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11月26日に実装された『ファイナルファンタジー XIV』の最新高難度コンテンツ「絶もうひとつの未来」を世界で初めてクリアしたチームが登場しました。
しかし、当初世界最速クリアとされていたチームで外部ツールの使用が発覚するなど、コミュニティは騒然となっています。
最高難度を誇るコンテンツ「絶」のワールドレースが再び
「絶もうひとつの未来」は『FF14』の最新アップデートパッチ7.11で実装された高難度コンテンツ。数多くのコンテンツが存在する本作の中で最高の難易度に位置する「絶」シリーズの第6弾で、11月26日に追加されました。
『FF14』のコミュニティでは実装された高難度コンテンツの世界最速クリア(“ワールドファースト”)を目指し、腕自慢のプレイヤーたちがしのぎを削る「レイドレース」がパッチごとの風物詩となっており、多くのユーザーが攻略配信を視聴するなど注目を寄せています。
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日本のプレイヤーチーム「Lucrezia」をはじめ、「Kindred」や「Echo」といった海外チームなどそれぞれが攻略を進めていくなか、どのチームよりも先にクリア報告をしたのは、配信を行っていない日本チームの「GRIND」でした。
しかし、同チームがクリアした際に投稿したスクリーンショットのなかに、「FF14には存在しないUIが表示されている」としてコミュニティでは話題に。チームが攻略配信を行っていないことや、該当のツイートが削除されたことを受け、「秘密裏に外部ツールを使用してクリアしたのではないか?」と疑惑の声が上がりました。
コミュニティサイト「MogTalk」の管理を行うFrosty氏はこの件に対して調査を実施し、正式な判断が下されるまではリーダーボードから「GRIND」の結果を除外すると投稿。その後、「GRIND」のチームメンバーより、メンバーのひとりが外部ツールを使用していたことが発覚したとの報告がなされ、レースからは失格処分となりました。
騒動から数時間後、配信を行いながら攻略していた海外チームの「Kindred」がクリアを報告し、事実上のワールドファーストを獲得します。さらにその数分後、日本チームの「Lucrezia」も配信上でクリアを成し遂げ、2位にランクインするなど大躍進を見せました。
過去の「絶」コンテンツでも同様の騒動が問題に…
これまでに実装された「絶」コンテンツのレイドレースでも同様の事例は見られており、「絶オメガ検証戦」「絶竜詩戦争」などでワールドファーストチームが登場するたびに「外部ツール」が話題となってきました。
「絶オメガ検証戦」のレイドレースが行われていた頃には、本作のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が、外部ツールを使用したチームに対して「少なくとも僕は、当該チームをワールドファーストチームとは認めません」コメントを発表するような事態にも発展しました。
初のクリアチームが登場したことは喜ばしいものの、外部ツールなどの疑惑が常につきまとうことで、“ワールドファースト”を素直にコミュニティが喜べなくなってしまっているという現状があります。
なお、『FF14』では一貫して外部ツールの使用は一切禁止されています。公式サイトに掲載されている「FFXIV外部ツールの是非について」「絶オメガ検証戦における不正行為について」もあわせてご確認ください。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)