『アナザーエデン』×『ライザのアトリエ』コラボの再現度に驚嘆！アルドたちとライザたちの掛け合いだけでなく、作品の重要なエッセンスである“錬金術”も楽しめる!?

WFS（Wright Flyer Studios）によるシングルプレイRPG『アナザーエデン 時空を超える猫』において、コーエーテクモゲームスのガストブランドが手掛ける人気RPG「アトリエ」シリーズのひとつ『ライザのアトリエ ～常闇の女王と秘密の隠れ家～』とのコラボが、12月5日（木）より開始します。

『アナデン』では他作品とのコラボイベント“協奏”はこれまでも数多く実施されており、例えば『ザ・キング・オブ・ファイターズ』や『オクトパストラベラー』、『テイルズ オブ』シリーズなどは記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

今回の『ライザのアトリエ』コラボもこれまでの協奏イベント同様、非常に力の入ったものになっています。本稿ではその魅力を、『ライザのアトリエ』をプレイした経験のあるライターの視点でご紹介したいと思います。

◆プレイアブルキャラクターは3名！　『アナデン』でもライザたちが大冒険！

今回の協奏イベントのタイトルは「悠かなる 叡知と秘密の孤城」。どんな物語が展開されてそこにライザたちがどう関わるのかは気になるところ。

例えば、第1作目なら『ライザのアトリエ ～常闇の女王と秘密の隠れ家～』、第2作目なら『ライザのアトリエ２ ～失われた伝承と秘密の妖精～』、第3作目なら『ライザのアトリエ３ ～終わりの錬金術士と秘密の鍵～』といった具合に『〇〇〇〇と秘密の〇〇』のような副題がついていることも「秘密」シリーズの特徴でした。

今回のコラボの「悠かなる叡知と秘密の孤城」もそれに倣った印象を受けるので、シリーズの新しいエピソードのような雰囲気を醸し出している部分も。これは嬉しい要素のひとつになりそうです。

本コラボで『アナデン』世界に合流しプレイアブルキャラクターとなるのは、「ライザ」「クラウディア」「アンペル」の3名。彼らは物語を進める中でアルドたちと協力し仲間になります。ちなみに本作での協奏イベントは、コラボキャラクターが無料配布されるのがありがたいところ。今回登場する3名もイベントストーリーのクリアでもれなく入手可能です。

■ライザ

■クラウディア

■アンペル

今回の協奏でのライザたちを見ていくと、衣装が第1作目のものになっています。おそらく第1作『ライザのアトリエ ～常闇の女王と秘密の隠れ家～』の時期に、なんらかの要因でアルドやその仲間たちと出会うことになるのでしょう。

第1作なら昨年（2023年）にTVアニメが放送されていたので、ゲームをプレイしておらずともアニメでライザたちの存在を知った方も入りやすいはず。再びライザたちの冒険を楽しみたいという方は、この冬は『アナデン』をプレイするのがオススメです。

また『アナデン』といえば、バトル中のキャラクターたちが3等身のデフォルメキャラクターで表現されることと、コラボした作品のキャラクターたちが『アナデン』らしい温かみのあるイラストで再現されることも特徴のひとつ。

「アトリエ」シリーズは、毎回人気のイラストレーターさんがキャラクターデザインを担当することで知られており、『ライザのアトリエ』ならトリダモノ先生が担当していました。今回のイラストもそんなトリダモノ先生による原作の雰囲気がしっかり表現され、『アナデン』の世界観へ綺麗に溶け込んでいるような印象を感じさせます。

3等身のSDキャラクターたちも原作を再現したモーションがふんだんに盛り込まれており、例えばライザなら“ライザスペシャル”のような戦闘スキルに加え、立ち姿や細かい仕草までふとした瞬間に原作を思い出す瞬間が多々あります。

