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Steamタイトルの約4割は2016年リリースだったことが明らかに

Valveが運営するゲーム配信プラットフォームSteam。同プラットフォーム上のゲームの所持者数・プレイヤー数などの各種データを外部から収集し公開しているサイト“Steam Spy”はTwitter上で、Steamゲームの約40%は2016年にリリースされたものであると発表しています。

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Valveが運営するゲーム配信プラットフォームSteam。同プラットフォーム上のゲームの所持者数・プレイヤー数などの各種データを外部から収集し公開しているサイト“Steam Spy”はTwitter上で、“Steamゲームの約40%は2016年にリリースされたものである”と発表しています。



同発表では、2016年にSteamでリリースされたゲームタイトルの数は、既に4207本、Steamのゲーム総本数の38%になるとのこと。該当の投稿に対するユーザーの質問に対する返信によれば、このデータはDLC・ソフトウェアなどを含まない純粋なゲームタイトルの数であるものの、機械的にストアページ上の「リリース日」の項目から導き出されたものであり、厳密な調査の上でのものではないことには注意が必要です。

なお、このリリース本数の顕著な増加は2014年頃より始まっており、同年から数えると80%のゲームのリリースがここ2年ほどに行われていることは注目に値するでしょう。この急激なリリース本数の増加の背景には、インディーゲームをSteam上でリリースするための「Steam Greenlight」プログラムの体制の変化が挙げられます。

2012年8月末に開始された「Steam Greenlight」は、インディーゲーム開発者が自身のゲームをSteam上でリリースするためのアピールをユーザー・Valve双方に行う場として誕生しました。しかしながら、開始当初は当時のSteamのゲームリリース基準が高かったように、Greenlightの通過には非常に高い注目が求められていたようで、当時の一般的なインディーゲームでは1年以上を通過に費やすことも珍しくなかったようです。

この状況が変わり始める兆候を見せたのは、2014年1月のSteam Dev Daysにおける、Gabe Newell氏の「Steam Greenlightの発展解消を目的としている」と旨の発言。Greenlight開始以降、月1回ペースで大々的なニュースとして行われていた通過作品の発表も、2014年8月度のものを最後に告知なく終了しています。以降は、より短く、フレキシブルなスパンで、より幅広いジャンルと完成度のゲームに対し「Steam Greenlight」の通過が行われることとなりました。

この体制の変化が起こる以前から、多種多様なインディーゲームが「Desura」や「GamersGate」などの幅広いゲームを扱うゲーム配信サイトで数多くリリースされてきていたという下地はあるものの、Steamという“巨人”の対応の変化が爆発的なリリース本数の増加に繋がったのは想像に難くありません。

Valveはこの爆発的なゲームリリース本数の増加に対応するために、2016年9月末にSteamストアの“ディスカバリーアップデート”を行い、より好みのゲームを探しやすくするようにストアの改良を行っていますが、更なる施策にも期待したい所でしょう。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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    • スパくんのお友達 2017-05-16 2:29:42
      >>25
      これが1番怖いよね
      一応オフラインでもプレイできるけど、潰れたら認証とかで詰みそう
      不安定なゲームはキャッシュの整合頻繁にしなきゃいけないやつとかあるし…
      0 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2016-12-02 21:12:25
      いつかvalveが潰れるようなことになると一斉にプレイ不能になるのかなあと思いながら見てる
      2 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2016-12-02 8:46:24
      世界に向けて個人制作物を誰でも売れるのはいいよね
      それが本当に問題だと思うならこんなとこでグダグダ言ってないでSteamに直接言えばいい
      今なら日本語の窓口もある
      買ったゲームが気に食わないなら今なら返金の制度もある
      まだ改善の余地はあるにせよこういう仕組みを作った功績は大きい
      6 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2016-12-02 6:51:17
      最初の冬サバイバルゲーのbanishedは毎度ながら露出多いな
      それ以外が何もないけど
      1 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2016-12-02 4:46:09
      >>19
      インディー業界人様かな?
      したり顔でニートみたいな決めセリフ言ってないで早く自分も語ってみてくださいよ
      底辺制作者なのが露呈するから無理かな?
      2 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2016-12-01 21:56:00
      今年最大の粗悪詐欺ゲーはGLでもEAでもないソニーゴリ押しのNo Man's Skyなんだよな

      システム側をいくら厳重にしても
      最初から騙す気満々なら防ぎようがない
      7 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2016-12-01 20:14:43
      >>17-18
      無知が印象だけで語るとこうなるって見本だな
      2 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2016-12-01 16:06:45
      売上上位に安値のタイトル増えた理由がそれなのか
      GreenLightと早期アクセスの違いて何だろ
      前者は一定数の寄付を獲得したら製品化されるが膨大でチープ
      後者はsteamの援助を受け魅力的ではあるが半永久的にベータ
      こんな印象
      2 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2016-12-01 16:00:51
      GreenlightはCSにおけるファーストの品質チェックの意味もあったと思う
      それがすっかり形骸化してしまった
      インディーズでもちゃんとした会社はgreenlight通さなくても出せるが
      個人制作物を誰でも売れる現状はどうかと思う

      既に詐欺紛いや粗悪品も目立って来てる印象
      このままだとatariショックみたいなこともおこりかねない
      12 Good
      返信
    • スパくんのお友達 2016-12-01 13:02:22
      インディーゲーとAAAゲーって、別に分ける必要無くね?

      マインクラフトなんかもPC専用のインディーゲーだったけど、
      今や累計1億本売れて未だに売れ続けてる、バケモノゲーになってるし。

      インディーか否かの色眼鏡は、もう完全に時代遅れだと思う。
      ARKなんかも、そこらの和ゲーじゃ太刀打ち出来ないグラと内容だし。
      17 Good
      返信

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