ゲーミング分野を第一に、FacebookはこのVR技術を通信、メディア、エンターテイメント、教育など他分野に展開するプラットフォーム化計画を発表、より広い視点からバーチャルリアリティの普及を図る事となり、Oculus社もFacebookとのパートナーシップ締結は将来への投資であると語っていました。
今回の買収については既に国外からは大きな反響があり、海外ゲームサイトのコメント欄やゲーム系掲示板、Redditなどでこの情報が報じられるとその書き込みの多くはFワードが溢れる阿鼻叫喚の様相を呈したものとなり、『Minecraft』のMojangも「ソーシャルとは働きたくない」とのスタンスからOculusの公式なサポート中止を報告するなど、Facebookが買収した事に反発する動きが見られる事態となっています。
海外ユーザーの書き込みでは「これを報じるには一週間早いぞ。だよな?……そうだよな?」「気分が悪くて吐きそう。」「長い間この装置の使用を想定してゲームの開発を続けていた人たちにとって最悪なことだと感じる…。VR革命は始まる前に終わりを遂げてしまったようだ。」「僕らを助けてよゲイブ・ニューウェル。あなたが最後の希望だ。」「ジョン・カーマックがFacebookで働くなんて誰が想像しただろうか。」「Oculusに抱いていた期待の大部分は崩れ去った。」など、Facebookの買収が予想外とする声が多く見受けられました。
その他にも「ううむ…DK2をキャンセルする時だな。」「DK2のキャンセルなんてとんでもない。これは今後リリースされるであろう広告だらけバージョンよりも、最もオープンなモデルとなる可能性がある。」「‘ゲームを開始’→‘facebookにログインして下さい’」「Facebookは20億ドルを費やしてソニーとValveのポジティブキャンペーンをしたって訳だ。」といった皮肉めいたコメントも。
クラウドファンディングのKickstarterから始まったプロジェクトでもあるOculus Riftですが、この点について触れるコメントも多く「小さなグループを手助けするためと考えていた全てのKickstarter支援者にとってこれは良くないことだろう。」「今回の買収はKickstarterの評判を著しく傷つけるという可能性も十分にあり得る。今後は大規模なキャンペーンには支援者も懐疑的になるだろうな。」「それはOyuaにも当てはまる。Oyuaがリリースされるまでの間に様々な高水準のゲームが登場してしまったからね。これはクラウドファンディングの存在を深刻に傷つけたよ。」などの意見も。
反対に今回の件を好意的に捉えるゲーマーの意見も見受けられ「実際のところ、大きなIT企業がOculusを拾ったのは何らかの妙な動機があったからではないだろうか。僕が思うにFacebookはGoogleを目指している。彼らがOculus Riftの為に何をするのかが興味深いし、少なくともFBの資金はこの製品の開発に役立つ事だろう。懸念されるのは強制的な広告や、FBベースのOSが必要になるのかという点だ。」「これは良かったんじゃないかな。より多くの資金にリソース、さらに技術などもあるし。」など、その資金力に注目する声も多いようです。
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