【吉田輝和の絵日記】上から出るか下から出るか、生臭さ漂うイワシホラーゲーム『How Fish Is Made』! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】上から出るか下から出るか、生臭さ漂うイワシホラーゲーム『How Fish Is Made』!

今回は、Wrong Organ、CRITICAL REFLEXが贈るPC向けタイトル『How Fish Is Made』をプレイ!

連載・特集 プレイレポート
【吉田輝和の絵日記】上から出るか下から出るか、生臭さ漂うイワシホラーゲーム『How Fish Is Made』!
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今回は、Wrong Organ、CRITICAL REFLEXが贈るPC向けタイトル『How Fish Is Made』をプレイ!本作は、イワシになった主人公がのたうち回りながら不思議な空間からの脱出を試みる短編ホラーゲームです。

イワシは他の魚と比べてお安い値段で売られることが多く、我が家の食卓にもよく登場していており、最も馴染み深い魚です。ただ本作はお料理ゲームではなく、イワシが主人公のホラーゲームなので、いったいどんな内容になっているのか気になります!


◆落ちるイワシの行く先は……

タイトル画面では、イワシが高所から落下し続けている。開始をクリックしない限り永遠に落ちていくのだろうか。

長い長い落下を経て地面が見えてきた。これってこのまま着地したらグシャッと潰れちゃうんじゃないの?

なんてことはなく、潰れずにビタッと跳ねながら着地した。

どこから落ちてどこにたどり着いたのかは不明だけど、この部屋にはもう一匹の魚がいた。ってお前、喋れるタイプの魚か!

ここがどこなのかは依然としてわからないが、どうやらに道があるようだ。

身分の上下など、下は上より低いものや劣るものに例えられがちで、上はプラス、下はマイナスみたいなイメージがあるよね。それならば僕が選ぶのは当然“下”だ。陽より陰の方が落ち着くのは根暗者の特性だろう。

他の魚との会話を終え、ビタンビタンと体をくねらせながら通路を進んでいく。

通路を抜けると小部屋があり、また魚が横たわっていた。この魚は上の道を推しているようだな。

次に出会った魚は、メタリックなアートに囚われていた。会話の内容は意味不明だけど、言葉のチョイスから頭は良さそうな気がするな。

よくわからんが、コイツを食べたら頭が良くなりそうだな!

そしてまた細い通路を進んでいく。思ったんだけど、まさかここって人間の体内なんじゃないの?つまり食道を落下して胃にたどり着き、腸を通って進んでいくのだろうか。

だとしたら、上の道の出口は口で、下の道の出口はお尻ってこと……?下から出るのは僕(イワシ)側としても、人間側としてもちょっと嫌だ。

生々しい通路が現れ、フィールド人体説が有力になってきたな。目指せ、肛門。

その後、歯車に挟まって身動きが取れない魚を助けたと思ったらバラバラに粉砕しちゃったり……

ミュージカルのような謎のムービーを見せられたりと、ひたすらカオスな状況が続く。

そして通路の奥へとたどり着き、上へ登るか下へ降りるか決断するときがやってきた。尻からイワシを出すのは嫌なので、僕が目指すのは上だ!

どちらに進むか選択したあとはエンディングを迎えるんだけど、DLCとしてこの続きがプレイ出来るぞ。

ただこのDLCは、円状に丸くなったイワシを転がして、フィールド上の魚を巻き込んで大きくなっていくという、どう見てもあのゲームのシステムだ。これ名前言っちゃって大丈夫なやつ?

あ、Steamの説明文にも書いてあるなら大丈夫か。塊ライクなゲームが楽しめるぞ!


本編とDLCを合わせて30分ほどでサクッとクリア出来ました。本編の内容についてはかなり意味不明で、良い意味でイカレた奇ゲーに仕上がっています。

DLCは圧倒的な高評価を得ている『Mouthwashing』の宣伝的な内容で、同作のキャラクターも登場しています。プレイする順番は『Mouthwashing』のあとに本作をプレイした方が、ネタがわかってニヤリと出来ると思います。


DLCは『MOUTHWASHING』にハマった方向けの内容になっていますが、無料で遊べる奇ゲーとしても十分楽しめると思います。

『How Fish Is Made』はPC(Steam)向けに発売中です。


ライター:吉田 輝和,編集:キーボード打海

ライター/おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Spark編集長。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

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