日本ファルコムが先日発表したリメイク作『空の軌跡 the 1st』について、PC版ユーザーから一部不安の声が上がっています。
パブリッシャー変更に不安の声?
これは、本作のパブリッシャーが『イースX -NORDICS-』など最近の日本ファルコム作品PC版を販売していたNIS AmericaからGungHo Online Entertainment Americaに変更されたことがきっかけとなっています。
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NIS Americaがパブリッシュしていた作品は、もともと日本産のPCゲームの高品質な最適化Modで知られたPeter Thoman氏率いる移植スタジオ・PH3が開発を担当していましたが、本作の開発元欄は日本ファルコムのみが書かれている状態。これまでの移植が好評だったことから、現時点ではPH3が担当していないと思われる本作に不安の声が書き込まれているのです。
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これまで日本ファルコム作品のPC版はXSEED Games(Marvelous USA)、Aksys Games、Clouded Leopard Entertainmentなど時期やバージョン、対象地域によって担当会社や仕様が変わっていました。その中でもPH3を起用した近年のNIS Americaパブリッシュ作品は技術面での移植品質に大きな定評があり、再起用を求める声がたくさん上がっているというわけです。ただfpsを向上させるだけでない、高解像度化やMod対応などを含めたPH3による「PC最適化」の例は『イースX』でも細かくその努力と劇的な効果が公開されています。
とはいえ、日本ファルコムとGungHo Online Entertainment Americaのパートナーは初めて。本作の移植品質がどうなるかも含め、今後の情報に期待しておきましょう。なお、編集部では日本ファルコムに対しPH3の続投や技術面でのアドバイスは今後もあり得るのかについて問い合わせを行っています。続報あり次第お知らせする予定です。
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『空の軌跡 the 1st』は、PC(Steam)/ニンテンドースイッチ/PS5向けに2025年発売予定。価格は未定です。