2024年から2025年にかけての年末年始は最大で9連休となる人もいるなど、長期休暇となります。腰を据えてガッツリ遊ぶ時間としては非常に良いタイミングなのではないでしょうか。
本記事では、Amazonプライムビデオシリーズ「シークレット・レベル」に登場したゲームの中から、3本のオススメ作品をご紹介いたします。
「シークレット・レベル」とは?
そもそも「シークレット・レベル」は、Amazonプライムビデオで配信されたオムニバス映像作品。ゲームを基にした15篇の短編が集まった作品で、国産ゲームからインディーゲームまでバラエティ豊かな映像化が行われました。原作の魅力をぎゅっと詰め込んだものから、意外な解釈で映像化したものまでいろいろなエピソードがありました。
筆者はすべてのエピソードを視聴しましたが、正直な感想を言うと出来はまちまちで、玉石混交だったという印象。とはいえ、ゲーム文化をリスペクトして色々なゲームを少しずつ映像化するという試み自体は好みであり、すでに決定したシーズン2も楽しみです。
ここからは、「シークレット・レベル」に登場したゲームからオススメの3作品を紹介。視聴した方はぜひ実際にゲームも遊んでみましょう。
『Sifu』(60%オフ 1,672円)
本作は回避や受け流しといった体術を駆使して戦うカンフーアクションゲームです。敵に倒されたらそこで終わり……ではなく、倒されると徐々に加齢していくシステムが特徴。年齢が上がるほど与えるダメージは増える反面耐久力が下がるという仕組みになっていて、適度に加齢しつつ70代程度に達するまでの間に全面クリアしなければなりません。

アクションは『SEKIRO』などを踏襲しており、体幹ゲージのようなシステムが存在。いかに回避しながら素早くコンボを入れるかが鍵となります。すべての攻撃を見て対処することが可能となっているので、アクションゲーマーは燃えること間違いなし。

「シークレット・レベル」では、作中最長のステージ2「ナイトクラブ」がモチーフとなっていました。ゲーム同様のクールなアクションを魅せつつ、より印象的なロケーションも存在。餃子屋のおばあちゃんと会話するシーンでは、ゲームでは見えなかった主人公の人となりがわかったのも嬉しかったですね。未プレイでも楽しめる映像でしたが、ファンはより喜べる内容でした。
『ウォーハンマー40,000 スペースマリーン2』(25%オフ 7,350円)
ミニチュア・ウォーゲーム「ウォーハンマー40,000」をベースとした三人称視点アクションゲームです。プレイヤーは強力なアーマーに身を包み、超人的な戦闘能力でティラニッド(エイリアン)たちを駆逐しなければなりません。シングルプレイに加え、3人協力や対戦も楽しめます。

本作の魅力は、なんといってもフィニッシャーアクションのゴア描写。エイリアンをチェーンソーでぶった切るととんでもない量の血が噴き出るのが非常に豪快で、カウンターを駆使するアクションの爽快さを底上げしています。銃と近接武器を適宜使い分ける戦闘も全能感があって、スペースマリーンの強さを感じさせます。

「シークレット・レベル」の「ウォーハンマー40,000」回には、本作の主人公であるタイタスが登場しました。全体としてみるとアート寄りな内容でしたが、ゲーム譲りのゴア表現は見応えがあり、ならず者を圧倒していく様もクール。このエピソードを見たら、ゲームで操作してみたくなるはずです。
『Spelunky 2』(60%オフ 820円)
入るたび構造が変わる迷宮を探検し、お宝を集めるローグライト2Dプラットフォームアクションです。プレイヤーキャラクターはキビキビ動かせて操作感が良いですが、フィールドにはたくさんの罠があり、なかなか死ねる難易度……。

ただ、何度も挑むごとに敵キャラの特性や罠の種類など知識がどんどん蓄積されていき、徐々に上達していけるというローグライク・ライト本来の楽しみがあるのが良いポイント。挑みがいのある作品です。

「シークレット・レベル」では、何度も罠で死にながら、構造が変わる洞窟を繰り返し冒険するという、ゲームそのままの内容でした。ただ、「死んだらやり直しになるローグライトジャンルを楽しむためのマインド」を教えてくれるような内容は興味深かったですね。主人公のビジュアルも可愛かったです。
「シークレット・レベル」は他にも『New World』『Unreal Tournament』『Concord』なんかがとても面白かったのですが、どれも日本では遊びづらかったり、今はもうまともに遊べなかったりするのが悲しいところ……!
ただ、エピソード自体は間違いなく観る価値がある面白さです。どれも原作知識は不要なので、「元のゲーム知らないしな……」とスルーしてしまった方は、ぜひ見逃さないでください!
これから出る新作のエピソードもありますし、元BioWareスタッフが制作するSFアクションRPG『EXODUS』や『パックマン』を基にしたダークなアクション『Shadow Labyrinth』など、「シークレット・レベル」発のタイトルはどちらも面白そうで、こちらも楽しみです。
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