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大学生活最後の“釣り旅”に出かけよう!フィッシングACT『Reel Fishing: Days of Summer』プレイレポ。絶景ステージや40種類上の魚、クラフト&強化をカジュアルに楽しめる

初代PSから続く人気釣りシリーズ最新作。

連載・特集 プレイレポート
大学生活最後の“釣り旅”に出かけよう!フィッシングACT『Reel Fishing: Days of Summer』プレイレポ。絶景ステージや40種類上の魚、クラフト&強化をカジュアルに楽しめる
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今回はTachyonとNatsumeが開発を手掛け、2024年11月14日に発売された『Reel Fishing: Days of Summer』のプレイレポートをお届けします。

釣りゲー初心者でも楽しめる!カジュアルなフィッシングゲーム

本作は、一人称視点のリアルな3Dフィッシングアクション。プレイヤーは、同じ大学ゼミに所属する「朝日 瞬(シュン)」、「小鳥遊 秋(アキ)」、「倉橋 凛(リン)」3人のキャラクターを操作し、大学生活最後の思い出を作るため、アキの叔父が所有するロッジへ釣り旅に出かけます。

特徴的なのは、ポップで親しみやすいアニメ風のキャラクターデザイン。仲良し3人組の主人公たちから、各スポットにいる釣り人や謎めいたキーパーソンまで、個性豊かなキャラが登場し、物語を盛り上げています。

渓流や湖といった全14箇所の釣り場は、美麗な3Dグラフィックで描かれていて雰囲気抜群。登場する魚たちは多種多様な40種類以上とボリューム満点で釣りに没頭できます。

ゲームシステムは、QTEを駆使したシンプルかつ緊張感のあるダイナミックな釣りアクションと、素材を集めて50種類以上のリール、ロッド、ルアーをクラフト&強化してメインクエストやサブクエストをこなしていくという、筆者のような釣りゲー初心者も十分楽しめるカジュアルなプレイフィールでした。

本作は、当初『フィッシュアイズ』という名称で初代PlayStation向けに発売され、ドリームキャストやニンテンドー3DSなどさまざまなプラットフォームを渡り歩き、現在の『Reel Fishing』へ改名。そして1996年の第1作から2024年現在まで、実に28年もの長い歴史を持つシリーズです。海外では、ナツメがパブリッシングを担当しています。

日本語に対応。操作はコントローラー推奨

本作は、キーボードおよびコントローラー操作に対応。すべての入力操作に対応しているので、コントローラーでのプレイをオススメします。操作感はスムーズで快適でした。

言語は日本語字幕/インターフェイスに対応。日本語表現は一切問題なく、文字の表示速度も変更できます。その他はBGMの音量調整や、コントローラーのバイブ機能のオンオフ切り替えなどが可能です。

学生最後の夏休み!思い出に残る「釣り旅」に出かけよう

ストーリーは某大学にある会議室から始まります。どうやらここで「大学最後のゼミ活計画」という壮大な議題が話し合われるようです。

そこへやってきたのは、大学生の「シュン(朝日 瞬)」。ゼミ活の内容について思案しているようですが、なかなか良いアイディアが浮かばない様子。

そして「飽きた!」とすぐさま投げ出したシュンに、「早い!!」とツッコんだのが同じゼミに属する「アキ(小鳥遊 秋)」。見た目も性格もシュンとは正反対のようですが……

さらにシュンを諌めるのは、お姉さん風のビジュアルが眩しい紅一点の「リン(倉橋 凛)」。ハツラツとしていてとても頼りがいのありそうなキャラクターです。しかし、性別も個性もバラバラな3人。同じ大学、同じゼミ以外に彼らの共通点とはいったい何なのでしょうか。

物語はビジュアルノベル風に進行していきますが、会話のテンポや場面転換の切り替えなどはスムーズで、すんなりと世界観に没入できます。

ゼミ活内容が決まらず揉めるシュンとリンを宥め、口を開いたのはアキ。彼によると、亡くなった伯父が所有していたロッジがあり、掃除をする代わりに自由に使っていいとのこと。しかも、そこは渓流釣りができるナイスな場所らしく3人で訪れることになります。

