“メイドだけが謝罪できる”というルールがあるので、もし怒ったお客さんがいたら、自分は他の作業を優先してメイドの動く時間を与えることも重要です。

最初はシロとミユだけだったメイドも、ゲーム進行で「ファフナ」と「ほのか」という2人のヒロインが加わります。従業員が増えるということは、対応できる客の数が増えるということ。本作では経営パート中の時間切れで強制的に閉店になるので、対応数が増えることで資金増加に繋がります。

喫茶店の売上が貯まれば店のグレードアップができるように。修理に出しているテーブルも増え、経営はどんどん忙しくなっていきます。また、ゲーム中には時折「主人公がコーヒーを淹れる」イベントが発生します。この成否で好感度やサブイベント進行にも関わっていきます。

喫茶閉店後は、売上の一部を主人公の給料として受け取れます。このお金で食事をしたり、買い物をしたり、従業員のメイド能力を鍛える本や、イベント用のレシピ本を買ったりと、好きなことができます。なお、主人公には疲労の項目があるので、なるべく日付が変わるまでに帰ることも大切です。

自転車を買うと快適な移動ができます。

意中のメイドは誰?ときには日本橋デートも!

シロ・ミユ・ファフナ・ほのかの4人は本作ではヒロインとして好感度が存在しています。好感度は日々のプレゼントやイベントでの選択肢などで変化していくほか、喫茶店が休みの日にデートに誘うような場面も発生します。

デートや買い物など、女の子と行動するイベントでは、日本橋の街を一緒に回れます。彼女たちは趣味や思考がそれぞれ異なりますが、オタロードにもしっかり馴染んでおり、ゲームセンターで遊んだり、レトロゲームを見たり、アニメ・特撮映画を楽しんだりできます。

とはいえ「お紳士」なゲームを見に行くのは避けましょうね!

メインヒロインの4人はイベント中にフルボイスで喋ってくれるのも嬉しいところ。それも長谷川育美さん、伊藤彩沙さん、鈴代紗弓さん、石川由依さんと超豪華メンバーでキャラにもピッタリです。ゲーム内のドット絵のキュートさもあわせて、彼女たちが交流しているだけでも幸せな気分が味わえます。

もちろん好感度によるイベントも用意されています。『電気街の喫茶店』では、イベント中にブロマイドの形でCGが表示されるのですが、ヒロインごとのイベントでも色々な姿を見ることができます。つまりCG集めも楽しめるということですね!

もちろんCG閲覧モードもありますよ!

再現・パロディたっぷりの世界を堪能しよう

本作は多くの実在企業とのタイアップや、有名インディーゲームとのコラボレーションを行ったことでも話題になった作品です。作中では再現だけでなく、色々なアニメやゲームなどのパロディ要素もたっぷりで、開発チームのサブカル愛がこれでもか、と伝わってきます。

各店舗では買い物をしたり、食事をしたりと、さまざまなアクティビティも楽しめます。ゲーム内ではどこかで見たようなアニメやゲームのパロディはもちろん、実在のインディーゲームのグッズなども多数用意されており、獲得したアイテムは主人公の部屋に飾ることも可能です。

『VA-11 Hall-A』ジルの限定デザインフィギュアも!

最初は経営も厳しく、主人公が使えるお金もほんの少ししかありません。しかし、仲間が増え、能力を鍛え、さまざまな人の輪が広がっていく中で、どんどん「ふわふわ」は成長していきます。その中で主人公の生活にも少し余裕が出てくるのが、なんとも嬉しく思いますね。

それでも一回のプレイですべてのアイテムを入手するのは難しいですが、本作はセーブデータに「◯周目」と書かれている通り、一部引き継ぎ要素ありの周回プレイにも対応しています。すべてのコレクション収集やヒロインCGのコンプリートも目指したいところですね!

散髪風景です
アルバイトでお金を稼ぐこともできます。

大阪・日本橋を舞台にした『電気街の喫茶店』は、微細に作り込まれたドット絵の世界の中を、とても個性的で魅力たっぷりのヒロインたちと、ゆったりとした生活を送っていくアドベンチャーゲームです。

スローライフを謳う本作の「ふわふわ」での生活はどこか緩めです。もちろんイベントも多く、そのイベントが“日常生活の中に組み込まれている”バランスがとても秀逸です。幽霊騒ぎなどの騒動の中で、主人公とヒロインがあくまで生活の中で奔走していく姿を楽しめます。

多彩なコレクションを楽しんだり、少女たちのメイド能力を鍛えたり、街をくまなく散策したり、ゲーム内では色々な要素が用意されていますが、それを強制されることはほぼありません。ゆったりのんびりと、キュートな女の子達が生活する世界を楽しみましょう!

キャラクターみんな魅力的なのが素晴らしいと思います。
どこかで見たおじさんも来店。

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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