“仕掛けどんどん使い捨て”な贅沢ACTがさらにパワーアップ!『It Takes Two』開発者の新作『スプリット・フィクション』はさらに何でもありでハチャメチャ楽しい【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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“仕掛けどんどん使い捨て”な贅沢ACTがさらにパワーアップ!『It Takes Two』開発者の新作『スプリット・フィクション』はさらに何でもありでハチャメチャ楽しい【プレイレポ】

至高のCo-opゲーを作ったクリエイターの新作は、それを超える面白さ。

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“仕掛けどんどん使い捨て”な贅沢ACTがさらにパワーアップ!『It Takes Two』開発者の新作『スプリット・フィクション』はさらに何でもありでハチャメチャ楽しい【プレイレポ】
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2021年に発売し、The Game AwardsでGame of the Yearを受賞した『It Takes Two』は、仕掛けをどんどん使い捨てていくようなリッチさや、息を合わせてプレイすることが求められる協力プレイ3Dアクションとして傑作と言える作品。協力専用ゲームはいくつか存在しますが、発売から4年経った今も同作はその中で唯一無二の輝きを放っています。

そんな同作を手掛けたクリエイター、ジョセフ・ファレス氏は、非常に早いスピードで次なる協力専用アクションを手掛けました。それが、今回プレイレポをお届けする『スプリット・フィクション』です。本記事では、エレクトロニック・アーツより提供されたコードを使用しています。

なお前提として、本作は次々と現れる新たな仕掛けが楽しい作品です。記事中ではそういった仕掛けに対して言及するため、まっさらな気持ちで楽しみたい方は自分でプレイすることをおすすめします!

前作よりもハチャメチャ度アップ!

本作の主人公は、ファンタジー小説を書いている「ゾーイ」と、SF小説を書いている「ミオ」。2人はまだ本を出したことがありませんでしたが、「レイダー出版」なるハイテクな会社に招待を受けます。

しかし着いてみると、「あなたの物語を生きているように体感する特別な装置に入り、そこで体験したものが出版されます」という怪しさ満点の説明をされ、謎のスーツを着用させられます。事前に聞いた話と違い、どこかおかしいと思ったミオは抵抗。もみくちゃになっているうちに、誤ってゾーイの装置に入ってしまい、物語の世界に入ってしまいます……。

ゾーイ
ミオ

前作の主人公は離婚の危機を迎えた夫婦でしたが、今作では外交的で明るい「ゾーイ」と、堅苦しく内向的な「ミオ」という水と油のような2人が主人公。案の定、喧嘩をしながらドタバタと物語が展開します。前作は日本語音声がアップデート追加でしたが、今作では最初から対応しているのが嬉しいポイントです。

基本的なゲームプレイは3Dアクションで、ジャンプで足場を乗り越えて進んでいきます。ウォールランやグラップリングフックが使えたりと、機動力は高めです。

本作の特徴は、絶対に協力しないと進めない仕掛けがたくさん出てくるという点。片方の仕掛けを動かさないともう片方が進めるようにならなかったり、片方が乗り物を操作する最中、もう片方が機銃を撃って敵に対処したりと、それぞれが退屈しないようにやることが用意されています。

最初の4時間ほどをプレイした印象では、プラットフォームアクションの比重が多めな印象を受けましたが、本作は「世界の豊富さ」で勝負。ゾーイが創造したあたたかみのあるファンタジー世界の物語と、ミオが創造した鉄と血生臭さが立ち込めるハードなSF世界を裂け目のような「グリッチ」を通って行き来します。

「ファンタジー」「SF」と大きく2つに分けられていますが、訪れる世界はひとつずつだけではありません。ミオとゾーイたちが入れられた装置は、これまでの人生で発想した物語の世界に入り込めるようになっており、サイバーニンジャになるサイバーパンクSFから、ゴリラや妖精になれる変身ファンタジーだったりと、非常にバラエティ豊か。

さらに、探索中にサイドストーリーというところにもアクセスが可能。こちらは短い1つのステージになっており、砂漠の世界でサメのような敵から逃れたり、死のゲームに参加させられたりと、ワンアイデア的なステージから2人が創造した世界に没入できるものまで、こちらもかなり豊富です。「サイド」という言葉でちょっとした収集要素かな?と予想しましたが、本編に負けない作り込みで驚かされました。

中には、2人がブタになっちゃうシチュエーションも……!? サイドストーリーはプレイしなくても先に進めますが、プレイしないのは本当~にもったいない! 見つけたらぜひ入ってみましょう。

このように、前作より単純に物量が増えたので、その分描かれる世界も豊富に。もちろん増えたからと言って手抜きと感じるような部分はまったくなく、すべての部分でぎっしり詰まった体験が楽しめます。

ジョセフ・ファレス氏らしい味もあり、ちょっとバイオレンスなギャグがでてきたり、くだらない要素が仕込まれていたり、ミオの口がかなり悪かったりと、笑えるところ多数。名言(迷言?)である「F◯ck the Oscars!」もどこかでイースターエッグ的に聞けちゃいますよ!


『スプリット・フィクション』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA App)/PS5/Xbox Series X|S向けに3月7日発売。ゲームサブスクサービス「EA Play Pro」にも対応します。

また、本作はフレンドパス機能が搭載されており、ゲームを1本買うだけでもう1人のプレイヤーを招待できます。2人ともお金を出さなくても良いのは誘いやすいですし、折半で購入するのも良いでしょう。ぜひ仲の良い人と楽しんでほしい1作です。


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ライター:みお,編集:TAKAJO

ライター/超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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