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YouTuberのDeck Wizard氏は、様々な携帯ゲーミングPCによる『モンスターハンターワイルズ』の動作テスト動画を公開しました。
消費電力も気になる携帯ゲーミングPCでの動作―早速3デバイスで試したユーザー登場
2025年2月28日に発売されたばかりのシリーズ最新作『モンスターハンターワイルズ』。昨年のカプコン株主総会で“最新技術を最大限活用し、『モンスターハンター』の世界を最大限描くことを目指している”旨が明かされており、対象ハードは現世代機またはPCに限られています。
スペックでデスクトップ・ラップトップに劣る傾向にある携帯ゲーミングPCでの動作状況が気になるところですが、Deck Wizard氏は「Steam Deck」「ROG ALLY(上位モデル)」「ROG ALLY X」の3デバイスでの検証動画をそれぞれ公開しました。
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各検証ではできる限りゲーム内のグラフィック設定を落しつつ、解像度やアップスケールの種類・モードなどを調整して実施。「Steam Deck」はアップスケールとフレーム生成を使ってようやく30fpsを超える程度で消費電力は約20W、クラッシュも起こっており動作に苦戦しています。
一方、「ROG ALLY(上位版)」と「ROG ALLY X」は比較的高性能なAPU「Ryzen Z1 Extreme」を積んでいるためか、解像度720Pでアップスケールとフレーム生成を使った環境では殆どの場面で60fpsを超える結果に。前者は30~40W、後者は25Wと長時間のプレイでは両者とも電源に繋ぎながらの使用が想定されるレベルですが、携帯ゲーミングPCとしては驚くほどにスムーズな動作を見せています。
なお、今回動作に苦戦していた「Steam Deck」ですが、PS5版リモートプレイに対応させる有志ツール「Chiaki4Deck」を使ったプレイでは、60fpsで安定して動作している様子が確認可能です。