Bavelier教授によると、人気FPSゲーム『Call of Duty』のプレイヤーは、プレイしていない人よりも記憶力や集中力、物事を多面的に捉える能力などが勝るとの研究結果が出たとしています。さらに、普段ゲームをプレイしていない人も、2ヶ月間、週5日ペースで毎日2時間ほど『Call of Duty』のようなFPSゲームをプレイすると同様の結果が見られたそうです。しかし、『The Sim 2』のようなシミュレーションゲームではこのような結果が得られなかったようで、FPSゲームが特に学習能力の向上に貢献するのではないかと語っています。
同教授はこの研究が学術的な知識獲得や勉強の助けとなってほしいとしながらも、特に若者世代は、ゲームをやり過ぎることによって学校の勉強や宿題をやる時間を削ってしまい、学習能力は向上しても他の脳の機能が悪化してしまう可能性があることから、この研究結果を勉強しない言い訳に使っていいものではないと釘を刺しています。同時に、現在販売されているFPSゲームは暴力的なものが多いことから、子供の学習にはふさわしくないという面も指摘しています。
新作が発売されたばかりの『Call of Duty』シリーズですが、面白いからといってやりすぎるのではなく、ほどほどにプレイして集中力を高めてから学業に挑む方が良いようです。
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