落ちてる弾薬を拾うべきか、見過ごすべきか…アイテム取得で敵がスポーンする独自のシステムが採用されたFPS『UNLOVED』。230時間も遊んだライターが魅力をお届け | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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落ちてる弾薬を拾うべきか、見過ごすべきか…アイテム取得で敵がスポーンする独自のシステムが採用されたFPS『UNLOVED』。230時間も遊んだライターが魅力をお届け

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落ちてる弾薬を拾うべきか、見過ごすべきか…アイテム取得で敵がスポーンする独自のシステムが採用されたFPS『UNLOVED』。230時間も遊んだライターが魅力をお届け
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地獄のような屋敷に潜り、血まみれの悪魔どもを撃ち倒し、戦利品を抱えて生還する――そんなサバイバルホラーFPS『UNLOVED』を、筆者は気づけば約230時間も遊び続けていました。

本作は、名作FPS『DOOM II』のMODである『Unloved』をベースに開発されたスタンドアローン作品です。本作は正式リリースから長い年月が経っていながら、いまでもゆっくりとしたペースで新コンテンツ追加や、QoL向上といったアップデートが続いています。

当記事では本作を約230時間プレイした筆者が、ゲームの基本的な進め方や、ゲームプレイ上での核たる要素であるHEATシステムなどを解説しつつ、ご紹介します。

自分好みのゲームルールを設定しよう

本作は、上記画像のようにプレイするマップやルールをある程度プレイヤーの好みに設定できます。

  • Max Players = 参加可能人数。1~4人まで。ソロなら“Just Me”に設定しましょう。

  • Level Limit = 参加可能なプレイヤーのプロフィールレベル制限。こだわりが無ければOFFで大丈夫です。

  • Difficulty = ゲームの難易度。

  • Location = マップの種類。Twistedにチェックを入れると全マップの要素を混ぜたMAPが生成されます。

  • Game Mode = ゲームモードの設定。UltraViolenceが標準のモードです。

  • Challenge = 各種チャレンジ要素。

基本的なゲームの流れ

さて、ゲームを開始するとプレイヤーは暗く陰鬱な雰囲気のマップにスポーンします。本作はデフォルト設定ではゲーム全体を通して明度が非常に暗いため、オプションでガンマ値を上げておくことをオススメします。

本作のゲームの進め方としては、

  1. マップを探索し、装備を整えつつ赤い部屋の鍵を探す

  2. 赤い部屋を探索し、青い部屋の鍵を探す

  3. 青い部屋を探索し、黄色い部屋の鍵を探す

  4. 黄色い部屋を探索し、自身の体力を生贄に血を捧げる

  5. 開始地点のエレベーターまで戻って逃げる

という流れになります。

ここで、『UNLOVED』というゲームを構成する上でコアなシステムであるHEATシステムについて説明します。プレイヤーがマップ上の物資を拾う、扉を開ける、血を捧げる等のあらゆる行動を起こすことでHEATゲージが上昇し、敵がスポーンします。強力な武器を拾う、色付きの部屋の扉を開ける、献血するといった進行上重要な行動であればあるほどHEATゲージの上昇率は高く、スポーンする敵も強力な個体になっていきます。

そのため、たくさんアイテムが落ちているからといって拾ってばかりいると、気付けば無数の恐ろしい敵に囲まれてしまうことになります。敵を倒すことでHEATゲージの上昇は次第に落ち着いていきますが、HEATゲージの増減の様子はプレイヤーに可視化されているものではないため、プレイヤー側がゲージの増減を完璧にコントロールすることは困難です。

それなら、「ゲームクリアに必須な鍵だけ拾い、スポーンした敵は全て無視して走り抜け、さっさと血を捧げて逃げればいいのでは?」と思う方がいるかもしれません。そこで問題として立ちはだかるのが、インタラクト時間です。

本作において、アイテムを拾う、扉を開けるといった動作には全て数秒のインタラクト時間がかかります。扉の鍵を拾うのに2秒、青い扉を開けるには3秒、献血するのには5秒......といった具合です(血を捧げるための装置は7箇所にあるので、計35秒もかかります!)。当然、インタラクト中にも容赦なく敵は襲いかかり、プレイヤーには反撃の手段もありません。

