海外Amazonにて、11 bit Studios手掛ける『Frostpunk』やHaemimont Games手掛ける『Surviving Mars』などの"格安海賊版"が流通していたことが海外メディアより報道されています。
Kotakuによると、この事実はRedditユーザーの報告により発覚したもので、当該のAmazonストアページでは実際にPC版の『Frostpunk』や『Surviving Mars』などが通常の約1/10の価格で販売されていたとのこと。記事執筆現在、これらの海賊版タイトルとみられる商品は購入不可能になっていますが、ストアページ自体はまだ存在しています。
また、この報告を受けて実際に海賊版を購入し、その実態を調査したユーザーの報告によれば、今回流通したバージョンはGOG.comにてDRMフリーで販売されたゲームを「Ace Media Group LLC」という名義の独自インストーラーで再パッケージ化し、Amazonに提出したものである可能性が高いとのこと。
その証拠として、ダウンロードしたファイルのインストールディレクトリの中にGOG固有のメタデータファイルと、GOG Galaxyのクライアント統合に用いられるdllファイルが発見されたことが伝えられています。ちなみに、これらの海賊版ではインストーラーは正常に起動するものの、アンインストーラーは動作しないことも報告されています。
この問題に関し、『Surviving Mars』側の関係者は早くも対応に動いており、公式SNSなどでは海賊版を購入したとみられるユーザーに確認や払い戻しを勧める呼びかけが行われています。一方、『Frostpunk』側については記事執筆現在まだ公式な声明などは確認されていません。
なお、今回の件についてAmazon側はまだ公式に反応を示しておらず、Kotakuによる問い合わせにも応えていないとのこと。海賊版の存在はゲームの売り上げに大きく影響しかねない問題でもあるため、Amazon側には今後の適切な対応が望まれます。
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