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Enad Global 7は、子会社であるPiranha Gamesで38人のレイオフを実施することと、Toadman Interactiveを閉鎖することを発表しました。
『MechWarrior 5: Clans』は販売目標を達成できず
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Piranha Gamesは『MechWarrior 5: Clans』のデベロッパーですが、重厚なメカアクションシリーズの最新作として日本語にも対応で2024年10月に発売された同作は、記事執筆時点(2025年1月11日)でSteamレビューが“やや好評”となっています。またDLC「Trials of War」が「内容と価格が釣り合っていない」などと不評になり、後に無料化されるということもありました。
この度のEnad Global 7からの発表においてCEOであるJi Ham氏は、『MechWarrior 5: Clans』においてPiranha Gamesは「クオリティ、ストーリー、ゲームプレイにおいて内外の期待を上回る本当に高品質なゲームを手掛けた」ものの、結果として「必要な販売目標を達成できず、必要な措置を講じざるを得ない」と説明。第2四半期までにPiranha Gamesの従業員約38名をレイオフするということです。
『EvilVEvil』が不振のToadman Interactiveは閉鎖
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Enad Global 7はToadman Interactiveの事業を縮小していき、完全に閉鎖することも発表しています。発表にて具体的な理由については触れられていませんが、海外メディアPC Gamerでは2024年7月に発売された『EvilVEvil』が「完全な失敗に終わった」と報じています。
同作は吸血鬼として邪悪な敵とその信者を相手に戦う1人称Co-opシューターですが、SteamDBでは最大同時接続プレイヤー数が37人であることが確認できます。