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2025年2月18日にEarn Allianceと Renderer Game Studiosが早期アクセスを開始した、マルチプレイヤーゾンビサバイバル『Last Remains』。本稿では、ゾンビが徘徊する街で他のプレイヤーとも争いながら命懸けで物資を持ち帰る本作のプレイレポをお届けします。
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ゾンビ×オープンワールド×マルチプレイヤーと言えば、数々の批判を集め発売停止となった『The Day Before』を思い出す方もいるかもしれません。TPS視点のプレイ画面にもそれらしさが漂っています。
正直なところ、ゲーム内容自体にはそれほど大きな差はないような気もしますが、本作は記事執筆時点で賛否両論とある程度受け入れられている一方で、『The Day Before』があれだけの大騒動となったのは、事前にゲーマーの期待値が高まり過ぎたからなのかもしれません。また、プレイした範囲では目立ったバグに遭遇することはありませんでした。
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早速物資集めに出発!
前置きはこの辺りにしてぶっつけ本番、オンラインマッチに乗り込みます。基本的なルールは今やお馴染みとなりつつある『Escape from Tarkov』風。PvPvEのマップに出撃し、アイテムをかき集め帰還ポイントを目指します。
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マッチング後、いきなりアパートの1室に放り出されました。ひとまず辺りの棚を漁っていると包丁を発見。一通りアイテムを集めたので部屋の外に出てみることにします。
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すると目の前にゾンビの姿が!嚙まれてしまいましたが、先ほど手に入れた包丁を使い激闘の末撃破することができました。
その後、エレベーターを使って建物の外に。どこにいいアイテムが落ちているのかが分からないので、とりあえずマップに示されたアイコンを巡ってみます。
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マップに記された薬屋で回復アイテムを拾い集めていると空が暗くなってきました。どうやら時間経過で昼夜や天気が変化していくようです。
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その後もゾンビと戦いつつ何事もないまま探索を続けているとバックが一杯に。丁度ヘリコプター到着のアナウンスも出たので帰還に向けて動くことにします。
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ヘリコプターの具体的な位置までは分からないので、音を頼りに見上げていると機影を発見。初回にしてあっさりと脱出に成功しました。
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どうやら持ち帰れるのはコスチュームやスキンなどの一部アイテムだけで、残りは自動で換金される様子。このコスチュームにはステータス補正値が付いていたので、より良いステータスのものを求めて探索することがメインになりそうです。
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補給物資獲得を目指せ!
脱出できたのはビギナーズラックだったのか、その後は落下死したり他のプレイヤーに倒されたりと散々な結果続き。躍起になってプレイを繰り返していると、補給品箱が近くに投下される回が。せっかくなので何が入っているのか確かめに行くことにします。
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しかし、アイテム運が悪い上に多数のゾンビにも絡まれ、回復アイテム無し、残り体力わずかという状況に陥りました。何とか箱のそばに到着はしましたが最後の試練が。箱を守るかのようにゾンビが現れたのです。
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一撃で死んでしまう緊張感の中、慎重に立ち回り何とか勝利を収めることに成功。勝利の喜びを噛みしめながら箱の中身を確認しようとしますが、開け方が分からず手間取ってしまいます。そうこうしていると、同じく箱の中身を目当てにしているであろう他のプレイヤーが物陰から現れました。
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お互い戸惑って顔を見合わせること数秒、武器を構え直す相手。相変わらず体力を回復できていないので勝ち目はないと悟り、何とか見逃してもらおうとピョンピョンと飛び跳ねてみましたが、あえなく倒されてしまいました。
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門番のように現れたゾンビとの死闘を制し、補給品箱に手をかけたのにこの始末。こうなったら何としてでも中身を確認してやろうと燃えてきてプレイを重ねていると、さらに数戦後にチャンスが訪れました。