というわけで、早速ゼミ活の内容が決定!それは、3人の共通点である“釣り”を思う存分満喫すること。こうして大学生活最後の「釣り旅」へと繰り出します。

絶景ロケーションでダイナミックな釣りを堪能しよう

先にロッジの準備をしにいったアキを追う形で、シュンとリンは車を走らせます。順調な旅の始まりかと思いきや、途中濃い霧のせいで方角を見失いかけ慌てる二人。しかし、そのまま突き進んでいくと……

透き通った清流が眼前に広がる絶景スポットに到着。シュンの提案で車を止めて降りてみることに。ついでに釣りもしたいと言うので、リンも渋々承諾します。アキが待ってるというのに……ヤレヤレ。

さて、ここからチュートリアルも兼ねた初フィッシング!まずキャスティングは、釣り場を左右に移動しながら向きと奥行きを決定し投げ込みます。キャスティング操作は良い意味で本当に簡単で、初心者でも安心です。

各ロケーションには、大きな岩や水草など魚が潜んでいそうな特徴的な場所があるので、それを狙うのがいいかもしれません。

着水したら、ルアーの巻取り。RBボタンでゆっくりと巻いて魚を誘い出しチャンスを伺います。ただ、実際にプレイした感覚では、特定のポイントに投げればだいたい魚が食いつくので、この誘い出しはあまり機能していない印象でした。

そして、魚が食いついたら「アワセ」を行って針を引っ掛けていきます。アワセは、ヒットエリア内にタイミングよくボタンを押すいわゆる「QTE」的な動作ですが、ほどよいミニゲーム感があり悪くはない演出だと思いました。

アワセが成功すれば本格的なファイトに突入!プレイヤーと魚の距離は、画面下部に表示されているので一目瞭然。リールの巻取りには、「スタミナゲージ」を消費するので、緩急をつけた巻取り方が必要になります。

続いては、本作最大の見せ場と言っていい水上アクション!魚がジャンプすると、比較的難易度の高いQTE画面に切り替わり、すべてクリアーするとスタミナゲージが減らないボーナスタイムの獲得に加え、距離も縮まる大チャンス。

しかし、失敗すると魚が逃げてしまうリスキーな場面ですが、派手な演出も合わさってダイナミックな釣りの醍醐味を感じました。

そして格闘の末、無事「アブラハヤ」を釣り上げることに成功。釣果は魚種とサイズが記録され「経験値」が手に入ります。経験値は魚を釣ったり、クラフトしたりすることで獲得できます。

シュンがアブラハヤをリリースしていると、リンの呼ぶ声が。すると、一緒に現れたのは謎の美少年「ミコト」。彼は地元民らしいので、ロッジへの道を聞こうとしたらしいですが……ルアーやリールを見るや興味津々の様子。

彼曰く「前は友達と釣りをやっていたけど、もう来なくなってしまった」とのこと。不思議な雰囲気を持つミコトですが、ここで一旦別れてアキの待つロッジへと急ぎます。

ロッジに着くとアキがお出迎え。待たせた二人を怒るどころか、ねぎらいの言葉を掛けてくれます。なんてイイ奴なんだ…!

釣りと長旅のせいかお腹はペッコペコ。ロッジではキッチンを使って「食事」を作成可能で、食べるとスタミナ回復、経験値アップなどさまざまステータス効果を獲得し、釣りを有利に進めることができます。

調理はリンの担当で、おいしいディナーを作ってくれます。今回の食事は「トマトリゾット」。リンのスキルを上げていくと、さらに豊富なメニューが解放されます。

ミコトのことを話すと、「もしかしたら神様に化かされたのかもしれない」と変なことを言い出すアキ。気になる言い回しですが、そろそろ今日は就寝タイム。ではおやすみなさい……。

