
Ubisoft Montrealが贈るマルチプレイシューター『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』。昨今リリースされたFPSの中でも高評価を得ており、本作が気になっている人も多いのではないでしょうか。そんな本作にこれから参戦する初心者プレイヤー向けのマルチプレイ対戦指南記事をお届けします。
解説の前に本作がそもそもどういったゲームなのかを簡単に紹介します。『Rainbow Six Siege』はタクティカルシューターシリーズとして人気を博していた『Rainbow Six』シリーズの最新作。従来はどちらかと言えば協力プレイ寄りのゲームシステムでしたが、今作では対戦モードを主軸としたゲームへと生まれ変わり、国内外で大会も開かれています。対戦がメインになっているとはいえ、協力プレイモードの「テロハント」も健在です。
本作の対戦においては、照準能力など純粋なFPSの腕もさることながら、戦術的要素が重視されていて、普通の対戦系FPSとは少し違ったゲームプレイ体験が味わえます。どこから攻めるか、あるいはどこを守るか、戦いが思い描いたように進行したとき、戦術が見事にハマったとき、何とも言えない達成感が得られるでしょう。
■マルチ対戦へのファーストステップ

基本的な戦い方を学べるシチュエーションモード
本作の対戦プレイを始めるに当たって、まずお勧めしたいことがトップメニューにある「チュートリアル」を見ることと、ソロプレイ「シチュエーションモード」をプレイすることです。このモードは本作におけるチュートリアル的な存在で、少し使い方に理解が必要な各ガジェットの使い方などを学ぶことができます。クリアすることでオペレーターの開放に使える「名声ポイント」も貰えるので、最低でも2つほどのミッションをプレイしておくといいでしょう。
■壁をぶち破る「ブリーチングチャージ」

破壊可能な壁に設置したブリーチングチャージ
本作のゲームプレイに戦術的要素をもたらしている要素「ブリーチングチャージ」。攻撃側のオペレーターが装備する基本ガジェットで、壁やバリケードを破壊して通行可能にするための爆弾。様々な状況で利用可能ですが、基本的には銃弾が貫通する薄い壁、一部の床、バリケードなどに設置して起爆、突入経路や視界の確保を行います。本作における最も基本的な要素の1つなので、使い方を覚えておきましょう。また、防御側はブリーチング対策として壁の補強ができます。
■特殊技能を持つ多様なオペレーター
プレイヤーが操作することになるのはSASやGSG 9といった各国の特殊部隊員。オペレーターと呼ばれる存在で、盾や設置式トラップ、心拍センサーなどのユニークガジェットを所持しています。このオペレーターは前述したとおり、「名声ポイント」を使い開放することで使用可能になります。オペレーターにはアタッカーとディフェンダーの2種類があり、所持している武器や手榴弾などのガジェットも違うので、暇があればチェックしておきましょう。

名声ポイントは武器のカスタマイズにも使う
- ■お勧めの初心者向けオペレーター
- アタッカー
- ディフェンダー
アッシュ: 遠隔で壁やバリケードを破壊できるブリーチ弾をユニークガジェットに持つFBI SWAT隊員。武器は使い勝手の良いアサルトライフルG36CとR4-Cがあり、どちらを選んでも過不足ない戦闘力を発揮してくれる。ガジェットには「スモークグレネード」か「ブリーチングチャージ」を選択できる。

スレッジ: 一撃で壁を粉砕できるスレッジハンマーのユニークガジェットを持ったSAS隊員。武器はメインウエポンとしてアサルトライフルのL85A2とショットガンのM590A1を選択可能なうえ、サブウェポンにSMG-11という凄まじい連射力を持ったSMGを装備できる。またガジェットとして「フラググレネード」を持っている点もポイントだ。
ルーク: 敵の攻撃に対する防御力を上げ、さらにヘッドショット以外の即死率も低下させるアーマーを味方に配布できるGIGN隊員。他のディフェンダーに比べて試合開始直後にアーマーパックを設置するだけでOKなので初心者も安心だ。武器も優秀なものが揃っており、戦闘力も申し分ない。

カプカン:部屋の出入り口や窓にブービートラップを仕掛けることができるスペツナズ隊員。最近では見破られることも多くなり、引っかかるプレイヤーも減ったが、設置してあるだけで突入への牽制にはなる。相手の侵入ルートなどを考えながら使うとより効果的になるだろう。武器は非常に使い勝手の良いサブマシンガン9x19VSNと、近距離で絶大な威力を発揮するセミオートショットガンSASG-12で、高い戦闘力を持つ。
■初心者向け基本テクニック3ヶ条
1.ドローンや監視カメラを駆使して敵の位置を把握!

ドローン画面。操作中は無防備になるので注意!
試合中、攻撃側は自由に動き回れるドローン、防御側はマップ内に設置された監視カメラで偵察や警戒が可能。これらを駆使することで敵の位置を把握し、突入経路や防御地点を有利に定めることができます。
2.鉄壁の防御を持つ盾対策
初心者にとって厄介な相手になるのが攻撃側の盾を装備したオペレーター。正面からの銃弾を防ぐ鉄壁の守りを持ちます。彼らを相手にするときは味方と連携して正面以外から銃撃を加えるか、防御側の一部のオペレーターが持つガジェット「ニトロセル」が有効です。
3.小さな穴にご用心!
壁や床を破壊できる本作では、銃撃や打撃で壁に小さな穴を開けることができます。慣れたプレイヤーはこうした小さな穴から狙ってくることもあるので、注意しましょう。そうした穴が空く壁は銃弾が貫通するので、怪しい場合はとりあえず撃っておくのも手です。
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初心者のうちは覚えることが多くて大変かもしれませんが、戦いを重ねるうちに自分の上達振りが体感できると思います。マップの構造を覚えることも勝利の近道になるでしょう。「次はこういう戦術を使ってみよう」「こんなガジェットの使い方はどうだろう」と戦いの中で試行錯誤できるのも本作の魅力の1つです。
以上、基本的な指南のみですが、これから参戦するプレイヤーの参考になれば幸いです。それでは良い『Rainbow Six Siege』ライフを!
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