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『CoD: WW2』全国大学生対抗戦はチームT.Aが優勝!学生同士の本気がぶつかり合った大会レポ

SIEJAが3月11日に、六本木のニコファーレにて人気FPS『Call of Duty: WWII』の大学対抗戦である「『コールオブデューティ ワールドウォーII』全国大学生対抗戦」を開催。白熱の試合となったこの大会のイベントレポートをお届けします。

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(以下、SIEJA)が3月11日に、六本木のニコファーレにて人気FPS『Call of Duty: WWII』の大学対抗戦である「『コールオブデューティ ワールドウォーII』全国大学生対抗戦」を開催。白熱の試合となったこの大会のイベントレポートをお届けします。

この大会は、日本国内の大学生と短大生、大学院生、高専生を対象に2017年12月5日からエントリーを受け付け、2018年1月27日のオンライン予選を経て、そのなかから決勝大会の舞台に上がれたのが、北海道情報大学の“G2”、千葉工業大学の“CIT”、名城大学の“Ah^~My heart will be hopping^~”、東京電機大学の“ブンブンハローTDU”、近畿大学の“むらしんちゃん”、城西大学の“Castle”、日本大学の“Leon United”、東京アニメ・声優専門学校の“T.A”の8チーム。



左から北大“G2”、千葉工大“CIT”、近大“むらしんちゃん”、城西大“Castle”、名城大“Ah^~My heart will be hopping^~”、電大“ブンブンハローTDU”、日大“Leon United”、東京アニメ・声優専門学校の“T.A”

試合開始前には、出場8チームの各代表が登壇しそれぞれ意気込みをコメントしました。さらにSIEJAのプレジデント盛田厚氏も「皆さん凄く勝ちたいと思って来ているので、その気持ちを全力でぶつけてください。eSportsというジャンルでは、今日大会に参加する人や見に来てくださった人達は皆さんを含めてパイオニアなので、ゲームへの情熱やプレイする楽しさ、視聴する面白さなどを思いっきりぶつけ、周りの人達に伝えてください」とエールを送りました。



決勝大会の第1回戦のルールは、攻撃と防衛の2チームに分かれて対戦する6ラウンド先制の「SEARCH & DESTROY」。第1試合の“G2”と“CIT”の対戦は、2 vs 6で“CIT”が勝利し第2回戦へ進出。第2試合は、“むらしんちゃん”と“Castle”が激突。お互い先制を許さない白熱した試合展開となり、6 vs 5で“むらしんちゃん”が勝利しました。

“G2” vs “CIT”。試合は“CIT”に押し切られた。

“むらしんちゃん” vs “Castle”。お互い追い上げを許さない白熱した試合となった。

第3試合では、大会常連となる“Ah^~My heart will be hopping^~”と“ブンブンハローTDU”が対戦。“Ah^~My heart will be hopping^~”が先制するものの、途中から“ブンブンハローTDU”が追い上げ3 vs 6で勝利。続いて第4試合では、“Leon United”と“T.A”が戦い、当初“T.A”が試合をリードするものの、粘り強く“Leon United”が追い上げ白熱した展開に。同点まで追い上げるかと思われましたが、最終的に4 vs 6で“T.A”が勝利を手に入れました。



“むらしんちゃん” vs “T.A”。どちらが勝ってもおかしくない手に汗握る試合が展開された。

第2回戦で対戦するのは、“CIT” vs “ブンブンハローTDU”と、“むらしんちゃん” vs “T.A”。しばしの休憩の後、開幕。ルールは相手の旗を奪い持ち帰って数を競い合う「CAPTURE THE FLAG」となります。

第2回戦第1試合は千葉工業大学の“CIT” vs 東京電機大学の“ブンブンハローTDU”。“CIT”が先制したものの両チームの腕前の違いはほぼなく接戦が展開。延長戦へなだれ込みましたが、“CIT”が勝利し決勝へと進出しました。

第2回戦第2試合は、“むらしんちゃん” vs “T.A”。ラウンド1開始時に“むらしんちゃん”がリードし、このまま逃げ切るかと思われましたが、“T.A”がギリギリのところで追いつき引き分けとなりました。続いての2ラウンド目は“T.A”が3ポイントリードし、この状態を防衛したまま逃げ切る形で勝利。決勝への切符を手に入れました。

■大いに盛り上がった決勝戦―涙を流す選手たち




決勝戦の前に3位決定戦が展開されました。第2回戦で惜しくも敗退してしまった“ブンブンハローTDU” と“むらしんちゃん”が、ある地点を占領し続けることでポイントを稼ぐ「HARDPOINT」にてバトル。

試合は序盤から、“ブンブンハローTDU”が“むらしんちゃん”に大きくリード。“ブンブンハローTDU”のポイントが200近くになった時、“むらしんちゃん”が制圧点を確保したことで、逆転の追い上げが出来るかと思われましたがこれを阻止。奮闘したものの、“ブンブンハローTDU”が逃げ切る形となり、3位を勝ち取りました。


