④廃屋
4ヶ所目は、山道を通った際にたまたま発見した名もなき「廃屋」。鬱蒼と雑草が生えた先に、長い間放置された小屋みたいな建物があり、中はガラスの破片や朽ちた家財道具などが散乱しかなり荒廃していました。
この小屋は行政か土地所有者の管理下にあるため、敷地内でのプレイは断念。何よりも、小屋付近は真っ暗闇なのでガチで恐い！ほんとにホラーゲームの世界に迷い込んだような感覚です。
とはいえ、せっかく発見したロケーション。もったいないので、敷地内から出てすぐの山道でプレイしてみました。周囲に明かりなどは一切なく、装着したフラッシュライトだけが頼り。圧倒的な孤独感の中でやった結果、心拍数は平均で112拍、MAXで122拍を超える事態に。検証開始以来、最大の数値を記録し「最恐スポット」暫定1位となりました。
恐怖度：★★★★★
オススメ度：★☆☆☆☆
廃墟度：★★★★★
⑤トンネル
5ヶ所目となったのは、寂れた「トンネル」。かなり大きな造りになっているこの某トンネルは、時折通過していく車の反響が不気味。さらに、写真には捕らえられていませんが、顔のようなシミや落書きがたくさんあって異様な雰囲気を醸していました。プレイ環境としては申し分ない様子です。
歩道に座り込み、しばしサイレントヒルの街を探索。周囲には筆者一人だけなのでゲーム音量を最大にしてみると、ジェームズの足音や、敵を殴打した時の鈍い音がトンネルに響き渡っていたのが印象的でした。
心拍数は平均値が107拍、そして最大値が121拍という結果に。かなり良い感じの数値を記録するも、廃屋での測定に一歩及ばず暫定2位。しかし、トンネル内の空気はなぜか圧迫感があったり、変な寒気を感じたりと、ロケーションによる恐怖感の相乗効果は抜群だったように思います。
恐怖度：★★★★☆
オススメ度：★★★★☆
反響度：★★★★★
⑥広場
皆様おはようございます。
何箇所も巡っていたら、いつの間にか夜が明けて来ました。さあ、検証企画最後のスポットは、広大なファームとスポーツ公園が併設された某所の「憩いの広場」。さっきまでの暗闇から別世界に転生したような気分です。朝イチの空気はとても清々しく、なんだか検証する気になれませんが、頑張ってやり遂げようと思います。
ついでにキャベツ畑を背景にパチリ。おやおや、よく見ると筆者の三角コーンによく似たコーンがありますね。すっかり色が落ちていますが、なぜか親近感を覚えます。
なんてやってる場合ではなく、早速プレイ開始。時間帯的にも人が増え、おまけにこの明るさのせいでプレイ環境は全く期待できません。ですが一応ブルークリークアパートまで進めていきます。そして検証終了。果たして結果は……
あれ？結構いってる。なんと、現在の心拍数は102拍で、平均は119拍という数値。ロケーションによる相乗効果はほとんど感じませんでしたが、いったい何が要因なのか？
おそらく、それは『SILENT HILL 2』というゲームが持つ純粋なチカラのおかげでしょう。つまり、傑作ホラーゲームはどこで遊ぼうと、プレイヤーに極上の恐怖を与えてくれるものなのです。
恐怖度：☆☆☆☆☆
オススメ度：★★★★★
空気のうまさ：★★★★★
ということで、今回の検証企画「最恐のプレイスポット」第一位は、偶然見つけた「廃屋」に決定！！ もう二度と近づきたくないくらい怖い場所でした。さて、それではまたの機会にお目にかかりましょう。
