
2016年1月7日に予約の受付が開始されたOculus Riftですが、いよいよ製品版の出荷が開始されました。Oculus Riftは米Oculus社が開発したVR対応のヘッドマウントディスプレイ。これまでにないVR体験をもたらす先進的なデバイスです。編集部では予約開始から1時間後に予約を行い、何とか4月中に本機を入手。早速、開封レポートをお送りさせて頂きます。
■しっかりした作りの外箱と、シンプルにまとまった内容物
まずは外観から見ていきましょう。本国から届いた段ボール自体はPlayStation 4の箱よりも少し小さいくらいのサイズ感で、比較的重量がありました。遠路はるばる輸送されて来た割には、箱潰れもなくキレイな状態で届いています。


こちらがOculusの外箱。特にヘコみなどもなく、丁寧に運搬されてきた様子
外箱を開封すると、中から白い化粧箱が出てきました。Oculus Rift本体の重量はそれほどではありませんが、やはり付属品や梱包材の重みでずっしりとした重量感です。上部には伸縮性のある取っ手がついていて、箱のまま持ち運ぶ時に便利です。


この取っ手がなければ両手で運ばなくてはいけない重さのため、運搬の際に便利
背面には付属品一式の他、本製品にバンドルされている『EVE:Valkyrie』を始めとする3製品がプリントされています。ここまでは一般的なゲーム機のパッケージと良く似ている印象です。

背面にプリントされたソフトは本製品にコードが付属しており、無料で遊ぶ事が可能
白い化粧箱を外すと、内側からは反対色の真っ黒なボックスが現れます。こちらの箱を開けると、ようやくRift Headset本体やセンサーとご対面となりました。

ロゴだけが描かれたシンプルなデザインの内箱

いざ開封、センサーの下側にはXbox Oneコントローラーが入っている

VR系製品の中では点数が少ないため、中身の確認が容易なのが素晴らしい
なお、内容物一覧は以下の通りとなっています。
- Rift Headset本体
- Oculus Sensor
- Oculus Remote
- Xbox One コントローラー及びUSBケーブル
- 取扱説明書3部
すべての製品を取り出した後も箱が重たかったので、ひょっとしたらまだ何か残っているのかも?と思って色々と探してしまいましたが、単純に箱の作りが良かっただけでした。
なお、開封時には「日本版にはXbox One ワイヤレスアダプター for Windowsが付属していない」点に注意して下さい。本来ワイヤレスアダプターが入っているべき場所には何もなく、Xbox One コントローラー用の電池も付属していませんでした。Oculus社は各種規制と説明をしていますが、現時点では付属品のみで日本版Oculusを無線コントローラーで遊ぶ事は出来ません。せっかくVRという拡張世界を体験するのにケーブルという現実世界の制限があるのは少し残念ですが、今後の対応に期待したいと思います。


Oculus社としての公式な見解は上図の通り。今後の対応に期待したい
また、本個体だけかも知れませんが、編集部に届いたOculus Remoteは絶縁フィルムが極めて抜けづらく、思い切り引っ張ったところフィルムが途中で切れてしまいました。Oculus Remoteは裏側がスライド式のフタになっているため、こちらを開けた状態で引っ張るようにするとスムーズです。

こちらがOculus Remote。決定ボタンや音量の大小など、Oculus Riftをワイヤレスで操作する。紐の出ている部分の後ろから生えている透明のものが、今回頭を抱えた絶縁フィルム
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