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中国NetEase本社に行ってきたよ!モーションキャプチャーの現場からNetEase製“ツボ押しマシン”まで生体験【レポ】

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2025年1月、NetEase Gamesが手掛ける『FragPunk』および『Once Human』のメディア向け発表会が中国・浙江省杭州市にあるNetEase, Inc.(網易)本社にて実施されました。

NetEase Gamesと言えば日本においては『荒野行動』『IdentityV 第五人格』『マーベル・ライバルズ』『NARAKA: BLADEPOINT』『Once Human』などを手掛けるゲーム会社。今回取材したヒーローシューター『FragPunk』もクオリティが高く、期待が高まります。リリースを控えるなか、たびたび話題となる『無限大Ananta』も忘れてはいけないでしょう。

日本で「NetEase」というと“ゲーム会社”というイメージが強いですが、中国においてはゲームのみならず広範なテクノロジーに手を伸ばす大手IT会社として知られており、従業員数も膨大です。そんななか、なんと今回は『FragPunk』取材にあわせて、NetEase, Inc.でのメディアツアーが実施されることになりました。

日本において凄さを聞き及んでいたとしても、さすがに本社までは中々見れないNetEase。本稿では、ゲーム開発の現場はもちろん、世界でも大きな存在感を持つ同社の内側をフォト多めでお届けします!

◆デカすぎる中国とデカすぎるNetEase社屋。自前のカフェにコンビニまで存在していた!

西湖の風景

まず筆者が杭州市に来た第一印象が「すべてのスケールがでっかい……」という(ありふれた)感情。島国から大陸に来たのですから当たり前なのですが、しかしそれでもやはり思うのがスケールでっかい、です。

たとえば杭州市にある河川、銭塘江(せんとうこう)はもう見たことがない川幅で、広すぎてどっちが川下、川上かわからないと悩むほど。「これだけ川幅が広いと、川の水が逆流するポロロッカ現象とか起きそうだなぁ」なんて思っていると、本当に「海嘯」という逆流現象が起きるようで二度驚きます。しかしそんな河川も、ガイドしてくれた社員さんに言わせると「中国では小さい方ですよ」とのこと。

電子化の波もすさまじく、自販機で水を買おうにもコインを入れる場所がない!変わりにあるのはQRコード。これを読み取って決済するのが主流のようです。時々上手く電子決済が機能せず「水が買えない……水が買えない……」と呟きながらコイン片手に自販機をつついていた筆者ですが、もちろん目的は『FragPunk』なものの、中国ITの本場たるNetEaseの社屋そのものにも期待が膨らみます。

来訪時期は春節直前とあって、ほんのりお祝いムードな立て看板。

ライター陣が誰ともなしに言い出した「大きめのキャンパス」の言葉がまさにぴったりな規模感。日本でこの巨大さを想起するとなると大学くらいしかないでしょう。思わず「このビルのどの階にNetEaseのオフィスがあるのですか?」と聞きたくなりますが、これら全てがNetEaseです。しかも別所に似た第二社屋(エリア)があるため、規模は掲載写真×2みたいな状況です。従業員数が多いのは知ってるけど……!

「やっぱりこの敷地は会社内だぞ」と感じられた瞬間は、閑散としていた広場がお昼時に社員さんたちで溢れた時。食堂に並ぶ美味しそうな中華料理を買いにオフィスから大勢の人が現れてきました。

さらに敷地内には「NetEase Cafe」なる喫茶店や社内用の売店がズラリ。カフェラテがとても美味しかったです。

メインの受付らしきものがある建物には竹が生えており、画角によっては、「これ本当にビル内で撮影したっけ……」と悩むレベルの開放感です。

福利厚生もしっかりしているようで、なんと社内にはジムや体育館までも完備。やっぱりキャンパスじゃん……!NetEase Cafeやコンビニまであり、ちゃんと運動もできる。福利厚生が良すぎて社内に住めそうだと感じてしまいます。家に帰らないで済むのは、それはそれで怖い。

◆持って帰りたかったツボ押しロボ。半身軽やかにモーションキャプチャースタジオ「雷火」へGO!

そして今回、最もNetEaseらしさを感じた福利厚生は、衝撃の「全自動ツボ押しロボット(筆者が勝手にそう呼んでいます)」が存在していたところ。ツボを押すということにおいて中国はかなりのもの、NetEaseではまさかのこちらをロボ化を試みているようです。現在は社員で調整しているとのことですが、さすが中国人というべきか“ツボ押し”には拘りがあるようで、社員さんの厳しい目で評価され続けているといいます。

施術後の評価で飴を取っていくシステム。

「誰か試してみますか」とのことで、真っ先に筆者が立候補!こんなにワクワクするものに飛びつかないわけにはいきません。

初めに押された時は「誰かギャグで触っただろ」と一瞬考えてしまったほどのソフトタッチ。写真で見ると“体の中心を押されている”ように見えますが、これ、実は左半身のツボを押されています。施術を受けている側でないと「左半身の治療受けてるな~」とわからないギリギリのスポットを、服の上から的確に突いてくれるのは本当にすごい。

結論から言うと、めちゃくちゃ気持ちが良かったです。デスクワークで凝り固まった体がほぐされているのを感じます。しかし左半身が終わったところで、スケジュールの問題から先へ行かざるを得ないことに。おかげで左半身がめちゃくちゃ軽い!!しかし右半身は依然バッキバキ左半身の軽さと右半身の重さがアンバランスすぎて笑ってしまうほどです。自分の左右でビフォーアフターを実感してる……!

取り残された右半身。

そして最後、半身軽やかに訪れたのはモーションキャプチャースタジオです。ゲームライターといえど、なかなか見物できる機会はありません。

あまり多くは撮影できなかったのですが、モーションキャプチャーのアクターさんの動きを実際に見る事ができました。実際の動きと「ゲームらしさを感じる動作」は違うようで、アクターさんの動きを見ていると「ゲームみたいな動きをする人(アクターさん)がいる!」と少し失礼な感想を抱きます。こちらの認識が狂うほど完璧なのですから、職業病として日常生活でゲームチックな挙動とかしちゃいそうですね。

ゲーム内のモーションでよく見る“ちょっと大げさで芝居がかっているけど、それを感じさせない程度の誇張”はアクターさんの動作でみると、ゲームそのものを肉眼で見ているようで視界がバグります。

モーションのひとつを取っても、こうしたプロのアクターさんの演技が大元になっているのですから、もう「新スキンはいいからモーションくらい追加してくれよ!簡単だろ?」とは安易に言えません

ちなみに、流石に実際に見ることはできませんでしたが犬や猫もモーションキャプチャーしているとのこと。こちらは人間で蓄積されたデータがないため、相当に難易度が高いのだとか。

こんなアニメ調の『無限大Ananta』にも、きっとアクターさんの並々ならぬ努力があるのでしょう。冷静に考えると、現在のモーションはAAAクラスとなると、そのほとんどがモーションキャプチャーを使用していることが推測できます。しかし漫然とゲームをしていると、モーションのひとつひとつにそういった“アクターさんたちの演技力”があることを忘れてしまいそうです。


かくして、モーションキャプチャーやツボ押しロボットで「技術の進化凄まじき」と感じさせてくれた今回のNetEaseメディアツアー。Game*Sparkでは、この環境から生み出されたヒーローシューター『FragPunk』も別記事で紹介しています。気になった方はぜひチェックしてみてはどうでしょうか。

提供: Netease Games


ライター:高村 響,編集:TAKAJO

ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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