LocalThunkが手掛け、Playstackから発売された『Balatro』のPC版をプレイ!本作は、ポーカーとローグライクの要素が融合した、デッキ構築型ローグライクです。
役を作ってひたすらスコアを重ねていくシンプルなルールながら、デッキ構築の奥深さもあり、プレイヤーからは「面白すぎて止め時が見つからない!」との声が多く上がるほどに中毒性の高いゲームです。
『Balatro』は12月13日に開催された「The Game Awards 2024」で「Best Debut Indie Game(設立されたインディースタジオの初の作品で、最も優れたゲーム)」「Best Independent Game(最も優れたインディーゲーム)」「Best Mobile Game(最も優れたモバイルで遊べるゲーム)」の3冠を受賞していました。
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本絵日記の編集担当氏は、生活に支障が出るほどハマり過ぎたため、Steam Deckからアンインストールしたそうです。僕は一度ハマると、風邪で高熱が出ててもおかまいなしで、寝食を忘れて没頭するタイプです。これは相当危険なゲームの予感!
◆運?いやいや戦略も大事!
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オープニングなどはなく、プレイを選択するといきなりゲームが始まった。ブラウン管テレビのようなちょっと滲んだグラフィックが良い味出てるね!
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僕はリアルでのポーカーの経験はないし、ポーカー専用のゲームプレイの経験もない。しかし『ドラクエ』シリーズなど、ゲーム内にミニゲームとして収録されているポーカーは結構やり込むタイプだ。根拠はないが自信はある!
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チュートリアルでは、ジョーカーのカードが説明してくれる。ただ、スモールブラインドやポーカーハンドなど、『ドラクエ』のポーカーでは聞いたことのない用語が飛び出してきて困惑するおじさん。ちなみにスモールブラインドは最初のステージの名前のようだ。
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よくわからないままチュートリアルを進めると、8枚のカードが配られた。え、ポーカーって5枚のカードを交換して役を作るゲームなんじゃないの?
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ただでさえ乏しいポーカー知識が通用せず、ここ数年で一番困った顔になる。
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チュートリアルを進めていくと、別に難しいことはなさそうなのでホッとする。基本ルールは、8枚のカードから不要なカードを交換して役を作っていくようだ。手札に役が揃ったときは「ハンドをプレイ」を選択してカードを場に出して勝負をし、交換するときは「ディスカード」を選択する。一度に交換可能なカードは最大5枚だ。
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出来た役に応じてスコアが加算される。上の画像の青枠の数字が「チップ」と呼ばれるもので、赤枠の数字は「倍率」だ。役を作るのに使ったカードの数字がチップに加算され、出来た役の種類で倍率が変化する。
たとえば、3・3、5・5のカードのツーペアなら、3+3+5+5で16のチップが加算され、ツーペアは2倍の倍率なので合計32のスコアが加算される。これを一定回数繰り返し、ステージごとに設定された目標スコアを超えればクリアだ。初戦なのでデッキ構築要素はまだなく、純粋なポーカー勝負だ。
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ステージクリア後はお買い物タイムだ。クリア状況に応じてお金が貰えるので、様々な効果を持つカードを購入できる。その中でも重要なのが「ジョーカー」と呼ばれるカードだ。ジョーカーのカードは、指定された条件を満たすとチップや倍率が上昇するものなどがあり、とにかくスコアを跳ね上げてくれるのだ。
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他にも、ツーペアやフルハウスなどの役のレベルを上げるものや、手札を強化してくれる消耗品もある。一度に買えるのはひとつだけ……なんてケチ臭いことは言わない。お金があれば何個でも購入可能だ。
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スモールブラインドをクリアしたら、次はビッグブラインドといったように新しいステージに進んでいく。クリアに必要なスコアも上がっていくぞ。
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初回プレイ時はジョーカーの効果や倍率の要素を全く理解していなかったため、消耗品を使わずにストックしたままだ。
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指定された回数内にスコアを上回れなければゲームオーバーになる。もう一度最初からスタートだ。
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次の周回では、倍率を上げるジョーカーをゲットした。前回なら数十程度のスコアしかもらえなかった役でも、数百のスコアを獲得できるようになった。文字通り桁数が違うぜ!
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ビッグブラインドの次のステージでは、スコアが上がった上にペナルティが課せられていた。
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一部のカードにデバフがかかっているだけだし、何より今は超高倍率のジョーカーを持っているので、安い役だけど一発で目標スコアをクリアだぜ。
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3つ目のステージをクリアすると、次はまたスモールブラインドか。でも目標スコアが上昇しているな。1-3→2-1って感じの構成なのか。
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デッキ構築系のローグライク全般に言えることだけど、ある程度の戦術が固まってきたら、ゲームオーバーになって頑張って作った最強デッキがリセットされるのが怖くなるよね。一回休憩しよっかな!
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その後も順調に、役やカードの強化、さらに倍率を上げるジョーカーを手に入れていく。組み合わせが良かったのか、倍率も44倍に跳ね上がり、一度に万単位のスコアが出せるようになった。手放したくない、このデッキ!慎重にいかねば。
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獲得スコアも跳ね上がったけど、目標スコアもどんどん上がっていく。あと一度しか勝負が出来ないんだけど、ただのストレートの役じゃ目標スコアには届かないかもしれない。幸いにもディスカード(交換)はあと二回できるので、スペードに統一してストレートフラッシュを狙ってみようか。じゃあ、いらないカードを選択してディスカード!
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……したつもりが、うっかりボタンを押し間違えて、いらないカードでハンドをプレイ(勝負)しちゃった!僕が今使っているのは、ボタンの表記が◯×△□のPS4のコントローラーだけど、ゲーム画面はABXY表記なのでうっかり間違えてしまったのだ。まさかこんなよくあるミスで僕の快進撃は終わってしまうとは……。
最初こそは「専門用語ばっかりでよくわからんし、いまいちハマりきれないな」と思っていたのですが、二周、三周と周回を重ねるごとに、ジョーカーの効果的な組み合わせや、役やカードの強化のコツがわかってきて、気がつけば30時間ほどプレイしていました。
条件をクリアしていくと新しいジョーカーやルールなどが解放され、さらなる高難易度を楽しめるようになります。本文中では数千、数万と桁が上がっていくのに興奮していましたが、そんなのがお遊びだったかのように、スコアがインフレしていきます。
ポーカーなので運要素も強いですが、数手先を読みながら戦略を立てていく必要もあり、どんどんハマりこんでいきました。ワンプレイが短くサクッと終わるので、空き時間にちょろっと遊ぶのに最適……と思いきや、もうワンプレイ、もうワンプレイと無限におかわりしてしまいます。記事を読んで興味を持った方がいらっしゃいましたら、ズブズブの沼の底でお待ちしています。
『Balatro』はPC(Steam)/ニンテンドースイッチ/PS5/iOS/Android向けに発売中です。