The Game Awards 2024のGame of the Yearにノミネートされたことでも話題を呼んだ『Balatro』ですが、PEGIレーティングが18歳以上対象となっていることに対し、開発者のLocalThunk氏が担当者と話した結果を報告しました。
18禁は正当……!?
本作はローグライトとポーカーを組み合わせたゲームです。さまざまな効果を持つジョーカーカードなどを組み合わせることによってシナジーを起こし、とんでもないスコアを稼ぎ出すのが楽しく、高い中毒性があります。
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基本的にはトランプを並べていくだけのシンプルな作品で、アダルトな要素は一切ありません。しかしポーカーをテーマにしているからか、今年3月にPEGIのレーティングが「3歳以上」から「18歳以上」へ突如として引き上げ。もちろん本作にはギャンブル性やギャンブルを促す要素は一切ありませんが、本記事執筆時点に至るまで依然として18歳以上対象のままとなっています。
ルートボックスのある『EA SPORTS FC』は3歳以上なのに……と不満を漏らしていたこの問題について、LocalThunk氏はPEGIの担当者と話し合ったことを報告。しかし、結果はあまり良いものではなかったようです。
詳細なやりとりは不明ですが、『Balatro』が18歳以上対象であること、『EA SPORTS FC』やそれに類するルートボックスを備えたゲームが3歳以上であることは何の問題もないとコメントされてしまったようです。なにか良い方向に転べば……と期待しながらやりとりしたものの、最悪だったと話しています。
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日本のCEROレーティングではA区分(全年齢対象)、App Storeは12歳以上、米ESRBでは10歳以上のレーティングとなっており、少なくとも18禁レベルではない本作。ユーザー目線でもおかしいと感じられるPEGIの対応ですが、少なくとも現時点では変わることはないようです。正当なレーティングを受けられるように祈りたいですね。