さて今週も「Game*Spark短歌」のお時間がやってきました。
本コーナー「Game*Spark短歌」では毎週日曜日に“教養コンテンツ”としてゲーミングトピックを短歌にしてゲーミング歌人がお届け。ゲーム業界の全てがわかる、なゐすぱな一首を目標にお届けしていきます。
実は何週間か前に中国に行っていた歌人。「まだネタにする時期じゃない」となんやかんやでネタにしそびれていましたが、今週もネタにしそびれたようです。ゲーミング歌人曰く、めっちゃ川が広くてびっくりしたとのこと。あっさい感想ですね！
グラボきて 懐寒く PC熱く
冬も去り行く 空気の匂い
それにつけてもRTX 50シリーズの話題が盛り上がっていますね。やっぱりグラボの世代交代には胸が躍ります！毎回品切れや性能チェックなどで騒がしくもありますが……しかし、ふと冷静になると、ゲーム業界が穏やかだった日はあるのでしょうか？ネットミーム「物売るっていうレベルじゃねぇぞ」もPS3の時でしたし。なんだか怖いことに気づいてしまいました。
しかし熱があるというのは良いことです。本気でなければ熱くはなりませんから。ただまぁ……なんだか衰えてきて昔みたいな熱さを保てなくても「本気でないわけではない」ことはあります。そんな中で老境に差し掛かってなお本気を感じられるニュースも到着しました。
時の果て 心の老いとは 関わらず
次代に繋ぐは 物か心か
“ゲーマーの終活”と聞くともうそれだけで感傷に浸ってしまいますね。偉大なる先人の終活は、卒業という言葉以上の重みを持っています。同氏は「ファミコンカセット1052本」のみでなく、他にも大量のレトロゲームを出品されています。凄まじいコレクションですね。
「ファミコンカセット1052本＋α」のお値段は3,403,000円(税込)です。高額ですが、適正な価格でしょう。しかしなんと現在この「ファミコンカセット1052本」はSOLDOUTに！ 誰が購入したかはわかりませんが、良い取引が出来たことを祈るばかりです。
さて、アーカイブともなりえるこの出品。公的機関が保管してほしいと思わず思っちゃいますが、それに関する費用はしっかりと支払われなくてはなりません。大学に研究費などが必要な理由はここにあります。あるいはゲームソフトが美術品の扱いになったとすれば、美術館でしょうか。少なくともデジタルゲームは近年現れた存在のため、保管等についての意識は低いままでした。これからはしっかりとその価値を保全していく社会になってほしいものです。
なんかゲーミング歌人はそう思っているようです。悪いものでも食ったのでしょうか？
ゲーミング歌人がこの一週間で話題になったトピックで一首詠む“短歌企画”は連載企画ですので、普通に来週も開催されちゃいます。
公開するもしないも歌人次第ではありますが、読者の皆様もぜひコメント欄にて今週のゲームトピックに関する叫びなどを、短歌あるいはコメントとしてしたためぶつけてください！ 「なゐすぱ」な一首をお待ちしています。
