Sports Interactiveとセガは、2025年3月にリリースを予定していたサッカーシミュレーション『Football Manager 25』の発売中止を発表しました。
開発として望まれるレベルへの到達が困難と判断
『Football Manager』シリーズは、プレイヤーがさまざまなチームの全権監督の立場を体験できる作品。シリーズ最新作『Football Manager 25』では、新たにプレミアリーグや女子サッカーリーグとのライセンスも追加されたほか、ゲームエンジンをUnityに変更したことでUI刷新やグラフィック強化を行ったことなどがこれまで発表されていました。
発表では、発売中止の理由は「品質の確保に想定以上の時間を要すると判断したため」としています。技術やビジュアル面で今後の礎石となるものを目指したものの、さまざまな困難や不慮の事態によってゲームの大部分が目標に到達せず、発売延期を発表して開発を続けていたがスケジュール調整しても「望まれた水準に達することができない」と判断したということです。
本作を発売してアップデートで修正していくことも可能でしたが、それは正しくないと考えたとのこと。さらに、3月以降だとサッカーシーズンとしては時期が遅くなり、ユーザーに年内にもう1本ゲームを買ってもらうことが適切ではないと判断したことなども理由にあるようです。また、本作の開発資産を引き継いで次回作の開発に注力することもあわせて発表しています。
予約者の返金や『FM24』継続プレイについてのFAQも
公式サイトのお知らせでは、今回の発売中止に関連したFAQも記載されています。すでにゲームを予約していたユーザーへの返金については、セガ公認の販売業者から事前購入された場合には自動で全額返金されるということです。
なお、2024年12月の時点で前作『Football Manager 2024』のプレイが2025年3月まで延長されることが発表されていました。FAQによると、現在プラットフォームパートナーおよびライセンサーと契約延長について競技しているとのことで、サプスクリプションでのプレイに関する最新情報は今後明らかにしていくということです。