2024年11月28日、pixivは3Dキャラクター作成ソフト『VRoid Studio v2.0.0』をPC(Windows/Mac)/iPad向けに配信開始しました。
『VRChat』および「Unity」向けインポート/エクスポートや3Dキャラクターの着せ替えが可能
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『VRoid Studio』は、pixivが提供している無料の3Dアバター作成ツールです。簡単な操作で自由に3Dキャラクターを制作できることを特徴としています。
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今回の『VRoid Studio v2.0.0』では、「XWare」と呼ばれる形式の衣装を『VRoid Studio』のアバターに簡単に着せることのできる着せ替え機能が用意されました。
「XWare」形式の衣装はアバターの体形に自動フィットさせることができ、また衣装を着せた上での3Dアバターの表示部分(メッシュ)の加工も簡単に行えます。
また、ゲームエンジン「Unity」のEditor拡張「XWear Packager」も同時リリースされており、これを使うと『VRChat』向けにセットアップされたアバター・衣装・アクセサリーを、『VRoid Studio』上でアバターを扱うフォーマット「XAvatar」と、衣装およびアクセサリーを扱うフォーマット「XWear」に変換します。この機能により、『VRChat』向けのアバター一式を『VRoid Studio』上に取り込み、簡単に着せ替え・アバターの修正ができるようになりました。
もちろん修正したアバターは『VRChat』や「Unity」で扱えるデータに再変換できるので、今までよりも『VRChat』の衣装のカスタマイズが簡単にできるようになります。『VRChat』の愛用者や「Unity」で3Dゲームを開発している方にとっては、今回の『VRoid Studio v2.0.0』の登場は朗報と言えるのではないでしょうか。
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『VRoid Studio v2.0.0』の配信と同時に、「XWare」対応の「BOOTH Avatar Cafe」の公式エプロンが無料配布されています。着せ替え機能が気になった人は、まずはこれから試してみると良いのではないでしょうか。
その他、作成・着せ替えを行ったアバターをVR向けデータフォーマット「VRM1.0」でエクスポートする機能も今回のアップデートに含まれています。これによって、『VRoid Studio』と『VRChat』「Unity」、および「VRM」フォーマットに対応したアプリケーションの間で3Dアバターが相互に変換できるようになりました。
なお、『VRoid Studio』で作ったキャラクターは基本的にゲームでの利用などを含め商用も可能ですが、第三者の制作したリソースが含まれる場合はその限りではありません。それらのリソースの利用規約も併せて確認しましょう。
『VRoid Studio v2.0.0』は、PC(Windows/Mac)/iPad向けに無料で配信中です。PC向けにはSteamから、iPad向けにはAppStoreからダウンロードできます。