レビュー数7,500超えの“非常に好評”穴掘りゲーム『A Game About Digging A Hole』絶妙なレベルデザインとサクサク感が最高に楽しい。シャベル片手に財宝と「秘密」を探す【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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レビュー数7,500超えの“非常に好評”穴掘りゲーム『A Game About Digging A Hole』絶妙なレベルデザインとサクサク感が最高に楽しい。シャベル片手に財宝と「秘密」を探す【プレイレポ】

掘った先には何がある?

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レビュー数7,500超えの“非常に好評”穴掘りゲーム『A Game About Digging A Hole』絶妙なレベルデザインとサクサク感が最高に楽しい。シャベル片手に財宝と「秘密」を探す【プレイレポ】
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Cyberwaveが手がける採掘サンドボックス『A Game About Digging A Hole』は、その名の通り「穴を掘る」というシンプルな行為に特化したゲームです。裏庭に埋まっているという財宝を求めて、プレイヤーはシャベルを手に地中深くへと潜っていきます。しかし、この素朴な目的の先には、誰も予想だにしない展開が待ち受けているのです。

様々なメディアやストリーマーがこぞって取り上げて話題となった本作ですが、本稿では7,000件以上のレビューで「神ゲー」「中毒性がヤバい」と称賛される本作の魅力をディグっていきます。(穴掘りゲームだけに)

冗談はさておき、記事終盤はネタバレ要素も多少含みますので、読みたくない方はご注意ください。

ひたすら穴を掘るカジュアルゲーム

本作は、一人称視点の採掘サンドボックスゲーム。プレイヤーは、庭先をシャベルで掘り進んで資源を採掘し、売却したマネーを元手に各ツールをアップグレードして強化、さらに掘りまくって穴の奥底に眠る財宝と隠された「秘密」を見つけることが目的です。

執筆時点でのSteamレビュー数は7,500件に到達し、その90%がポジティブな「非常に好評」ステータスを獲得。リリース直後から大きな盛り上がりを見せています。

ユーザーの声としては、「神ゲー」「レベルデザインが秀逸」「穴を掘りまくる中毒性にハマる」など、穴をひたすら掘っていくシンプルなゲーム性やツール強化のしやすさといった“サクっと遊べるカジュアル感”が評価されています。

一方で、「無駄なストーリー要素」「ジャンル自体が変わってしまう」など、衝撃的な展開と“オチ”が待つゲーム後半部分について厳しい意見も見られました


操作/言語/オプション設定

操作はキーボード・マウスおよびゲームパッドに対応。筆者はXboxコントローラーを使用しましたが、操作感は良くて何一つ不満なくプレイできました。

そして言語は日本語字幕/インターフェイスに対応。スタート画面の安っぽいフォントを見たときに嫌な予感がしましたが、セーブを「節約」と表記していたり、インベントリがフルになると「在庫いっぱい」と表示されるなど、直感の通りあまり日本語表現は良くありません。けれども、本作は言語が必要なゲームではないのでそこまで気にはならないでしょう。

本編開始

注:日本語キャプションは筆者訳

主人公は、一万ドルで売り出されていた「金銀財宝がある庭付きの一軒家」を購入します。お宝が眠る庭……確かに魅力的なフレーズです。

早速裏庭に行ってみると、「SUPER MEGA DIGGER ULTIMATE 2.0」という大げさな名前の穴掘り用のシャベル、それに金属探知機のような調査セットも同梱されていました。

お宝が埋まっていると云われる庭はこんな感じ。整備された芝生が美しく、広さも結構あります。うーん……こんなチャチな道具でいけんのか?糸◯重里に頼んだほうが良いんじゃないのか?とうっすら思いましたが、まあとにかく掘ってみましょう。

目印のある地点から作業開始。操作は、RTボタン押しっぱにすると自動で掘ってくれます。そのほかはYボタンでインベントリ表示、スティック長押しでダッシュとシンプルな設計で「掘ること」に特化しています。

ザッザッザッと、小気味よい音を立てながら軽快に掘れるので気持ちいい。しかし、最初のうちは範囲も狭くなかなか思うように掘っていけないのがしんどい。

また、画面左下にある青色のバーはシャベルの「バッテリー残量」を示し、残量ゼロのまま掘ると爆発してダメージを喰らうなんとも素敵な仕様です。ちなみに、オレンジ色のバーがライフゲージになります。このように序盤のうちは装備が貧弱なこともあり、掘削作業は面倒なだけであまり楽しいとは感じません……。

「オレス」って何?

