「与党化作戦」という意味の『Mission Majority』は、共和党のシンボルである象をモチーフにしたキャラクター「Giopi」をキーボードの↑↓→←で操作し、オバマ大統領が属する民主党を表した「Taxer」と書かれた敵キャラや、亀のような「Mud Slinger(中傷する者)」という敵キャラを避けたり踏みつぶしたりしながらアイテムの「鍵」を集める、ブラウザベースの8bit風アクションゲームになっています。
敵キャラを踏んで倒すと過去の民主党員の発言が流れるなど、アメリカ特有のネガティブキャンペーンの一面もはらんでいます。
米国勢調査局によると、アメリカの若者(18歳から24歳)の投票率は2012年で38.0%と他の年代と比較して低い水準にあることから、今年11月に行われる中間選挙に向け、若者が好むであろうゲームによって共和党をアピールする目的があるものと思われます。また、登録時にFacebookかGoogle+のアカウントでログインする必要があることから、収集した個人情報を選挙活動の際になんらかの形で利用するものと想定されます。
若者をつなぎとめる策として、アメリカ国内で度々その是非を巡って議論が巻き起こるビデオゲームが用いられたことは、大変興味深い状況と言えるかもしれません。効果のほどに注目したいと思います。
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