CD PROJEKT REDは、『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』の主な変更点を公開しました。本作は9月29日19時よりPC/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ2向けに配信されます。
多岐にわたる改善実施

本リマスター版では、多岐にわたる改善が実施されています。
ビジュアル面では、DirectX 12ネイティブレンダリングとマルチスレッド対応によるパフォーマンス向上、レイトレーシング対応HairWorks、IBL(イメージベースドライティング)の実装が行われました。PC版ではパストレーシング、NVIDIA DLSS 4.5、AMD FSR 4、Intel XeSS 2.0に対応するほか、「The Witcher 3 HD Reworked Project」のアセットをベースにテクスチャとモデルがアップデートされています。
ゲームプレイでは、スキルシステムがツリー形式に刷新され、各スキルに3段階のランクが追加されました。装備の外見を変更できる「鍛え直し」機能が追加されたほか、怪物の戦闘時の挙動が全面的に改善され、ゲラルトとローチの移動、アニメーション、操作性も向上しています。
UI/UXについては、瞑想時にタイムラプスが表示されるようになり没入感が向上。クエスト追跡の切り替えが容易になったほか、複数アイテムの一括取得画面や、最近入手したアイテムのフィード表示が追加されました。
フォトモードは大幅に機能が拡充され、キャラクター配置、ポーズ、表情、ライト調整など多彩なオプションが用意されています。
アクセシビリティ面では、ウクライナ語ローカライズが追加されたほか、「吟遊詩人のバラッド」プリセットが新設され、体力自動回復、無限息止め、耐久力無限化などのオプションが利用可能になりました。
その他、クロスプラットフォームMODサポート(mod.io連携)が追加され、PS5 ProやXbox Play Anywhereに対応。ニンテンドースイッチ2版では4つのプレイスタイル、モーションパターン、ジャイロセンサー、HD振動2に対応しています。
PCのシステム要件更新も
PC版のシステム要件も更新しました。5月に発表された必要動作環境に加え、推奨、ウルトラ、RT最低、RT推奨、パストレーシングの各構成が新たに公開されています。
今回の更新では、最新技術への対応としてSSDが必須要件となりました。SSDの使用により、ロード時間の短縮、アセットストリーミングの安定化、全体的なパフォーマンスの向上が見込まれ、よりシームレスなゲーム体験が可能になるとしています。
また、MicrosoftおよびNVIDIAによるサポート終了に伴い、Windows 10は正式なサポート対象外となります。次回アップデート以降もWindows 10で動作しなくなるわけではありませんが、今後はWindows 10環境での開発およびテストを行わないため、将来的な互換性やパフォーマンスは保証されません。
なお、公式が公開したパフォーマンス表によると、「RT最小」「RT推奨」「パストレーシング」の各設定では、DLSS/FSR/XeSSを「自動」に設定して測定されています。「パストレーシング」設定では、アップスケーリングとフレーム生成を有効にした状態での数値となっており、シーンやゲームプレイの状況によってフレームレートが変動する場合があるとのことです。
プラットフォームによっては、ゲームを以前のバージョン(「Classic」と表記されるバージョン1.32)に戻すことが可能で、リマスター版のリリース後は、現在のバージョン4.04に戻すこともできるようになります。
主な変更点

ビジュアル&レンダリング
シェーディングモデルを改善
「The Witcher 3 HD Reworked Project」のアセットをベースに、複数のテクスチャとモデルをアップデート
草木や植生のライティングとシェーディングを改善
印およびそのアップグレード版のビジュアルエフェクトをアップデート
スキルに新たなビジュアルエフェクトを追加
ネイティブDirectX 12レンダリングとマルチスレッドに対応し、パフォーマンスとビジュアルを向上
トーンマッピングをアップデートし、色彩、ライティング、コントラスト、ディテールを改善
スクリーンスペース・アンビエントオクルージョンの新たなオプションとして、GTAO(Ground Truth Ambient Occlusion)を追加
HDRキャリブレーションパネルに新たなオプションを追加するなど、様々な改善を導入
レイトレーシング対応HairWorksを追加し、髪のライティングとシェーディングを改善
モーションブラーを改善し、より高品質かつシネマティックな表現を実現
サブサーフェス・スキャタリングをアップデートし、より自然な肌の表現を実現
地形とマテリアルのレンダリングを改善し、ライティング、影、反射、ハイライトのより自然な表現を実現
新たにイメージベースドライティング(IBL)を実装し、さまざまな環境における環境光と反射表現を改善
ブルームをリワークし、さまざまな環境におけるライティング表現を改善
ゲームプレイ
スキルシステムを改善。スキルはツリー形式で構成され、各スキルに3段階のランクを追加。新たなスキルを解除するには、一定数のスキルポイントを消費するのではなく、前提スキルを習得する必要がある。重要:この変更に伴い、獲得済みのスキルポイントはリセットされます。
スキルのボーナス値、効果、シナジーを調整し、スキルツリー全体のバランスを改善
