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15日、都内で開催された「SCEJA Press Conference 2015」。東京ゲームショウにあわせて開かれたこのカンファレンスでは、『Bloodborne』第1弾拡張やオープンワールド化した『New みんなのGOLF』、PS4向けリリースや続編も発表された『GRAVITY DAZE』シリーズなど、濃厚な新情報が続々飛び出ていました。本記事ではその中でも、『龍が如く 極』そしてナンバリング最新作となる『龍が如く6(仮称)』にフォーカスを当てて、「海外ゲーマーの声」をお届けします。
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海外では『Yakuza』としてリリースされている『龍が如く』ですが、その人気は海を越えてもなかなかのもの。日本の“極道”の世界を描くタイトルとして、国内同様に人気を誇るクライムアクションとして知られています。海外フォーラムNeoGAFでも新作2本の発表に対する反応は上々で、「両作ともローカライズ版を買うよ」「初代『Yakuza』がリメイクされるなんて最高だ。PS2の頃よく遊んだよ」「やったぜ!このリメイク版をずっと待ち望んでたんだよ!」と好意的なリアクションや販売を期待する声が寄せられていました。
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しかしながら、彼らにとって共通の懸念事項として挙げられるのは英語圏向けローカライズ。現時点リリース済みのナンバリング最新作『Yakuza 5(龍が如く5 夢、叶えし者)』は国内で2012年末に発売されていたものの、海外では今秋リリース予定とされており、多くの『Yakuza』ファンを待たせているようです。スピンオフ作品『龍が如く 維新!』も海外向けには販売されておらず、『龍が如く0 誓いの場所』も国内以外ではアジア向け展開のみといった状況です。
また、一部のユーザーからは「今からローカライズの為に泣きついてもいいかな?」「北米と欧州にも来るぞ!2027年にな!」「ともかく、両方とも買うよ。そしてみんな、もしローカライズ版が欲しければ『Yakuza 5』を買ってやってくれ」と言ったコメントも。期待度そのものは高いものの、海外向けの配信状況を鑑みれば諸手を挙げて喜べる発表とは言えなかったようです。
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細部までこだわって再現される日本の街並み、そしてシリーズを通して紡がれる硬派なシナリオは、海外ゲーマーからも強く注目されている様子。とあるファンは「『Yakuza 1』リメイクがローカライズされたら、欧米の新規ユーザーにとってはシリーズに挑戦する良い機会になるだろうね。ちょっと言ってみただけなんだけど」と漏らしており、ある意味では悲喜こもごもといった反応が見られていました。