カリフォルニアのイリノイ北地区の裁判所にて、法律事務所のEdelson LLCが開発のGearbox Softwareとパブリッシャーのセガに対し起こした今回の集団訴訟。多数のカリフォルニア市民や企業倫理規定を下敷きに、Gearboxとセガが最終製品版を正確に表現しない『Aliens: Colonial Marines』のデモをPAXやE3にて不当に展示したとして訴えています。
また訴訟では、開発側が『Aliens: Coloniam Marines』の海外レビュー解禁をローンチ日の朝に指定したたことも焦点となっており、事実を知らずに予約したユーザーに対し損害賠償も求める姿勢。「我々はビデオゲーム業界と消費者の関係が他の業界と異なるとは思っていません」とし、企業は顧客に約束したことに対して責任を持つべきだと主張しています。
『Aliens: Colonial Marines』のプレスデモが製品版と異なっていた事はローンチ後に発覚し、海外メディア勢からもニュースとして大きく取り上げられていました。
元来ゲーム業界では発売前と発売後で仕様が異なるという例(スクリーンショットと実際のゲーム画面のクオリティが違うなど)は良くありますが、本作ではグラフィックやAIの挙動があまりに大きく異る点や、登場したゲームレベルの未実装などが問題として指摘。また特に開発中の同作の内容について度々発言しフロントマン的な役割を担っていたGearboxのRandy Pitchford氏には、嘘偽りを述べたとして批判の声も投げかけられていました。
(ソース: Edelson LLC via Polygon)
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