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今回の投下場所はやや離れているものの、郊外にある+プレイヤー数が少な目のサーバーだったため、誰も回収に向かっていない様子。バックスタブなども駆使しながら慎重に進み、箱にたどり着くことに成功しました。
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ようやくたどり着いたドロップボックスの中身は......銃と手榴弾。これまで近接武器しか手に入れられていなかったのでこれは嬉しい収穫です。
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せっかくなのでゾンビで試し撃ちしてみます。ダメージ自体は低めなものの、近接戦がメインの本作で飛び道具を使えるというだけで無類の強さを感じられました。
前述のように武器そのものは持ち帰れるわけではないので、どうしようか迷っていると突然プレイヤーの襲撃が。死角からの攻撃だったため焦りはしましたが、高所に陣取って一方的に撃ち下ろすことで完封できました。
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初めてのプレイヤーキルが銃で一方的に攻撃というのも何とも言えない気分ですが、勝てばよかろうの精神で持ち物を漁ることにします。
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大半は換金アイテムでしたが、貴重そうな初見アイテム「鍵」を発見します。これは十分な収穫だろうということで帰還を選択しました。
どうやら鍵は装備・キャラクターボックスを開けるために用いるようです。せっかくなので最後に開けてみることにしましょう。
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鍵を1つだけ使ったので、どれか1つを選択できる模様。右下を選択してみるとSキャラクターの破片が3個手に入りました。破片が何個必要になのかと確認しに行くと、そこには3/60の文字が。あ、あまりにも果てしない......。
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良かった点・気になる点
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アジアサーバーでプレイした限り、マッチングが爆速だったのは好印象。「コスチュームは死んでも失わない」「とりあえずアイテムを集めればお金になる」「武器はその探索限りの使い捨て」という仕様のおかげで、脱出系PvPvE作品の中では非常に気軽に遊べる部類だと感じました。プレイ感はむしろバトロワのそれに近いかもしれません。
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一方で、壁際のカメラワークの悪さは残念なポイントでした。特に屋内で戦闘するとすぐに壁端に追いやられて、何が何だか分からない状態になってしまいます。
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また、マップ自体も必要以上に高低差が激しすぎるように感じます。道沿いに進んでいても突然断崖絶壁にぶち当たり、はしごを探して彷徨う羽目になることがしばしば。また、光が当たっていない場所の異様な暗さも相まって、落下死してしまうこともありました。
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キャラクターやレアコスチュームを入手できるルートボックスもゲームに水を差してしまっています。もちろん、持ち帰った鍵やデイリーミッションで稼いだコインを使い、レアアイテムを狙ってルートボックスを開けられるというのは、継続してプレイするモチベーションになるでしょう。
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しかし、キャラクター獲得には大量の欠片が必要、コスチュームを狙っても大量の低レア品が混入と、まるで基本プレイ無料作品のように感じられる渋さです。
プレイのモチベーションにするとしてもあまりにもゴールが遠く、非常に気軽に出撃できるゲーム部分と比べちぐはぐな印象を受けました。当初、本作はNFT要素を盛り込んで開発されていたようなので、方針転換の名残なのかもしれません。
値段相応のチープな部分も見え隠れはしますが、早期アクセス中の2,000円台PvPvEアクションとして考えると総合的にはかなり遊べる部類でした。
6~12か月間の早期アクセス期間中にはマップの拡張なども予定されています。PvPvE脱出系作品のファンに加えて、がっつり遊ぶかは分からないけどPvPvE脱出アクションを試してみたい、という方にもオススメの作品でした。
『Last Remains』は2,300円でSteamにて早期アクセス中。記事執筆時点での対応言語に日本語は含まれていません。
タイトル:『Last Remains』
対応機種:Windows PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)
早期アクセス開始日:2025年2月18日
著者プレイ時間:2時間
価格:2,300円
※製品情報は記事執筆時点のもの
スパくんのひとこと
今後のアップデートにも期待のPvPvE脱出アクションスパね!気軽にハラハラ感を味わうにはもってこいスパ!