道具をクラフト&強化してさらに釣りを楽しもう

次の日の朝。ここからは様々な機能を備えているロッジを拠点に、メインクエストやサブクエストをこなして物語を進めていきます。

例えば、タブレットを開けばクエストの内容や進捗状況を確認できたり、今まで釣った魚のメモなどさまざまな情報にアクセスできます。

特にキャラクターの項目では、シュン、アキ、リンそれぞれに固有の「スキル」が備わっていて、新たな料理レシピを覚えたり、スタミナゲージが増加したりします。一定の経験値が貯まるとレベルアップし、スキルが解放される仕組みです。

フィッシング前に忘れてはいけないのがタックルの確認。本作ではロッド、リール、ルアーの付け替えが可能で、狙う魚ごとに交換していきます。

新しいタックルを作るには、材料を集めてクラフトしていきます。また、手先の器用なアキのスキルを解放すれば種類がさらに増えて、手強い大物の魚を釣ることが可能になるでしょう。

昨日の釣りスポットを再び訪れた一行。するとそこにはミコトの姿が……手には古びた「釣果帳」を持っています。たくさんの魚を記録した大事なモノらしいですが、だいぶ薄汚れてしまって役に立たないそうです。

ミコトの悲しそうな顔を見て、シュンが「この釣果帳を復活させようぜ!」と提案。つまり、書かれている魚たちをすべて釣り上げて新たな釣果帳にしようと言うのです。あいまいだった「釣り旅」の活動目標が明確に決まったのでした。

というわけで、さっそく活動スタート!しかし、どこにどんな魚がいるのか全く分かりません。なので、まずは地元の釣り人たちから情報を入手しましょう。ヤマメを狙うならCTミノー、アマゴなら川の上流によく見かける、などなど釣れる魚種やルアーの種類まで丁寧に教えてくれます。

それらの情報を元に、タックルを整えていざ勝負!ギンブナ、ヤマメ、アマゴといったターゲットをどんどん釣っていきます。

クエストによっては、魚を釣り上げるだけでなくサイズも指定されているので、何度も挑戦して大物をゲットしなければなりません。

地元の少年ケンタから、「背中がトラ模様のニジマスっぽい魚」がいるという噂を聞きつけます。どうやら川の中流で目撃されているらしく、珍しい模様の岩付近に潜んでいるとのこと。

狙いをつけ、キャスティングすると……さっそくアタリ。ですが、この魚かなり体力が高く、なかなか距離が縮まりません。水中でも右に左に暴れまわり、リールを少しでも巻きすぎるとラインが切れそうになります。

その上ジャンプも頻発し、QTEを全てクリアするにも一苦労する非常に手強い魚です。しかし、なんとか最後のフィニッシュを決めて釣り上げます。

魚の正体は、ケンタ少年の言っていたトラ柄のハイブリッド種「タイガートラウト」でした。サイズも45.7cmと基準値以上の申し分ないデカさで釣り上げた時の爽快感もハンパない。

3人で喜んでいると、今度は「きれいな湖」で釣りをしてみないかと誘われます。果たしてミコトの目的はなんなのか。シュン、アキ、リン3人の釣り旅は無事成功するのか。結末は、ぜひプレイヤーの目で確かめてみてください。


本作の良かった点は、ポップな漫画風の登場人物たちが織りなす世界観。キャラクターデザインも秀逸で親近が湧き物語に没入できると思います。クラフトや強化、料理や魚の観察など豊富なアクティビティがあり、コンテンツボリュームも十分でした。

一方、釣り要素では派手なアクションとQTEの緊張感がほどよく混ざったダイナミックなフィッシングを楽しめました。全体的にカジュアルなプレイフィールで、本格的な『Call of the Wild: The Angler』などと比べると物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、初心者には釣りゲームの入門編として最適な作品だと感じました。

  • タイトル:『Reel Fishing: Days of Summer』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/Xbox Series X|S

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2024年11月14日(Steam)

  • 著者プレイ時間:6時間

  • 価格:2,980円
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパ君のひとこと



ダイナミックな釣りが爽快!カジュアルなプレイを楽しめたスパ!




ライター:DOOMKID,編集:キーボード打海

ライター/心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Spark編集長。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

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