おまけに、脱出の最後のプロセスである、エレベーターのボタンを押すのにも時間がかかるため、最後の最後にボタンを押せずに死んでしまったというケースも多々起こります。よって、インタラクトを始める前には敵を処理し、ある程度周囲の安全を確保する必要があります。したがって、『UNLOVED』において、敵と戦わずしてクリアすることはほぼ不可能だということがわかります。

「アイテムの取捨選択」が重要な戦略

では、出現した敵を倒し、クリアリングしながら攻略する方向で行きましょう。マップを探索していると、様々な種類の武器や弾薬、アイテムが落ちていることに気が付くはずです。

Ink Bottleは、後述するTrinketsの強化素材であるFragmentsに変換できます。

Silver Keyを拾えば、Totemという名の小さな宝箱が開けられます。Totemはプレイヤーに全武器のダメージ上昇や、リロード速度上昇等の特殊能力を授けます。

Weapon Modは現在所持している武器のうち、1つの武器をランダムに強化します(近接武器のククリは対象外)。これらの強化アイテムは敵と戦闘する上でプレイヤーを有利にしますが、HEATシステムによって当然敵のスポーン速度も加速されます。上述のことから、「必要最低限のアイテムを取得し、少数の敵を相手に堅実にマップ攻略を進める」か、「強力な武器・強化アイテムを拾いまくり、多数の強力な敵を虐殺しながら進める」か、自分好みの攻略スタイルを確立できます。

1つ注意しておきたい点としては、各武器の弾薬は、当然ながら対応した武器でしか使用できません。ショットガンの弾を大量に拾っても、ショットガン本体を持っていなければ効果を発揮できず、いたずらに敵をスポーンさせただけで、無意味になってしまいます。どのようなプレイスタイルであれ、拾うアイテムの種類、タイミング等は、その都度吟味することが重要です。こういった何を拾うか・拾わないかといった選択をすることは、資源管理を基としたサバイバルゲームをプレイしている感覚に近いかもしれません。

クリア報酬のTrinketsを装備しよう

クリア時のリザルト画面を眺めると、“Trinkets”や“Karma”などを報酬として獲得できたことが確認できます。ここでは最も大事な“Trinkets”と“Karma”について説明します。

Trinketsは永続強化できる装備と考えて差し支えありません。クリア時に獲得できるTrinketsの種類はランダムです。装備すれば各武器のダメージやリロード、連射速度上昇等、プレイヤーの能力を底上げするものや、ゲーム開始時からショットガンを持てるようになったり、インタラクト速度が短縮されるものまで効果は様々です。一度入手したTrinketsは死亡しても失わないので、装備した後は安心して実戦で効果を確認できます。

また、TrinketsはKarmaとFragmentsを消費することで更なる能力上昇が可能。道中で拾えるInk BottleがFragmentsに交換でき、Karmaは前述の通りクリア報酬ですが、Fragments、Karmaともに不要なTrinketsを分解することでも入手が出来ます。

ハクスラ風味の周回推奨システム

1つのマップをクリア毎にTrinkets(装備)とKarma(装備強化の素材)が手に入る、ということであれば、効率的にマップ周回を行いKarmaとFragmentsを集め、Trinketsを強化してもっと強くなりたい!と感じるのがゲーマーの性。本作は、アイテムの配置場所や部屋の位置等は全てゲーム毎にランダム生成されます。そのため、同じ種類のマップを周回していても「さっきと似たような景色だが、構造や道順は違うな」となり、プレイヤーが周回していく上で飽きにくい設計となっています。

Trinketsが充実してきて今の難易度で物足りないと感じたら、より上の難易度に挑戦してみると、貰える報酬の質や数も増えていきます。「マップを周回して装備を集め、装備が揃ったら上の難易度に挑戦しより強い装備を求めに行く」というスタンスは、ハクスラゲームをプレイする際のそれにも似ているように思えます。

Demon Chestファームがはじまる

一定以上の高難易度に挑戦すると、低確率でマップ上にDemon Chestという赤い小箱が出現します。

Demon Chestを取得すると、HEATゲージが極端に上昇し、数多の強力な敵が一気にスポーンします。大量の弾薬を用意してから拾うことを推奨。もし、Demon Chestを拾ったうえで生きて脱出できたなら、999ものKarmaを消費することで開封できます。Demon Chestからは、これまでのクリア報酬で受け取っていたものとは比較にならないほど強力なTrinketsがランダムに入手できます。