もちろん解決策は用意されています。地中には石炭や鉄、鋼などさまざまな鉱物資源が埋まっていて収集できます。それらをガレージにあるPC経由で売却すれば、鉱物のグレードに応じてお金をゲットできる仕組みです。

その資金を元手に、シャベルやインベントリなど各ツールをアップグレードしたり、ライフやバッテリーの回復を行えます。ここで考えたいのは、強化する順番です。最初はインベントリが12スロットしかなく、石炭(売却価格:3ドル)をフルに集めても一度の収入は最大36ドル。

なので、まず「シャベル」の性能を上げ、次にインベントリ容量をアップして鉱物資源をさらに収穫できるようにすれば資金調達が楽になり、効率よく掘り進めていけます。

ときには埋まっていた「お宝」が出てくることも。中身はマネーバックだったりレアな鉱物だったり役立つものばかりです。探知機の反応も結構リアルで、宝探しはミニゲーム感覚で楽しめました。

それだけでなく、さらに地中深く掘っていくと何やら怪しげな建物が顔を覗かせます。矢印に従い進んでいくと……

奥の方に木製の宝箱を発見!中身はダイナマイトやランプ、そして100ドルもの大金が入っていました。こうした豪華な宝があちこちに埋まっていて、ちょっとしたトレジャーハンター気分が味わえるのも本作の魅力でした。

ちなみに、地上には「ジェットパック」を利用して上がります。ジェットパックはバッテリーを消耗するので、アップグレードせずに深く掘りすぎると、地中から出るまえにうっかりゲームーオーバーになることも。掘削作業に夢中になるのも分かりますが気をつけましょう。

サクサク進める秀逸なレベルデザイン

本作は、「痒いところに手が届く」ような絶妙なレベルデザインも特筆すべき点で、挿入されるイベントやゲームシステムが飽きのこない没入感のあるプレイフィールを実現していました。

たとえば、「あ~掘るのがしんどい」と思いながらも約40メートルほど頑張って掘れば、ゴールドやプラチナなど価値の高い鉱物がゴロゴロ出現してお金が増え、アップグレードも一気に進めていけるようになります。

シャベル→ドリルに!

とりわけ、シャベルを完全アップグレードすると最終形態の「ドリル」に変化して、めちゃくちゃ作業が快適になります。

実際ドリルを使うと「土が溶けるように」ガンガン掘ってくれるので爽快感もハンパないですし、何よりも深く潜っていく達成感と楽しさを感じました。

しかし、途中でドリルでも壊せない硬い岩盤にぶち当たります。アカン、進めなくなった……と思っていたところ、ふと宝箱で手に入れたダイナマイトの存在に気づきます。

そこでダイナマイトを放り投げてみると、見事に岩盤の破壊に成功。このように、プレイヤーが退屈さやしんどさを感じ始める絶妙なタイミングで進行できるような設計になっていて、快適にサクサクっと楽しめる秀逸なレベルデザインだと思いました。

そして、地上から100メートルほど掘ったところに洞窟のような空間が現れます。洞穴は薄暗く不気味で、奥からは得体の知れない唸り声が……ここからはなんと探索パートが始まり、洞窟内を探検できるようになります

一体この洞窟の先には何があるのか?宝箱は見つかるのか、そして隠された「秘密」の真相やいかに……。衝撃的な結末のゆくえはぜひ実際にプレイして体験してみてください。



さて、いかがだったでしょうか。本作は、「穴掘りてぇ」というプレイヤーの果てしない欲求を見事に満たしてくれる素晴らしいゲームです。難易度も高くなく、シンプルな操作とアップグレードのしやすさなど、秀逸なレベルデザインのおかげでサクサクっとカジュアルに遊べるのが魅力。クリア所要時間も2時間程度と、価格(580円)に見合った体験が出来ると思います。

一方で、ストーリー展開や探索要素などは確かにゲームに不必要だったかもしれません。さらに言うと、個人的にもっと奥深くまで穴を掘りたかったのでややボリューム不足も否めないと感じました。しかし、全体的に良く仕上がっているのでどんなプレイヤーにもオススメ出来る作品だと思います。

  • タイトル:『A Game About Digging A Hole』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2025年2月7日

  • 著者プレイ時間:5時間

  • 価格:580円
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

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穴を掘ることに夢中になったスパ!高評価も納得のカジュアルゲームだったスパよ



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心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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