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【吉田輝和の絵日記】滅びゆく煙の国で、人とホムンクルスの救済を目指すメトロイドヴァニア『ENDER MAGNOLIA』

今回は、AdglobeとLive Wireが手掛け、Binary Haze Interactiveから発売された『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』のPC版をプレイ!

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【吉田輝和の絵日記】滅びゆく煙の国で、人とホムンクルスの救済を目指すメトロイドヴァニア『ENDER MAGNOLIA』
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今回は、AdglobeとLive Wireが手掛け、Binary Haze Interactiveから発売された『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』のPC版をプレイ!本作は、人工生命体「ホムンクルス」によって崩壊した世界を舞台とした探索型2D横スクロールアクションRPGです。

過去作『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』はSteamで“非常に好評”を得ており、僕の周りでも発売前から「約束されし名作!絶対買う!」と盛り上がっていました。その中でも一番話題になっていたのは……本作の主人公であるライラックの性別です。ライラックは中性的な顔立ちの子どもで、おかっぱ頭に半ズボン姿という、男女どちらとも言える見た目をしています。どっちなんだ……!

◆悲しきホムンクルスに救いの手を

主人公ライラックは、地下の実験施設で記憶を失った状態で目を覚ます。ここはどこなのかわからないが、記憶を取り戻すために動き出すのだった。

まだ攻撃手段がないので、ジャンプや回避を駆使して敵から逃げながら進む。あとから気付いたんだけど、本作は敵と接触してもダメージを受けず、敵の攻撃に触れたときのみダメージを受けるのだ。

早く言ってよ~。めっちゃビビっちゃってたよ~。

先へ進むと、体に剣が突き刺さって倒れているホムンクルスを発見する。ライラックは小さい頃からホムンクルスとずっと一緒に育っていたらしく、このホムンクルスも助けてあげることにした。

この世界はホムンクルスの暴走によって崩壊してしまったんだけど、ホムンクルスが悪というわけではなく、正気を失って暴走してしまっただけなのだろうか。ライラックが魔力を分けてあげるとホムンクルスが元気になったぞ。

ライラックは、暴走するホムンクルスを救済する「調律」と呼ばれる力を持つ調律師らしい。ライラック自身は戦う力を持っていないため、調律したホムンクルスの力を借りて戦っていく。このホムンクルスのノラは、剣攻撃のスキルで助けてくれるようだ。

ノラの剣スキルは通常攻撃みたいなものだな。行き止まりの場所をズバズバ斬りながら進む。

進んだ先でホムンクルス“実験体の少年リト”とご対面!リトのHPゲージの下にある黄色いゲージはダウンゲージと呼ばれるもので、これを削り切ると一時的にダウンするので一方的にボコボコに出来るぞ。敵の攻撃の起こりを見極め、回転回避で相手の背後に回り込む戦法(実際は回避連打でゴロゴロ転がってただけだけど)で難なく撃破した。

戦意を失ったリトに触れると、彼の過去の記憶が流れ込んできた。リトが居たホムンクルスの処刑場では、ホムンクルスを狂わせる非道な耐性実験が行われていたらしい。逃げ惑う者、見境なく殺し合う者たちが混沌となり、リトは遺体の山の下敷きになりながらも一人生き残ったようだ。

辛い体験はそれとして、君はどんなスキルをくれるのかなあ?

◆スキルに移動アクションに……便利すぎるぜ!

フィールド上にはレストポイントと呼ばれる場所が点在していて、手に入れたスキルのセットや装備の変更が出来る。

先ほど手に入れたリトのスキルは、拳に炎を纏わせて直進して攻撃する炎パンチだ。一度発動したらリキャストタイムが必要だけど、ノラの剣スキルやライラックのアクションと並行して使えるのは便利だな。

その他にも、ボタン押しっぱなしで敵を攻撃し続けてくれるスキルや、オン・オフを切り替えるだけでオートで攻撃してくれるスキルなどが存在する。それぞれのスキルは4つのボタンに割り振って使用する。

加えて、ホムンクルス一体につき複数のスキルを覚えるので、どういう組み合わせのスキル構成をするか悩ましいところだ。

僕のお気に入りのスキルは、回転ノコギリを射出するカッターショットのスキルだ。使い勝手では他のスキルには劣るけど、見た目が『ロックマン2』のメタルマンみたいで気に入ってるのだ。

使い勝手を考慮したお気に入りは、前方に回転攻撃を放つドリルショットのスキルだ。威力は低いけど、ダウンゲージを削る力が高く、ガードも無視してダメージを与えられる優れモノだ。ボタンを押している間はずっと発動し続けてくれるので、HPの低いザコ敵なら跳ね飛ばしながら進んでいけるのだ。便利~!

ホムンクルスによるスキル以外にも、ライラック自身のアクションも進行に合わせて増えていく。移動系アクションの空中ジャンプは序盤に習得する。

こういう移動系のアクションって、ストーリーが結構進行してから習得するもんじゃないの?こんなにいきなり移動が楽になっちゃって大丈夫なの?と謎の心配をしそうになるけど大丈夫。

空中ジャンプや空中ダッシュなどの移動系アクションを駆使しなければいけない高難易度エリアが、序盤のうちから登場するのだから……!

ストーリー後半になるとスキルの種類がかなり増えてきたし、細やかな操作を要求される難しい場所も多くなってきた。自分のベストなボタン配置を探る必要があるな。

使用頻度の高い回避ボタンとスキルボタンを押しやすい場所に変更したぞ。これで咄嗟のボタンの押しそこねが減るぞ。今より死なずに進められるはずだ!

と思いきや、結局慣れるまでは押し間違える凡ミス連発しまくっちゃうんだけどね……。


クリアまでに15時間、全実績の取得までに20時間ほどかかりました。

死にゲーとまではいかないですが、ザコ敵の火力が高く、数発ダメージを食らうだけで瀕死になっていました。ただ、敵の最大HPや攻撃力などの難易度調整が可能だし、レベルアップしてステータスを底上げすることも可能なので、全体としてはそこまで難しくは感じませんでした。

空中ジャンプを始め、ライラックの移動系アクションが豊富でしたね。僕はゲームのあらゆる要素の中でキャラクターの操作性の気持ち良さを重視するタイプなので、最後まで楽しくプレイ出来ました。

普段は記事執筆用のプレイはクリアまでで、実績解除などのやりこみ要素は残している(後日ガッツリ遊びますが)のですが、本作の場合は全実績解除した上で、レベルマックスにするためにチマチマとレベル上げ作業を楽しむほどハマってます!

『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』はPC(Steam)/ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Sereis X|S向けに発売中です。

《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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