自動生成やパーマデス(一度死ぬとすべてを失う)など、さまざまな要素が絡み合い、何度遊んでも楽しむことのできるゲームジャンル「ローグライク/ローグライト」。今回の「げむすぱローグライク/ローグライト部」第52回では、MilkEmpirenが開発し、PhoenixxとNeverland Entertainmentが販売を手がけるサバイバー系弾幕ローグライト『メイドサバイバー:リトルエンジェル』をご紹介します。
『メイドサバイバー:リトルエンジェル』とは

本作は2025年8月から早期リリース中の、見下ろし型2Dフィールドで無数に迫りくる敵を自動攻撃の武器(最大6つ装備可能)で薙ぎ倒していく、いわゆる「サバイバー系」「ヴァンサバ系」のローグライトアクションゲームです。ステージがウェーブ制、最大6個の武器を装備など、本作はサバイバー系アクションの名作『Brotato』との類似性も見られます。

しかしながら『Brotato』との差異は、なんといっても「プレイヤーキャラクターが可愛いメイド戦士」という点でしょう。プレイヤーはメイド戦士たちを操り、悪魔たち(やっぱりこっちも美女だ)との戦いに身を投じるのです。

ストーリー上の主人公「おとひめ」はHPが高く、さらにHPが高まるほど防御力が上がるという耐久系のキャラクターです。何より生き残ることが重要なサバイバー系ゲームにおいてはかなり扱いやすい能力といえます。

ストーリーを進めることで解禁されていくメイドたちもいます。ストロングz……「ストロングチル」なるアルコール飲料(なおこの「ストロングチル」、ゲーム中の回復アイテムとして頻繁にドロップする)を片手に持った地雷系ファッションメイド「白井蛍子」は防御力低下のデメリットを持ちますが、防御力マイナス補正がかかった状態では緊急回避のクールダウン減少、さらに緊急回避時に地雷をバラまくという、「地雷系」の名に恥じない能力を持っています。

ネコ耳マッドサイエンティストの「ジーニアス」は、その肩書通りメカ系武器に強い適性を持ちます。スタンガンやチェーンソーなど、エンジニアリング能力を要求される武器は意外と多いのでそういった武器を中心に戦っていくのならうってつけです。

ロリ鬼メイド「金熊」は、見た目通り(?)近距離攻撃特化のキャラクターです。木刀や剣・拳など、近接攻撃武器では他のキャラクターとは比類なきダメージを叩き出します。またこのキャラクターの緊急回避は無敵時間が短くほとんど移動しない代わりに、周辺に大ダメージ判定を出す叩きつけであり、いざとなれば武器に頼らずとも戦うことができます。

「怪しいくノ一メイド」こと「みかん」は、見ての通りケモニンジャです。服の面積が少ないけれど、ケモなので許されるということですか。それはともかく、彼女は回避性能に特化したキャラクターで、緊急回避で煙幕を展開して敵からの回避率を高めることができます。
他にも特定の条件を満たすことで解禁されるメイドたちもいます。こうした個性豊かなメイドたちを操作して、悪魔たちに立ち向かっていきましょう。
スペシャルサービスも駆使してメイドたちとともに悪魔をぶっ飛ばせ!


メイドたちにはそれぞれ長いクールタイムと引き換えに極めて強力な「スペシャルサービス」が用意されています、「おとひめ」であれば8人の従者を呼び出し、一定時間強力な支援攻撃を行ってくれる……といった具合に、個性的な技を繰り出します。

地雷系の子のスペシャルサービスは名前が怖すぎますが……能力的にはステージ全体に大ダメージを与え、ほぼ敵を全滅するという強力なもの。シューティングにおけるボム感覚で使うことができます。

サバイバー系ゲームのお約束として、敵を倒すと落とす経験値ジェムを拾っていくとレベルアップし、HPが上昇するほか、複数の択から強化能力を選んで能力値を挙げることができます。本作ではウェーブ終了時に経験値ジェムは自動回収されますが、自分で拾った方が得られる経験値は高いので極力自分で拾っていくといいでしょう。

ウェーブ間にはさまざまな武器やアイテムを取り扱うショップも出現します。武器は最大6つまで装備できるので、キャラクターの特性に合った武器を選びましょう。また、同じ武器は同一レアリティであれば合成してレアリティアップができます。それ以外にも武器には「銃」「医療」などの属性が付いており、同じ属性の付いたアイテムを複数装備すると能力に補正が付くセットアイテム要素もあるので、慣れてきたらそれも考慮してみるのもいいかもしれません。


アイテムはステージ中で拾うこともあります。ごく稀に現れるネコスライムは確定でレアなアイテムをドロップするので、見かけたら確実に狩りに行きましょう。


ステージの最終ウェーブには強大なボス敵が待ち受けます。全体的に敵ボスの方が豊満な気がするのは気のせいでしょうか。


それはともかく、本作のボス敵はザコ敵とは違うレベルの弾幕攻撃を仕掛けてきます。さらに敵のHPが半分を切ると外装をパージし、さらに強力な弾幕を放ってきます。勝利を掴むためにはボス敵の攻撃パターンを掴み、確実な回避を試みることが重要です。

あ、書き忘れてましたが本作、プレイヤーキャラクター側も大ダメージを受けたり、ゲームオーバーになったりするとと服が破れます。でも局部露出やヌード表現はないので安心してほしい(まあ、公衆の面前ではプレイしない方がいいとは思いますが)。

本作にはキャラクターの永続強化要素も用意されており、ゲームオーバー時に得た「エルコイン」を使用してキャラクターの永続強化ができます。特に基本能力の強化は全キャラクター共通で反映されるので、何度も繰り返しプレイして能力を強化していくことでクリアできないステージもいつか突破できるようになるでしょう。これは「ローグライト」のいいところです。

ボスの撃破に成功すると、ご褒美1枚絵とともに先のステージに進むことができます。現在は早期アクセスということもありステージ3までしか実装されていませんが、各ステージにハードモード、そしてエンドレスモードが用意されており、現時点でもやり込みチャレンジは行えるようになっています。


本作は「サバイバー系」ローグライトゲームとして特段に見新しい部分はないものの、多彩なアイテムや個性的なキャラクターなど、ゲームとしての作り込みは手堅くなされている印象です。現状早期アクセスのためステージの少なさは否めないのですが、6月中にはステージ4が追加予定とのことです。
何はともあれ、「kawaiiローグライト」を求めているのなら、本作は充分に期待に応えられるであろう1作といえます。こういうタイプのライトなローグライトがあっても良いと筆者は思います。
『メイドサバイバー:リトルエンジェル』は、PC(Steam)にて990円で配信中です。