実際の効果がより適切に表現されるよう、一部スキルの名称を変更
装備の性能をそのままに外見を変更できる「鍛え直し」機能を追加。鍛え直しは、名匠(ヨアンナとハットリ)のみ行うことが可能。新しい装備や設計図を所持品に追加することで、使用できる外見が解除される。「血塗られた美酒」の染料を装備に使用している場合、鍛え直し後のアイテムにも引き継がれる。
ボス以外のすべての怪物における攻撃パターン、反撃、移動、反応、飛行、各種効果の適用など、戦闘時の挙動を改善
馬の全力疾走と駆け足を、ボタンの長押しではなく、押すことで行えるように変更
「設定」→「操作関連」に「馬の操作の入力感度」スライダーを追加
ローチとゲラルトの移動、操作性、アニメーションを改善:
ゲラルトのジャンプアニメーションを調整し、より自然で洗練された動きになるよう改善。注意:ジャンプの距離や高さに変更はありません。
ゲラルトに新たなフィニッシュムーブのアニメーションを追加
ゲラルトに新たな待機アニメーションを追加
ゲラルトが段差をよじ登る、はしごを昇り降りする、障害物を乗り越える際のアニメーションと速度を改善し、よりレスポンスに優れつつ滑らかな移動を実現
戦闘中にゲラルトが敵との間合いを詰める際のアニメーションを改善し、より滑らかなゲームプレイを実現
戦闘中にカメラを動かした際のロックオン対象の切り替え挙動を改善
ローチへの乗り降り、全力疾走と駆け足アニメーションを改善
UI/UX
瞑想時にUI画面ではなくタイムラプスが表示されるようになり、没入感が向上
スキル画面を、より直感的に操作できるスキルツリー形式に刷新
追跡するクエストをより簡単に切り替えられるよう、マップ画面をアップデート。追跡していないクエストには専用のマーカーが表示され、選択することで追跡できる
ミニマップ上の薬草、船、死体を非表示にするオプションを追加(「設定)→「ビデオ)→「インターフェース」)
クエストの更新情報を1つのHUDにまとめ、クエスト通知を改善
付近にある複数のアイテムを1つの取得画面にまとめて表示できる機能を追加(「設定」→「ゲームプレイ」で有効化)
最近入手したアイテムを画面左側に表示するフィード機能を追加(「設定」→「ゲームプレイ」で無効化)
アイテム取得画面に説明テキストを追加し、取得する前にアイテムの詳細を確認できるように調整
「設定」内の「HUD設定」を「インターフェース」に名称を変更
CD PROJEKT RED Accountの連携、My Rewards、テレメトリーへの同意に関するメニューをアップデート
フォトモード
フォトモードのUIをアップデートし、機能とオプションを大幅に拡充:
複数のキャラクターから選択し、シーンに配置できるよう改善
ゲラルトおよび配置可能キャラクター用の各種ポーズと表情を追加
ゲラルトや配置可能キャラクターの視線を調整するオプションを追加
ライトを配置し、明るさ、色、角度などを調整できるよう改善
誤って終了することを防ぐため、フォトモードを終了する際に確認画面が表示されるよう改善
フォトモードでカメラ位置を固定できるようになり、狙った構図を保ったまま撮影できるよう改善
シーンにさまざまな環境プリセットを適用できるオプションを追加
カメラプリセットを保存できるオプションを追加。カメラの位置や角度を保存し、再利用することが可能
スクリーンショットのアスペクト比を変更できるよう改善
一人称視点カメラのオン/オフを切り替えるオプションを追加。ゲラルトの視点から世界を眺めることが可能
オブジェクトや壁に対するカメラのコリジョン判定をオン/オフできるオプションを追加
天候や時間帯を変更して、理想のシーンを演出できるよう改善
雨や嵐など、天候エフェクトの強度を調整できるよう改善
さまざまなアスペクト比に対応した三分割法のガイドラインを表示/非表示にできるオプションを追加。映画風の黒帯を表示することも可能
UIにカメラの座標が表示されるよう改善
周囲のNPCを非表示にするオプションを追加
理想のシーンが作りやすくなるよう、配置可能な小道具を追加。どこから持ってきたのかは… 内緒です
PC版でマウスを使用している場合、フォトモード内にカーソルが表示されるよう改善
アクセシビリティ
「設定」メニューに新たに「アクセシビリティ」セクションを追加し、既存のアクセシビリティ関連オプションをこちらに移動
ウクライナ語のローカライズ(テキストのみ)を追加
「吟遊詩人のバラッド」プリセットを追加。「ストーリー」難易度でニューゲームを開始する際、またはゲーム中に「アクセシビリティ」セクションから有効にすることが可能。疲労を感じやすい方や、集中力が続きにくい方の負担を軽減することを目的としたプリセットとなっており、一部のゲームシステムを簡略化し、特定の機能を無効にすることで、よりスムーズにゲームへ集中して冒険を楽しめるようになります。詳細についてはこちらをご確認ください。「アクセシビリティ」タブからプリセットを有効にできるほか、以下のオプションを個別にオン/オフしてカスタマイズすることも可能:
体力自然回復のブースト - 効果が発動する体力のしきい値(体力x%以下で発動)と、体力の回復速度(再生倍率)を調整できる
無限息止め - 水泳中や潜水中にゲラルトの酸素が尽きなくなる
アイテムの耐久力の無限化 - 装備が劣化しなくなるため、修理のために職人を訪れる必要がなくなる
小舟の耐久力の無限化 - 小舟が壊れなくなるため、鋭い岩礁やセイレーンを気にせず航海することができる
アイテム重量の無視 - 重量を気にすることなく、好きなだけ荷物を持って冒険できる
小舟の速度上昇 - 小舟の移動速度が上昇。スケリッジ周辺の海が、ほんの少し狭く感じられるかも?