もちろん力が入っているのはライザだけではなく、クラウディアならフルートを使って戦うところやフェイタルドライブで呼び出しているあの鳥が立ち絵に描かれているなど、原作要素が満点です。ぜひとも隠れた原作のエッセンスを隅々まで堪能しましょう。

◆“錬金術”も重要な要素のひとつに

「アトリエ」シリーズお馴染みの要素といえば“錬金術”と“採取”。『ライザのアトリエ』でも重要な要素となっており、キャラクターたちの装備はもちろん、回復アイテムや物語の進行に必要なアイテムをも自分で作り出すのが楽しい要素のひとつでした。

なんと、今回の協奏イベントではそんな“錬金術”と“採取”を再現しているのです。しかも、マップ上のオブジェクトを調べてアイテムを手に入れるのではなく、“草刈り鎌”や“ハンマー”、“虫取り網”といった原作でも見られた採取道具を用いてマップ内の採取ポイントから素材を手に入れる形になっている徹底ぶりです。

できることが増えるにつれ、楽しくてやめられなくなる錬金と採取が『アナデン』でも楽しめるとあっては、ライザのみならず「アトリエ」シリーズを追いかけて来た方もきっと楽しめるはず。

アイテムの中にはお馴染みの各色の“中和剤”であったり、“研磨剤”であったりと見覚えのあるものがチラホラ。もちろん、どう見てもイガグリにしか見えないシリーズ鉄板アイテム“うに”も存在しているので、もしかしたら『ライザのアトリエ』での調合レシピをそのまま使えることがあるかもしれませんね。

そしてシステムもほとんど原作のまま。手に入れたレシピを基に、マテリアル環に決められた材料を任意の数投入して、出来上がるアイテムの品質や効果を上乗せするといった原作での要素が『アナデン』でもそのまま楽しめます。

ということは、『アナデン』の世界にも錬金釜が登場するのです。どうやって持ち込んだのか、『アナデン』の世界でライザたちがどんなアトリエを拠点とするのかも気になるところ。また、『アナデン』の世界にも錬金術があるとしたら、ライザと同じく錬金術を扱うキャラクターとの掛け合いや物語も必見になりそうです。

加えて、錬金術同様にコアアイテム、オーダースキル、フェイタルドライブといったバトル面のシステムも『アナデン』で再現されていました。

コアアイテムはライザ、クラウディア、アンペルが装備可能なアイテムとなっており、装備したコアアイテムに応じたスキルが付与されます。入手方法は今回の「イベント内で調合を行うこと」となっており、ライザたちを主力として扱いたい場合はゲットしておくといいかもしれません。

オーダースキルは『ライザのアトリエ』のバトルで味方からの要望を達成すると、キャラクターに応じて設定されたスキルを使用できたアクションオーダーやノーマルオーダーなどの再現。ライザたちをパーティに加えていると毎ターン開始時に発令され、達成すると対応したスキルが発動する点まで同じになっています。

また、前述したフェイタルドライブも、ライザやクラウディア、アンペルのものが『アナデン』でも使用可能。オーダースキルを上手に発動させ、タクティクスレベルを50まで上げることで発動できるとのこと。

土台は『アナデン』の戦闘システムになりますが、原作をプレイしている方はその当時の経験を活かして戦略的にバトルを楽しんでみるのもまた一興です。ぜひ、この機会に『アナデン』を始めてみてはいかがでしょうか。

以上、『アナザーエデン』×『ライザのアトリエ ～常闇の女王と秘密の隠れ家～』協奏「悠かなる叡知と秘密の孤城」の紹介をお届けしました。

プレイアブルキャラクターはライザ、クラウディア、アンペルの3人ですが、タオやレント、リラといったその他の仲間たちも登場するようです。どんな活躍を見せてくれるのかは、ぜひ実際に協奏イベントを遊んでみてください。

協奏「悠かなる 叡知と秘密の孤城」は、 12月5日（木）より実装。そのほかの詳細は公式サイト、および公式SNSを要チェックです。