前世代のハードであり、今ではあまり存在感のないWii Uですが、なんとWii Uを自作PCの中に取り込んでしまったという海外ゲーマーが現れました。
ハードを分解し多くのパーツを3Dプリンターで自作。キャプチャーボードまで接続した「Wii U内蔵PC」
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このPCを作成したのはYouTubeチャンネルのBringus Studios。公開された動画のタイトルは「どのようにWii Uをコンピューターの中に隠すか」というものですが、実態はWii U自体をいかにPCの中に組み込んでいったかという約1時間のドキュメンタリーとなっています。
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まず、同氏はさまざまなUSB接続を駆使した接続状況から、Wii U本体が起動するのかの実証実験を開始しました。途中、機器の組み合わせの相性でコントローラーが動かなくなるなどのトラブルはあったものの、何とか独立した環境でWii Uを動かすことに成功しました。
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独立動作の実証実験が終わった後は、実際のPCへの組み込み作業です。Wii Uのマザーボードを取り出し、内部に設置しようとするものの、なかなか適切な場所が見つかりません。とりあえず設置したはいいもののPCのCPUの温度が爆上がりしたり、接続ケーブルの長さと悪戦苦闘したりしながら、最適な配置を見つけていきます。
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その中でも一番悩まされたというのが「電圧」。一般的なPCは12Vの電圧で動作しますが、Wii Uの動作に必要な供給電圧は15Vなのです。
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幸い、12Vから15Vへと変換する電圧変換機を手に入れることができ、何とか電圧問題を解決することができたということで、いよいよPCの組立へと入っていきます。
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外部接続端子にはゲームディスク挿入口、ゲームパッド接続口、SDカード挿入スロット、電源やその他ボタンが配置されています。ゲームディスクの読み取りについてはWii Uからの流用ではなく別途DVDドライブを組み込んでおり、またこの外部接続端子部分については3Dプリンターによる試作を何度も繰り返し、ようやく完成したものであるということです。
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かくして、完成したWii U一体型PC。キャプチャーボードも内蔵しており、高画質でゲーム動画を撮影することも可能という事です。正直に言って、「ここまでやるか!」という思いはありますが、その技術と努力と熱意には頭が下がるばかりです。