過去に公開されたティーザー
海外メディアEurogamerは、『DayZ』で知られるDean Hall氏が、2015年に発表したXbox One/PC向けMMO『ION』が開発中止状態にあることを報じています。
本作は、2015年のE3で行われたMicrosoftのプレスカンファレンスにて発表されたタイトル。Dean Hall氏率いるRocketWerkzと、SpatialOSゲームエンジンを手がけるImprobableとの共同開発であった本タイトル。MORPG『Space Station 13』に影響を受けたというその内容は、宇宙ステーションの建築やそこでの生活を主題にしており、ステーションの内部に対して精密なシミュレーションが行われることが特徴となる模様でした。
今回の開発中止の公表について、Improbableは、Eurogamerに「『ION』はRocketWerkzとImprobableの共同開発として考えられていましたが、多くのことがそれから変化しました。Improbableは現在『ION』に取り組んでいませんが、RocketWerkzの現在または将来の計画についてはコメントできません。」とコメント。
Dean Hall氏は同様にEurogamerに対し、『ION』の開発中止について「『ION』は、Improbableのような技術を持った会社の元でしか作成することはできません」として、氏がニュージーランドへと帰国した2016年夏以降、同作は開発されていなかったと語りました。また、Hall氏は他の理由として「RocketWerkz自身でコントロール可能なプロジェクト」を重視することを述べています。
なお、RocketWerkzは2017年3月末に開催予定のEGX Rezzedにて新たなゲームの発表を予定しています。