Steamでリリースされたゲーム内に疑わしいマルウェアが検知されたことから、Valveは当該作品を起動したユーザーに警告メールを送信しました。
配信作品からマルウェア検知、身の覚えある人は対応を
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今回マルウェアが検知されたのは『PirateFi』で既にストアから削除済み。当該作品を起動したユーザーに向けてValveは警告メールを送信しています。
メールでは作品からマルウェアが検知されたことを通知、アンチウィルスソフトによるフルスキャンの実施や恒常的な使用などを強く推奨するとともに、場合によってはマルウェアの完全駆除を目的としたフルフォーマットからのOS再インストールも選択肢として挙げる内容となっています。
なお、当該作品関連のSteam掲示板では作品起動後にSteam walletの不正使用やマイクロソフトアカウントの乗っ取りなどを報告するスレッドも存在するなど、マルウェアの存在を強く示唆する内容となっています。
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Steamでのマルウェア騒動は度々発生しており2023年にはゲーム開発者用のSteamworksアカウントへの不正アクセスを通じてマルウェアを含む危険なビルドがアップロードされる騒動も発生、これを受けSteamworksアカウントへの電話番号の登録の義務づけやデフォルトブランチの更新時にSMSによる2要素認証が必須となるなどのセキュリティ強化が実施されています。
安心安全なゲーム生活のためにもSteamには更なる悪意ある開発者への対策強化を期待するとともに、公式ストアだから安心との慢心を捨て常日頃からの警戒を忘れないようにしたいところです。