しかし、開錠に使う999Karmaを通常のクリア報酬で貯めようとすると、夥しい周回数を要求されることになります。そこでKarmaを集めるために最も効率の良い方法が、Demon Chestの分解です。1回のDemon Chestの分解につき1000以上のKarmaが獲得できるため、

  1. 周回を重ねて2つのDemon Chestを確保

  2. Demon Chestを1つ分解することでKarmaを稼ぎ、稼いだKarmaを消費してもう1つのDemon Chestを開封

  3. 開封して得られたTrinketsを余ったKarmaで強化、装備する

  4. 一番上から繰り返し

といったルーティンを組むことになります。また、何度もDemon Chestを開けていると、既に入手したTrinketsとダブッてしまうこともあるため、開封して何が獲得できるかというのも、かなりランダム性の高いギャンブル要素です。

周回地獄の果てに

上記のルーティン作業をひたすら続けていると、いつのまにかキャラクターレベルが上がり最高難易度“Abyss”に挑戦できる頃合いになっているかもしれません。これまでの難易度ではボスらしい敵の存在がなかった本作ですが、“Abyss”においては人型らしきボスの“Abyss Wanderer”が出現します。

非常に強力かつ嫌らしい動きをするボスで、倒すことは困難を極めますが、1ゲーム中に3回倒せばさらに上位のTrinketsが入っているAbyss Chestが手に入ります。Abyss Chestの中身はDemon Chestのそれよりさらに高性能のTrinketsが......といった具合です。

230時間も筆者を惹きつけた魅力とは?

本作はサバイバルホラーFPSであると最初に銘打ちました。しかしゲームに慣れ親しんでくると、ホラー部分の恐怖感が薄れ、純粋なサバイバルとシューター要素、そして前述のTrinketsを“掘る”ハクスラ要素を楽しめるようになります。

悪魔に対し銃撃すると少し過剰ともいえる量の血しぶきが起こり、最も強力な武器であるレールガンを撃てば、敵は断末魔を上げ吹っ飛びながら死亡します。そういった悪魔を殺戮してる感は筆者に中毒性をもたらしました。また、悪魔達はプレイヤーの存在を最初に観測した際、必ず何らかの叫び声を上げてから攻撃してきます。そのため、「背後から悪魔の声が聞こえたので素早く振り返って対処する」といったような、FPSでの基本ともいえる戦術が通用し、シューター欲が満たされます。

周回を重ねTrinketsが強化されてくると、今までピストル4発を当ててやっと倒していた敵が1発で倒れるようになった。更に連射速度も上昇し、1マガジン分連射したら敵の群れを一瞬で殲滅できるようになった......というように、ハクスラ系ゲームの醍醐味である「以前より明らかに自分が強くなった」感覚を堪能できます。

また、複数のゲームモードが搭載されている点も魅力です。ゲームモード“ArcadeStyle”では、敵の数や移動速度が上昇する代わりに、インタラクト時間が削除され、アイテムの取得や扉の開錠が0秒で可能になります。「適当に武器拾って適当に悪魔撃ちたい」といった気分の際にピッタリのゲームモードです。筆者はプレイ時間のほとんどを、このモードで遊びました。

このゲームに終わりはあるの?

キャラクターが装備するTrinketsが高性能であればあるほどプレイヤーレベルが上がりますが、当記事執筆時点では、レベル468が上限に設定されています。この段階まで到達すれば、ボスであるはずのAbyss Wandererを一瞬で蹴散らせるほどの強さになれるため、筆者は、ここが本作のゴールであると考えています。

総評

ハクスラ要素の強いTrinketsシステム、爽快感重視のシューター部分、資源管理的なサバイバル要素が合わさった、高品質なサバイバルFPSです。かなりダーク寄りな雰囲気や悪魔的な見た目の敵キャラは人を選びますが、協力プレイにも対応しているので、友達とあれこれ言いながらプレイするのも一興だと思います。


『UNLOVED』はSteamにて520円で配信中です。

ライター:lainchan,編集:みお

ライター/超雑食ゲーマー lainchan

GameSparkの新米ライター。QuakeChampionsやってました。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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