“CIT” vs “T.A”。両チームが底力を見せた決勝戦。

いよいよ決勝戦。第1試合をマップArdennes Forestの「HARDPOINT」で、第2試合をマップUSS TEXASで「SEARCH & DESTORY」を、延長した場合の第3試合はマップFLAK TOWERで「CAPTURE THE FLAG」が行われます。試合は当初、“CIT”側がリードするも“T.A”が粘る形で追い上げました。

両チーム追いつき追い越すというデッドヒートが繰り広げられ、会場の熱気も頂点に達し声援が飛び交うほど、大きく盛り上がります。CITの粘り強いで少しづつポイントを稼ぎますが、“T.A”も果敢に追い上げます。“CIT”が勝利ポイント250に達したとき、T.Aのポイントは237とその差は13という激戦でした。



第1試合の興奮冷めやらぬまま、第2試合の「SEARCH & DESTROY」が開始。先に1勝を手に入れた”CIT”、それに対する“T.A”という形に会場にも緊張が走ります。全8ラウンドを終え、最終的に“CIT”が3ポイント、“T.A”が6ポイントを手に入“T.A”が勝利し、最終試合へと続きます。この試合は緊張感が大きく、会場内でもラウンド毎に安堵の声が聴こえました。


いよいよ最後の試合は、FLAK TOWERでの「CAPTURE THE FLAG」。序盤は“CIT”がリードし、鉄壁の守りを見せましたが、徐々に牙城は崩れ“T.A”がフラッグを確保しポイントを稼ぎます。

1 vs 2で“T.A”が勝利をするかと思われたところ、ロスタイムで“CIT”がフラッグを取り返し2 vs 2の同点となって延長線へと突入。“T.A”が旗を取り返し2 vs 3になってから試合の流れは大きく変わり始めます。ここからの残り時間から、“T.A”はポイントを次々と取得し最終的に3 vs 6となり優勝を勝ち取りました。



追いつき追い越されるという試合が展開され、会場の熱気も最高潮となった最終試合。優勝を手にした“T.A”のリーダーまこんぶ氏は「常に笑顔でと宗教みたいな勢いでやっていたので、それがチームに効いたのかな」とコメント。惜しくも準優勝となってしまったCITのリーダーこばん氏は「やっぱり悔しいですね」と述べ、優勝への難しさを「大きな壁ですね。僕は卒業してしまうのですけれどここに残っているメンバーは2年生と3年生なので、是非優勝を狙って欲しいです」と話しました。

3位の“ブンブンハローTDU”

準優勝の“CIT”

優勝を勝ち取った“T.A”

表彰式では、3位となった東京電機大学の“ブンブンハローTDU”のリーダーりこった氏は、「優勝を目指してきたのでやはり悔しいです」とコメント。準優勝となった千葉工業大学の“CIT”のリーダーこばん氏は「2位というのは悔しいですが、このメンバーでここまで来れたのは嬉しい。来年は後輩達に優勝を託して僕は卒業したいと思います」と述べました。

そして優勝を勝ち取った東京アニメ・声優専門学校の“T.A”のリーダーまこんぶ氏は「オフラインの大会で勝つというのは、こういうことなのかと現実感が湧かないですね」と、続けて来年の出場に関しては「心配はないですね」と述べ嬉しさを表しました。

最後にSIEJAプレジデントの盛田氏は、「これから卒業する人も、まだ学生を続ける人もいると思いますが、皆さんゲームプレイヤーという看板を背負っています。ここからの5年ぐらいはゲームエンターテイメントの重要な年になると思うので、ゲームの楽しさを皆に伝えて欲しいと思います」と話し、大きな拍手が送られて終了しました。




またイベント終了後にメディア合同インタビューが実施され、東京アニメ・声優専門学校の“T.A”のチームに話を聴くことが出来ました。リーダーのまこんぶ氏は「素直に最高です!」とコメントし、続けて「前年は1回戦で負けることがあって、皆それを悔しがっていました。“今年こそ”と奮起して練習した結果が今年かなと思っています」と述べ、最終試合でフラッグを多く運んだトキノメ氏は「皆に守られている感じは、大統領みたいな感じで仲間が道を作ってくれているようでした」と語りました。




さらに、3位となった東京電機大学の“ブンブンハローTDU”のリーダーりこった氏と、千葉工業大学の“CIT”のメンバーありしぜーしょん氏にもお話を伺いました。両者に、今回の大会で一番熱かった瞬間を聴いたところ、ありしぜーしょん氏は「TDUとの試合の最後の1分間でした。5 vs 5からの延長戦はどちらが勝ってもおかしくなかったので」、りこった氏は「(ありしぜーしょん氏の発言に続いて)同じく残りの1分間で、あと20秒僕らが耐えてれば、もっと延長できたのですけれど、その20秒耐えられなかったのが凄く悔しくて熱かったです」と述べました。

《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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