ウィッチャーの感覚切り替え - ボタン長押しではなく、ウィッチャーの感覚をオン/オフで切り替えられる
利便性関連
チュートリアルを整備し、ゲームの基本システムを重点的に学べるよう改善。ヴェセミルもきっと納得してくれるはず
戦闘から素早く離脱できるよう改善。回避ボタン(Alt/〇/B)を長押ししてターゲットのロックオンを解除し、全力疾走ボタン(左Shift/X/A)を押すことで、その場から走って離れることが可能
ローチから降りることなく、アイテムを回収できるよう改善
MOD関連
クロスプラットフォームMODサポートを追加。mod.ioを利用したゲーム内ツールで、プレイヤーが制作したMODを探してインストールし、自分好みにゲームをカスタマイズ。ゲームのメインメニューにある「MOD」から、CD PROJEKT RED Accountでログインし、mod.ioと連携することで利用可能。MODマネージャーの詳細についてはこちらをご確認ください
REDkitのエンジンやUIなどに様々な改善を加え、MOD制作者がコンテンツをより簡単に制作、管理、カスタマイズできるよう調整
不具合修正
メインメニューから直接設定画面を開いた場合、右スティックの感度を変更できないことがある問題を修正
スティックの感度を「0.69」に設定できるよう修正
家庭用ゲーム機版でHDR設定が表示されないことがある問題を修正
「〈永遠の炎〉の影で」 - 報酬として「古き狼流派の装備」の設計図を入手した後、UIに表示されない問題を修正
「ワインは神聖なり」 - 「アンナ・ヘンリエッタと共にワイン貯蔵庫を調べる」の目標中に、ファストトラベルでトゥサンの外へ移動するとクエストが進行不能になることがある問題を修正。この修正は過去のセーブデータには適用されないため、すでにこの問題が発生している場合は、問題が発生する前のセーブデータをロードする必要があります
PC版固有
パストレーシングに対応
NVIDIA DLSS 4.5およびRay Reconstructionに対応
Frame GenerationおよびAnti-Lag 2を含むAMD FSR 4に対応。FSR 4はAMD Radeon RX 7000シリーズ以降のグラフィックスカードが必要となり、非対応のGPUでは、代わりにFSR 2が使用される
Frame GenerationおよびLow Latencyを含むIntel XeSS 2.0に対応
DualSense ワイヤレスコントローラーのハプティックフィードバックに対応
重要:『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』で導入されたさまざまな改善に伴い、ゲームの動作環境が変更されました。最新の動作環境については、今後公開される画像をご確認ください。
家庭用ゲーム機版固有
PlayStation 5 Proに対応
Xbox Play Anywhereに対応
パフォーマンスを向上すべく、PlayStation 5でマルチスレッドレンダリングを実装
Nintendo Switch版固有
Nintendo Switch 2 に対応し、以下のNintendo Switch 2 固有の機能を追加:
4つのプレイスタイル:携帯モード、Proコントローラー、2本持ち(モーションパターン操作を含む)、マウスセンサー
モーションパターンに2つのモード(常に有効/馬上のみ)を追加。消耗品を使う、馬を呼ぶ、印を使う、石弓を使う、爆薬を投げる、馬を全力疾走させる/停止させるといった操作に対応
マウスセンサーに2つのモード(常に有効/ダイナミック)を用意。3種類の操作方式(コンフォート/ダイナミック/デフォルト)に対応
ジャイロセンサーモードによる照準は、携帯モード、Proコントローラー、2本持ちの各プレイスタイルに対応。2つのモード(常に有効/遠隔武器)を利用可能
タッチスクリーン操作に対応(メニュー、会話、ワールドマップ、グウェント、フォトモード)
Joy-Con 2 のHD振動2に対応し、より多彩で没入感のある振動フィードバックを実現
VRR(可変リフレッシュレート)およびHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応
モーションパターン専用のチュートリアルを追加。メインメニューおよびポーズメニューから、いつでも再プレイ可能
『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG)/PS5/XBOX Series X|S/ニンテンドースイッチ2向けに2026年9月29日配信予定です。過去に本作のいずれかのバージョンを購入したユーザーは、パッケージ版/ダウンロード版を問わず、同一プラットフォームで無償アップグレード可能。PS4/ニンテンドースイッチ版についてはそれぞれ100円での現行機版アップグレードが可能となります。
¥55,000
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)









