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Activisionの展開する『CoD』シリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 6』のSteamストアページにて「生成AIの利用」が明記され、コミュニティでは話題を呼んでいます。
「6本指のサンタ」が生成AIの議論を加速
『CoD』シリーズ作品での生成AIの利用はこれまでもコミュニティのなかで疑問視されており、議論が続けられてきました。特に『BO6』で開催されたクリスマスイベント「Merry Mayhem」では、「配布されたローディング画面のサンタの指が6本ある」と話題に。
また、イベントの内容を説明するゲーム内の画像も指の形や本数が不自然であり、生成AIを利用して作成したものではないかという指摘を海外IGNなども行っています。
New loading image in BO6 uses clear AI generated image
byu/WwwWario inCODZombies
2023年にリリースされた『CoD:MW3』でも同様に、「Yokai's Wrathバンドル」で販売されたコスメアイテムに生成AIが使用されていたとして、話題になった事例も。
さらに、海外掲示板redditなどのコミュニティでは「6本指のサンタ」以外にも、いくつかの特徴を挙げながら本作で生成AIを利用したものがないかを探す動きも見られました。
『BO6』Steamストアページでは「生成AI」の表記が追加
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2024年1月に行われたSteamのポリシー改定により、アートワークやサウンドの開発で生成AIを使用した場合、もしくはゲームプレイ中にAIによってコンテンツが自動生成される場合など、AI技術が利用される場合には審査やストアページにて説明が必要となりました。
実際に『BO6』のSteamストアページを確認してみると、「AI生成コンテンツの開示」の欄に「弊社では一部のゲームアセット開発に生成AIツールを使用しています。」との表記がなされています。
一方で、「具体的にどの部分に生成AIを使用したものが使われているのか」などは明確に表記されていないほか、前述のコスメアイテムが問題視された『CoD:MW3』のストアページでは、AI技術の利用に関する表記は行われていません。
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NPCの挙動をはじめ、悪質なボイスチャットをAIによって検出するなどAI技術はゲーム内のさまざまな場面で活用されているものの、アートワークやデザインでの使用は雇用問題や権利関係、クオリティコントロールの有無にまつわる議論が冷めやらず、ユーザーからの反発も大きいのもまた事実。一般用途や研究用途では日に日に生活がAIとは切っても切り離せなくなりつつあるものの、特にビジュアルや音声のクリエイティブな部分では今後も使い方や付き合い方の模索は続くでしょう。